哲学的に人間と言うものを捉えると、「人間は物質としての肉体動物、そして精神的存在としての魂の認識」、この二つの間に存在するから人間(じんかん)と言うのです。

このじん間と言う捉え方も、道徳や倫理レベルの段階では「人は、人と人の間で生きていくから人間と言う」と言った認識と、もう一段階上の宗教的観点から捉えた場合は「人間は六道輪廻の修羅界と天上界の間に位置するから人間と言うといった認識である。

一般的に人間はこの「宗教観としてまでの認識」で生きている人が殆どであり、自分は魂の存在であると確信して生活している人は殆どいないでしょう。

その魂としての自分の存在に立脚した意識こそ、これから本当の生き方を模索するスタート台に立つことができるのです。


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バール・クリシュナ・フミオ