今日は、本業のご報告を致したいと思います。

私は現在、津軽三味線の演奏家として、コンサート、イベント、学校講演などの演奏活動と、カルチャーや音楽教室での津軽三味線の指導を致しております。

それらの活動の中でも、学校での講演が一番好きで、またこれに力を入れております。

昨日は、静岡市立の玉川小学校&井川小学校そして、玉川中学校の生徒さんをまで含めて、60人ほどを対象にやって参りました。


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この講演事業は、静岡市教育委員会の主催事業。「次世代育成、スペシャリスト派遣」の講演活動です。

私はこの事業に、7年携わって参りました。

今回は、静岡市の安倍川をかなり上った山間部にある、小学校一年生から中学二年生までの子供たちが対象で、それに父母や地域のお年寄りの方々も自由参観という形で行なわれました。

津軽三味線の演奏と、津軽三味線の生い立ち、ボサマと言われた目の見えない人達が始めた、厳しい生活でのその生き方、などを話しました。

また自らの、小学校時代の自分の姿なども、ありのままに語りました。

勉強が出来なく、どうしようもない悪戯小僧でも、努力すればこの様にもなるれるんだよ、と語ってきました。

最後に、皆の感想を聴きましたが、「三味線の音色がスッゴク良かった」と、小学生のほとんどが、言ってくれたのです。

私は、音についてはオーディオ専門メーカの山水電気を25年努めており、音に対する哲学を持っておりました。

その為、現在手にしている三味線は、納得した音色を出したいと、三味線の材料は自ら原木から音色で吟味した特注品であり、また一番重要な皮も自分で吟味し、ばち、糸、コマ、に至るまで、全て音色の良いものを選んで使用している。

その音色に拘る私の探究心が、私の生き様であり、その音色の素晴らしさが、ストレートに言葉でない説得力として伝わっていた事に、非常に満足を覚えました。

これはどこの学校で行なっても何時も同じ反応なのです。

私の学校講演は、その演奏の卓越なる技と、三味線から放たれる澄み切った音色と、語りの声音から、そして全身からほとばしる熱意が、無言の教えとなっているのです。


バール・クリシュナ・フミオ