ダンスファン 12月号/2007 Q&A
ダンスファン 12月号/2007
P47
Q&A
………より引用
『Q ラテンダンスでの軸はどこにありますか?
お互いが離れているので どこに相手との軸があるのか良く分かりません』
『A 軸には複数あります ひとつは自分自身の軸です 自分の中心線(センター)と呼ばれる 但し実際に忠実に行なってしまうとバックバランスになるので気をつけて下さい
2つめは 相手との軸です 「セントラルポイント」と呼ばれるものでお互いの手を結んだところにあります』
『質問者は 恐らく 軸を中心に回転する(身体全体が回る)と考えられていると思いますが 回転ではなく「ツイスト」することが大切なポイントです
ツイストの定義ですが 教科書に「ツイスティング」とあり 【このアクションは 単にヒップのみで始められる(例:女子のヒップツイスト)】と書かれています
ですから ヒップだけを回し 次への前進になります
正しくは 《セントラルポイントを意識し 女子はヒップをツイストする》と説明すると分かりやすいでしょうか』
………Juteline says
ラテンは 初級者の方には 分かりにくいので 細かく説明してみましょう
『自分自身の軸は センター(中心線)』
初級者の方は センターを意識することが少ないと思います
センターは どこにあるのでしょうか?
背骨よりも 少し前の方に在る…とイメージして下さい
ヘッドは後ろ側で背骨とつながっていますから 少しあごを引いて 首筋を上へ伸ばした形で ヘッドのてっぺんから串刺しにイメージしたラインがセンターです
センターを最も意識する時とは (ボールバランスにまっすぐに立つ)事を練習する時です
ラテンは ポジションと足順が適合しさえすれば それほど制約無しに色々なフィガーへ接続することが出来ます
ところが スタンダード(モダン)では 例えばタンゴでは ツイストターンをスクエアエンディングしたあとは バックコルテに接続するようにして 男子前進には接続してはいけない…と言うように制約があります
(ボールバランスに立つ)とは 前後左右に動きやすい形で まっすぐに床に立つ…と云う意味です
ボール(拇指球の意味じゃなくて ボールとトウの両方を意味します)の上に ヒップの中心が乗り ボディーの背骨よりも少し前の部分が乗り その上にヘッドのてっぺんが乗り ひざはニーバックしますから 横から見ると 身体全体が前に傾いて見えます
ラテンの(まっすぐに立つ)とは 前傾姿勢に立つ事を意味しています
(センターを引き上げる)とは 回転しても倒れないようにする…と言う意味です
見た目の外見が目的じゃないのです
センターを引き上げるには ボールとトウとアンクルとレッグ(脚)の内側の筋肉を使って 床を踏み抜くようにプレスして その床からの反発力を感じながら へそ下筋肉やへそ上筋肉やみぞおちを 引き上げるようにして ショルダーを下ろして 首を伸ばしてヘッドを引き上げます
もうひとつの センターを意識する時とは 回転する時にセンターをぶれないようにすることです センターがぶれなければ素早い動きがしやすいわけですセンターをぶれさせないためには 身体をねじってから元へ戻るハズミを利用して 素早い回転とキレのある動作が出来る訳です
※ プロの云う【絞り】とは ねじる意味です
雑巾を絞る…と云えば ねじる他にも 強く押し付けて水分を抜くことも意味していますですから 【絞り】よりも 【ネジリ】【よじり】【ひねり】の方が イメージが浮かびやすいと思います
『相手との軸はセントラルポイントで 2人の手を結んだ所』
ホールドハンドを2人の中心に維持することが大切です
クローズドポジションでは 男子左手と女子右手をつないで2人のひじを近寄せていますから ハンドホールドのつないだ部分を 2人の中間になるようにホールドします
オープンフェイシングポジションでは ひじと脇の下を閉じる感じで ホールドした手の部分を 2人の中間になるようにします
サイドバイサイドポジションでは ニューヨークやハンドトゥーハンドで ホールドハンドを動かすラインが 2人の中間を一直線に移動させるようにします
センターとセントラルポイントを意識しながら ゆっくりと練習することが大切です
(足型を覚える)とは 足順だけを意味するのじゃなくて センターとセントラルポイントを意識しながら 2人のコネクション(関係)を覚えることも 意味しているのです
『回転ではなく「ツイスト」することが大切』
