レッスン 1 チェック・バック

NHK 趣味悠々
   初めての社交ダンス
……の本をお持ちの方は 殆んどの方が TV番組を録画しているので 【ステップのやり方・練習方法】は 説明しないで省いて テキスト本を見る時に初心者の方が気の付かない事柄だけを説明しました
ところが 最近のアクセス数増加を見ましたので 私自身は番組ヴィデオを見てはいませんが フィガー名(足型の名前)に基づいて 実際の踊り方のポイント(要点)と 練習方法についても 追加レッスンを 続けることに致します

これから以後のステップ動作説明で もしも番組ヴィデオに含まれない事柄が ありましたらば 私の体験上から 【習い始めから覚えるべき事柄】…と考えて 練習努力して下さい


チェックバック

リラックス・ホールドでチェックバックを踊ろう……とありますが リラックス・ホールドの言葉は 一般的には使われていませんし 個人レッスンの時に男の先生が女子生徒さんを 無理やり強制的に動かして 覚えさせようと 両手で動かすやり方です
一般的な教え方じゃありません
女子のホールドアームの感覚が 全く違う感じがしますので リラックス・ホールドはやらないで下さい
やはり本来のホールドの形で 一人練習をして下さい

ここで取り上げた理由は リラックス・ホールドじゃなくて 【チェック・バックCheck Back】…と言う足型(フィガー)は 大切なので 覚えて下さい……と云う意味です

(チェック)と云う動作は ペンでチェック印をマーキングする時のペンの動きと同じイメージです     つまり ステップの体重移動を中途半端にやってから元へ戻る(引き返す)…と云う動作です
(バック)は 後退する と云う動作ですが 【方向についての言い表し方は 男子を基準にします】     男子左足を前進しかけてから 後ろの右足へ後退して戻るので (チェック・バック)と云います
女子は 右足を後退して 体重移動をし始めてから 男子のリードで前方の右足へ前進して戻ります
女子が前進だから (チェック・フロント)…と記憶したくなりますが 1つの足型に 2つの名前はダメですので 【女子が前進するのに チェック・バック】…と覚えて下さい
チェック・フロントと云う足型は 男子が前に戻り 女子が後ろへ戻る…と云う足型です     フロント(前に)…と云う意味は やはり 男子を基準にします


後ろと前との 方向は 男子基準です
右と左との方向も 男子基準です



チェック・バックは コーナー(フロアの隅)で LOD(舞踏進行線)を変更する時に用います     あるいは 他の組との衝突を回避する時にも 用います


男子のチェック・バック

壁斜めに面して
第1歩 左足を前進 カウントS
第2歩 右足へ戻る カウントS
     CBMを入れる
第3歩 左足を ニューLODの壁斜めに向けて 横 カウントQ
第4歩 右足を引き寄せて来て 揃えて閉じる カウントQ

1歩目は 壁斜めに面して 左足前進ですから 先ず 両足を揃えて右足に体重を乗せて(右足を支え足にして・支持足にして) 立っています

足順説明(ステップ説明)では 第1歩前進がS…と書きますが 実際の動作とは タイミングが異なりますので 注意して下さい
実際の動き方では 右足で立ちながら 右足の(予備動作)によって 左足(移動足)を前方へ移動させながら ステップ予定位置へ 左足を用意するまでの間は 第1歩じゃなくて 1つ手前の足で行う(予備動作)です ←このカウントは 1歩目カウントSじゃありません     次に左足を踏みとどまった瞬間・つまり左足へ体重移動し始める瞬間が 第1歩の始まりで Sカウントの始まりです

ここで頭に入れて欲しい事柄は
1)前進歩を用意する為の【支持足でやる予備動作】 があります
2)左足前進S…の意味は 左足で立ち続ける時間がSカウントです →つまり左足で立ちながら 2歩目の右足を前進用意して 右足を移動する時間が第1歩のSカウントなのです

左足を移動する時間は Sじゃありません!
左足を着地して立ち続ける時間・タイミングが Sの長さです
Sは 2拍で1歩を踏むことです
ですから 左足で 1―2 の2拍の間 立ち続けます

以上のように 足順説明と実際の動作には タイミングのズレがあります

習い始めの人に
 (予備動作)を教えない為に
 (タイミングのズレ)を教えない為に
初心者の全員が 音楽よりも はるかに遅れて動いています

踊れると思い込んでる?初級者のワルツでも やはり音楽から かなり遅れて動いているように見えます

ヴィデオを見る時に 音楽リズム・音楽拍子の ビートを聴いた瞬間にステップ足の爪先の上を ヒップ(お尻じゃなく前面も含めて・骨盤の意味)が通過しているように見える人が 踊れる人なのです ←この点を見分けるように ダンスの見方も 練習して下さい
お手本のダンサーの動きは そのように見える筈です


以上 ここまでは ちょっと 理屈っぽくて 脳みそが汗かいて?疲れたかも知れませんね
このように 脳みそに汗しながら 頭の中に正しいイメージをインプットして下さい     頭の中の CPU(センター・プロセシング・ユニット中央処理装置)が 高性能じゃないと アウトプット装置・端末機器の 脚・足が 正確に動きません      この意味から Juteline が【ダンスは 頭で覚えるもの】…と云うのです
悪い癖が 着かないうちに 習い始めのうちに 正確なイメージを頭に入れることが大切です


