ダンスファン10月号/2007
競技ダンス研究 ダブル・リバース・スピン
ダンスファン10月号/2007
P54
競技ダンス研究
ダブル・リバース・スピン
~オープン・テレマークとの比較~
………より 引用
Juteline says
この金沢正太さんのシリーズは ベーシックフィガーについて 中級者の方が見逃しそうな事柄に関して とても具体的に細かな考察と解説をしているので すごく参考になると思います
中級者向けなので 初級者には 難し過ぎるのですが 私の体験上から最も悩んだフィガーが 【オープン・テレマーク】と【ダブル・リヴァース・スピン】と【ナチュラル・スピン・ターン】でしたので 初級者向けに必要な説明をして見ましょう
P55の足型図を見て下さい
すばらしく正確な見やすい足型図です
【オープン・テレマーク】と比較するために ダブル・リヴァース・スピンの回転量はオープン・テレマークと同じような【アンダーターンのダブル・リヴァース・スピン】で 描かれています
ダブル・リヴァース・スピンの女子の第2歩左足のボール・ターンが描いてないのは (2&)と2のカウントが短いタイミングであるからです 実際は少しボール・ターンが入ると思います
オープン・テレマークの女子第1歩右ボールターンが描かれていませんが 実際はボールターンが入ると思います
女子の第1歩右足での【ヒール・ターン】を よく見て下さい
女子に多い間違いは 【左足を引き寄せてきて揃えてから 左右の両ヒールでヒールターンをする】…と云うやり方をする人が多いことです
あるいは 【始めに右ヒールでヒールターンしてから 後半は左ヒールでヒールターンをする】…と言うやり方(右ヒールターンから左ヒールターン)を教える女性先生も居ます
私は 金沢正太さんのこの足型図のやり方が正しいと思います
即ち ヒールターンは 右ヒールターンだけで行います
その具体的なやり方は 私が他のコンテンツで説明しているように………
女子右足を 男子の外側回転を妨げないように 右寄りの方向へ右トウで後退します
右トウで着地した瞬間が カウント1のビートです
次に トウからボールが下りてボール立ち(ボールからトウまで・ボールから指腹までの部分で立つこと)になった時に 左回転のリードを受けるために 右ボールを軸にして少し左回転します(これを右ボール・ターンと云います)
ウエイト・バランスを右ヒールの上に乗せる感覚で 左足を引き寄せて来て 右ヒールが床に下りた時に左足が揃います
ここまでの時間タイミングが 1の前半です
次に 1の後半(&)の時間でやるべき事柄は 右ヒールを下ろしておいて 左ヒールを見えないくらいに少しだけ床から上げて 左ボールを床につけておいて 右ヒールを回転軸にして右足を左回転させます
左ボールは 右足に押されて横滑りするような感じで 揃えていても右ヒールだけで回転します
この時までが 1の後半(&カウント)です
次に カウント2の瞬間に 左足へ体重移動しますから 左ボールを回転軸にして左回転します(これを左ボール・ターンと言います)
このように ヒール・ターンは 右ヒールだけで回転動作を行います
その理由は カウント1は 右足バランスで立つことが常識である…からです
【左ヒールもヒール・ターンに用いる】…と教える先生は カウント1の時に【左足へ体重を移動しなさい】…と教えることと同じわけですから 常識上からも間違いである……と分かりますよね!
以上のヒール・ターンは オープン・テレマークにも ダブル・リヴァース・スピンにも 共通の事柄です
男子が 女子にヒール・ターンをさせるリードは どのようにするのか? この点が 初級者の方にとって悩みの種だと思います
┏━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ヒール・ターンさせるには?┃ ┗━━━━━━━━━━━━━┛ ↓ ↓ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃女子左足をパスさせない・後退通過させない┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ↓ ↓ ┏━━━━━━━━━━━┓ ┃左足を揃えさせるには?┃ ┗━━━━━━━━━━━┛ ↓ ↓ ┏━━━━━━━━━━━━━┓ ┃支持足のひざを曲げさせない┃ ┃ひざを伸ばさせる ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━┛
※ 後退する足を後ろへ用意するには 支持足のひざを曲げる…と云う【後退の予備動作】が必要です
先ず 女子が左足をパスするケースを考えて見ましょう
男子が左足前進してから 大きな歩幅で右足を横へ踏もうとして 左足でゆっくり回転しながら 右アームを横へ移動させれば 女子左足がパスして女子も横へトウ・ターンアウトして 左足を横へ開くことになります 左足を揃えることが出来ません
この場合のライズは リヴァース・ターンのライズ方法であり 1の後半でライズし始め → 2でライズ継続……と言う【漸増的ライズ】のやり方です
女子は【漸増的ライズ】をやるのですが 男子は急激なライズをやるのです
今度は パスさせないで揃えさせるやり方を考えて見ましょう
男子左足前進してから カウント1の後半で【急激なライズ】をします この高い状態で リヴァース・ターンよりも早めにボディー回転する感覚で 右足をトウで着地して【アップ(最高の高さ)】になります
アップの高い状態ですから 右足は大きな歩幅にはなりません
女子が足を揃えた形を少し跨いで 男子右足をトウ着地しますから 男子右アームの手首の下辺りに右トウを踏む…と考えて良いと思います
以上のように ライズのやり方が普段とは違う(女子のライズとも違う)…と云うことがコツなのです
急激なライズをやれば 女子がボディーを吊り上げられて 右足支持足のロアーリングが出来ないために 左足をパスして後退することが出来なくなり 左足を揃えることになるわけです
もうひとつの男子の注意点は 女子の右ヒールバランスを横ぶれさせないことです
オープン・テレマークのリードのコツ
男子第2歩右トウを着地した直後に 右足へウエイトを乗せに行かないで下さい
右足へ体重が乗り過ぎますと 女子に押されて バックバランスになり 男子右ヒールが下りてしまいます
女子の前進力に逆らいながら PPに方向転換させるわけですから 男子右トウで床を右横へ押し返すように 右足に力を加えておいてから 徐々に左足を引き寄せて来て 上半身をゆっくりと左回転させて 女子の前進力を邪魔するような感覚に動いてから 途中まで引き寄せた左足を横へ動かして PPの形に入ります
右アームが高くて 左アームが少し低い感じにして 左へスウェイします
この横方向への動き方が 女子をPPにさせるリードになります
ダブル・リヴァース・スピのリードのコツ
男子第2歩右トウを着地してから後は 女子のリードに任せる様にして 男子はフォローの役割をして下さい
カウント1は 男子がリードして カウント2&・3は 女子がリードします
男子が全部をリードしてはいけない理由は 後半部分は女子が前進回転(外側回転)ですから 前進する方の女子がリードするからです
もうひとつの理由は 男子が後半もリードしちゃうと 女子が足をロックする時に転倒する危険があるからです
後半部分は女子にリードされながらも エンディング方向を決定すること(全体の回転量を調節すること)は 男子がやらなければなりません この点がものすごく難しいテクニックです
ダブル・リヴァース・スピンのやり方
1 アンダーターン(3/4回転)
中央斜めに始めて 壁斜めに終わる
2 レギュラーターン(7/8回転)
中央斜めに始めて LODに終わる
3 オーヴァーターン(1回転)
壁斜めに始めて 壁斜めに終わる
上達への近道にかんする詳細や体系的理解には 私のGeocotiesを 見て下さい