初心者の方が 初めてルンバを習う時に 【フォワード・ウォーク・ターニング】を 誤って回転するやり方を悪いクセとして身につけてしまいます
この最重要ポイントを 先生が指摘しているのだと思います
ワルツの回転方法
先ず ワルツの(回転するやり方)を確かめてみることが先決問題です
ワルツで多用する回転方法は ステップ足を踏むまでに前もってCBMを入れます ステップ足と反対側のサイドを先行させます 次に ステップ足が支持足になってから 先行サイドとボディー重心が 支持足を先に通り越してから あとから 支持足を同じサイドが遅れて通り越します
重心が移動する力によって 支持足が前進ならば ボール・ターンしますし 後退ならば ヒールが下りるまでに少しボール・ターンして ヒールが下りてからは 移動足を外股状にトウ・ターンアウトします
以上のようなやり方は ルンバでは用いません
スピン・ターンのミス・コーチ
次に 皆さんが間違えてコーチされた【ピヴォッティング・アクション】(要するにピヴォット回転)を確かめてみましょう
ワルツのスピン・ターンの第4歩女子右足を 重心を移動しながら 左足を左ひじの下へ振り出して回転する(前記と同じ回転方法)を 教え込まれた初級者の方が多い…と思います
この貴女のスピン・ターンは ミス・コーチ(誤り指導)…と考えて下さい
正しいスピン・ターンのやり方
正しいやり方は 第4歩女子右足を 完全に前進だけを 先ずやって下さい
前進しながら回転する…のじゃなくて 【前進だけを済ませておいてから】【左足は振り出さないで 後ろへ残したままで】【ルンバのヒップ・ツイストと同じ感覚で 右サイドを引く動作によって】【右足1本足だけで】…右回転して 下さい
この回転方法を (1本足回転を) 【ピヴォット回転】【男子ピヴォット・ターン 女子ピヴォッティング・アクション】…と言います
ナチュラル・スピン・ターンは 実際上は 第1歩~第4歩までが 【ナチュラル・ピヴォット・ターン】と言います
次に 第5歩で後ろへ残して着地した左足でボール・ターンしながら 低いロアーの状態で 右足をブラッシュしてから (カウント2の後半で)ライズする事を 【ブラッシュ&ライズ】…と言います
ワルツのピヴォット・ターンは 本質的には オープン・ヒップ・ツイストの女子第3歩右足での【フォワード・ウォーク・ターニング】と同じ回転方法…とイメージして 練習して下さい
違いは ワルツは 上半身にねじれを作らないで 【one-piece ワンピース(上下つなぎ)】で 右サイドを引くことによって ヒップ・アクションをしていることです
フォワード・ウォーク・ターニング
オープン・ヒップ・ツイストでは one-piece ワンピースじゃなくて セパレーツの水着(ブラジャーとパンティーのビキニ水着)のイメージで 上半身をねじっておいて ヒップの右サイドを引いて 1本足回転をします
次の ステップが前進なので 左足を引き寄せます
【右サイドを引いて回転する】と言う点から スピン・ターンの【ピヴォッティング】と 同じなのです
オープン・ヒップ・ツイストは (右サイドを引かない)…と思い違いする女子の方も居ると思いますので 念のために言いますと 右手で男子に寄りかかります つまり 男女が押し合います 次に 男子左手がリードする瞬間に 女子右手を同じ力で押し返すことによって 結果的には ヒップ右サイドを引いて回転しているのです
ルンバの回転方法を練習する順序
1.ツイスト系の回転方法
オープン・ヒップ・ツイストの女子第3歩右足
スリー・スリーズの女子第3歩右足
2.スパイラル系の回転方法
オープン・ヒップ・ツイストの女子第5歩右足
ホッケー・スティックの女子第5歩右足
カールの女子第3歩右足
3.アレマーナ・ターンの回転方法
アレマーナの女子第4歩左足
4.スパイラル・ターン
スパイラルの女子第3歩右足
5.スリー・スリーズの女子第6歩左足
ツイストのやり方では 回転出来ないと思います
ネジリを少なくして ねじれを無くしておいてから ショルダーとヒップを一緒にして 手と足一緒の感覚で 左サイドを引きながら 同時に右サイドを推し進めるようにして 揃えた右ボールを床にスライドさせて 左トウを追い越そうとする感じの左回転をしながら 左ボールを軸にして 左回転する……このようにイメージしないと回転しにくいと思います
この回転のやり方は ワルツ回転と同じやり方だと思います
回転のコツ
1.下から先に回り始めるのか?