チェック・バックの第1歩左足に体重を乗せながら 左ひざを曲げて左足首を曲げて 左足の土踏まずの辺りに重心が乗った事を感じたら 次には 左足首を伸ばして左ひざを伸ばして重心を後ろへ戻します     同時に 引き寄せ始めていた右足を右トウで床の上を滑らせながら 右足の裏を後ろの人に見せるような感じで 右トウを後ろへ用意します
次に 左トウが床から上がってから 右足を踏みとどまります(着地します)     この瞬間が 第2歩の始まりで 第2カウントのSの始まりです
この2歩目をステップ用意する時に ヒップの左サイドを引き下げるようにします(右の移動足と反対側の左サイドを引き下げて先行させる動作を【CBMスィービーエム】と云います)

次に 右トウで立ち続けながら(右足を支持足にしながら) 更に左ヒップを引くようにしながら 左トウを外側へ向けて 斜め後ろへ左足を移動させます     そうする事によって 右ボール(右拇指球から爪先までの部分)を軸にして 右足が少し左回転してから 右ヒールが下りて右足フラット(平踏み・ベタ足)になります 
この時には 両足が(逆ハの字)形に開いた形になります     この形で左足が踏みとどまり着地します
この時の足の向きは
右足が LODの壁斜めに向いていて
左足を ニューLODの壁斜めに向けて
ヒップ前面の向き(ボディーの向き)は ニューLODの壁の方へ向けます
この左足のステップ位置を 【トウ・ターンアウトして横】…と云います
この左足を着地した瞬間が 第3歩Qの始まりです

次には 左足を動かさないで固定しておいて ボディーと右足を左回転させながら 右足を引き寄せて来て 揃えて閉じます
閉じた右足に 体重移動する瞬間が 第4歩Qの始まりです

次に 右足で立ち続けながら 右足首を曲げて右ひざを曲げて ヒップを前方へ推し進めます
この時に左足は大きく出そうとする感覚は無くて 感覚的にはヒップの下へ左足を用意する感じです
この動作が 次のフィガーの第1歩をステップ位置へ用意する為の(右足での予備動作)です


前進するにも 後退するにも 必ず 支持足での【予備動作】が行われます

男子の予備動作が無いと 女子には合図の無いままに 突然に引っ張られたり 押されたりするので女子が転びそうになります
 

女子のチェック・バック

壁斜めに背面して 右足体重で立ち
第1歩 右足を後退 カウントS

支え足(支持足)の左ひざを前に出しながら 右脚をヒップの下から後ろへ伸ばすようにして(ヒップを引かないでヒップが少し前へ移動しながら右モモを後退用意して) 右トウで床をすりながら早目に右足を用意し始めます     この左ひざを前に出す動作を(右足後退のための予備動作)と云います

次には 左足首を伸ばし 左ひざを伸ばしながら 右足の裏を後ろの人に見せるような感じで 右足トウで後ろへ歩幅を大きくしながら後退用意します

次に 左トウが床から上がり左ヒールになってから 右トウで踏みとどまります
     この瞬間が 第1歩Sカウントの始まりです
右トウで踏みとどまってからは 右足首に力を加え続けながら(右ヒールが下りるのを遅らせながら)右足の方へ体重を移動し始めます    この時に左足は ヒールで床をこすりながら引き寄せ始めます

次に 左肩甲骨下に男子右手で押される圧力を感じたら すぐに右ひざを曲げて右足首を曲げて 体重を前方へ戻します
そして 左ヒールを滑らせながら 左足を前方へ用意して左ヒールで踏みとどまる瞬間が 第2歩Sカウントの始まりです

左ヒールで着地してからは 左足首を曲げて左ひざを曲げて 左股関節を伸ばすようにして 早めに体重を左爪先の上に乗せるようにします(早目に前バランスになる)この時に 左足で立ち続けながら ヒップの右サイドを推し進めて先行させるよ9うにします     右ヒップを先行させながら 右足を斜め前にステップする感じで 体重も左足よりも右寄りの方へ移動させます
そうすることによって 左ボールを軸にして 1/8左回転して 結果的には 右足横になります     この右足横へ着地した瞬間が 第3歩Qカウントの始まりです

この時の向きは
両足ヒールが ニューLODの壁に向けて
ボディーの背中も ニューLODの壁に向けて
……います
足とボディーが 同じ向きの形を 壁に【背面する】…と云います

3歩目右足へ体重移動しながら 右ボールを軸にして1/8左回転しながら 左足を引き寄せて揃えて閉じます     この閉じた左足へ体重移動する瞬間が 第4歩Qカウントの始まりです
次に 左足で立ち続けながら 左ひざを曲げてヒップを少し前に移動しながら 同時に 右足を後方へ用意し始めます
この左足での予備動作の後に 左足首を伸ばしてボディーを後方へ送り出しながら 右足トウで床をすりながら 後ろへ後退用意します