上から先に 回り始めるのか?
……を着眼して下さい
2.上下どちらから先に回り始める時でも ヘッドは残すようにしてから 遅れて時間差をつけて 首のネジレを戻すように 急激にヘッドターンをします
この時間差ヘッドターンによって 回転軸がぶれないようになります
ヘッドは 背骨の上に 後頭部がつながっていて 10キロと重いので ショルダーとヘッドが一緒に回転しますと 本当の回転の中心軸をずらせてブレを生じるようになる……と思います
ツイスト以外にも 以上のような色々な回転方法があるので 上記5種類の回転方法を ゆっくりと何千回~何万回と 反復練習して下さい
『楽しくなければ ダンスじゃない』とばかりに 100回くらいの練習しかやらないで いきなり音楽スピードで動き回るために サークル・ダンスは 踊れない女子を大量生産するのです
神元先生が 『サークルで上達する~』とキャッチ・コピーをつけているように サークルは今まで上達出来なかった…ことを 神元先生が見抜いているわけです
私のキャッチ・コピーは 『踊れる社交ダンス~』と決めました
踊れることの意味…をアピールしたいと思いました
リーダー&パートナーじゃなくて リーダー&フォロワーの意味を込めています
男子は 足型を覚えてもリードが出来ない……と云いますけれども ヒップ・アクションを覚えることが 足型を覚えることに含まれますよ!
ヒップ・アクションで ワルツもリードします
ヒップを CBMかSLかで リードするのです
ですから リード出来ない男子は 実は 足型を知らないことになります
リード出来ない男子は 足型を習わないで 足順だけを習ったのでしょう!
リード出来ない男子の方は サークルを インストラクターを 先生を 変えて下さい!
ルンバの回転方法を 以上のように 分類して 習ったことのない女子の方は サークルを 変えて下さい
女子の方には 特に 足順だけを覚えたら すぐに踊りたがる人が多いのですが 回転のやり方・回転の動作原理・ワルツと同じ部分・ワルツと違う部分を 身に着けることが フォロー出来る人の条件…ですよ!
リード出来る男子と フォロー出来る女子とが ボディー・コネクション(肉体関係?!)…を楽しむ事が 踊れることの 本質的な意味ですよ!
I can't stop Dancing with You.
貴女と 踊らずには 居られない
こんな殺し文句 言わせたいですね
ダンスファン
P48
………より引用
『Q. ニューヨークをきれいに踊りたい
ルンバのニューヨークで プロの踊りを見ると 脚を踏み出した時に 身体が前傾に見えますが どのようにシェイプを作るのでしょうか?
又 チャチャチャでは スプリット・キューバン・ブレイクスが 速さに負けて踊れません』
『A.ニューヨークに限らず 踊っている時は [前傾姿勢であること]です』
『キューバンブレイクスで戻れないのは 入る前の部分に問題が多く 1のカウントの時に すでに男子は 1の右足を 女子は左足を 開く方向に足を向けることです
そしてボディーは 4&1の 1のところで 男子ならば右足の上ではなく 次に踏み出す左足のぎりぎりまで進めているようにします
決して 足の上でボディーが止まらないようにしましょう
そうして ボディーが動き続けると 音が早く感じられなくなり 俊敏に戻ることが出来ます』
………Juteline says
『シェイプを作るのでしょうか?』
シェイプ・姿形を外見上から見える形で考えることは 『見た目からの判断で真似する事は意味の無いこと』 先生が述べているように不必要なことです
シェイプの中身・目に見えない事柄に 考えを巡らせることが大切です
立ち姿のシェイプで分かりにくい事柄は
1.センターが背骨の上にあると思い違いすることです センターは背骨の少し前にあります
2.ハイヒールでヒップが突き出して見えますが ヒールがスライド出来ないほど ヒールを床にプレスしてはいない事です
前後左右に動きやすい重心の位置は ボール(ボールからトウまでの両方の部分)の上に 重心・センターを乗せて立つ事です
3.ひざをニー・バックさせて ヒップのセンターとチェスト(胸)のセンターを ヘッドのセンターを 垂直に乗せますと 前傾姿勢になります
ワルツは 上半身を後ろへ且つ左へ反らせるために バックバランスにならないように ひざをボールよりもずっと前に出しています
ワルツは 後傾姿勢であっても ボールの上に重心を乗せている点でルンバと同じ…と云えます
4.女子が右足前進で ボールの上に立った時には 後ろの左足が足首でつながっているために 足首が引っ張られて 左足がトウ・ターン・アウトします
そして 左足の重さ分だけ 後ろに位置している分だけ 余計にボール立ちの指バラ(腹)部分の方へ 重心を乗せるようにしている筈ですから 余計に前傾して見えると思います
このような身体内部の筋肉感覚に思いを巡らせない女子の方は 外見の形だけを真似して 左足を外向けにしますから 前進の右足が やはり外向けになっている…と思います
前進の右足は トウ・ターン・アウトはしないで まっすぐに向けて前進することが正しい…と思います
ヒップ・アクションを先にやりながら先にやりながら 右足前進ステップを踏もうとするので 右足が外向けになる…のだと思います
まっすぐにステップしてから ウエイトを乗せに行って その後でヒップ・アクションする…とイメージすることが大切…と思います
ボール・バランスの実験
いすに腰掛けさせて 目を突かないように目をつぶらせてから 他の人が 右人差し指を オデコに当てて いすの人の目を開かせて下さい
そして そのままで 椅子から立ち上がらせて 見て下さい
腰の軽い子供さんでも 立ち上がることが出来ませんよね!
即ち 椅子から立ち上がるためには ヘッドをトウよりも前に出して ウエイトをボールの上に乗せてから ひざを伸ばす…動作が必要なのです
オデコを押されたのでは ボールの上にウエイトを移動出来ませんから バック・バランスになり 立ち上がれません
『スプリット・キューバン・ブレイクでは 1の時に 男子右足を右に向ける』
『ボディーは 男子右足の上ではなく 左足のぎりぎりまで進める』
4&1 を 更に 分割して数え直して 4&・1& とカウントして 1&の【&カウント】の時には ボディー重心が 男子右足を通り越している…支持足の右足の上にボディー重心を止めない…この点を 先生が説明しています
【&カウント】の短いタイミングの中で 男子右足を 1/8右ボール回転させて ウエイト・バランスを 右ボールよりも先へ通過させる……このことがっ大切であり 初級者の方には 難しいテクニックと思います
移動足の左足は ひざを曲げて引き寄せて来てから ニューヨークの方向へ スパッとひざを伸ばして 左回転のヒップ・アクションを入れて 次の 左足っチェック前進では 左足がトウ・ターン・アウトする……事になります
体重移動は やらないでおいて センターをまっすぐ 床に垂直にした状態で 右アームを後ろへ伸ばします… と ヒップ・アクションとショルダーとの間にねじれ(ヨジレ)が出来ますから このヨジレを戻す力を ハズミに利用して 2&・3 の&カウントで 右ボールを軸にして 素早く左回転で戻ることが出来る……このようにイメージして 練習して下さい
※ このニューヨーク・スタイルのスプリット・キューバン・ブレイクは ダンスファン12月号/2007 サークルで上達する社交ダンス【チャチャチャ編:第2回】の バリエーションの形の サイド・バイ・サイド・ポジションでの ノー・ホールドでの スプリット・キューバン・ブレイクとは 回転のやり方・ボディーの向け方が 異なります
ノー・ホールドで 一人踊りをやる時は やり方が違う……事も理解して下さい
素早い回転は 重心の位置を オーヴァー・ターンにして ボディーを支持足よりも先行させて ボディーを投げ出してから ヒップアクション動作をするテクニックによって キレのある素早い回転を出来ることになり 音楽に遅れ無いことになります
この点を 初級者の方に 分かりやすく説明して見ますと~
前進のハーフ・ベーシックであるフォワード・ロック・シャッセをやる時のテクニックは カウント2・3で 後退チェック足から左足へ戻る時に ボディー右サイドを先行させて SLの形になります
SLで 第3歩右足を前進してから 第4歩左足を トウ・ターン・アウトの形でロックしてから この 4& の &カウントの部分で 右足を出さないように我慢しながら ボディー重心を前へ移動して オーヴァー・バランスになります
左ひざで 右ひざ裏側が押されますから 右ヒールが上がり右ひざが曲がります
次に カウント1の瞬間に 右ひざを伸ばしますから 切れの良い右足前進に見えるのです
この左足での送り足を意識して下さい
初級者の方は 左足の上に長い時間立ったままで 右足を前に出す感じなので 足元がバラケて見えると思います
前進ロックでは 右足の抜きを遅くやりますが 後退ロックでは 左足の抜きは 早めにやります
このようなイメージで練習して下さい
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