日経平均マイナス２０００円超。ここは鈍感になろう

昨日8月2日、日経平均株価は-2,216.63円 (-5.81％)と大きく下がった。

これは、史上2番目の下落。

「下落」に対して耐性がある僕でも、出先から帰り、株価を見てびっくりした。

マジか、、今日だけで〇千万やられてる。。

まぁ、こんなこともあるか。

新NISAで始めた初心者の中には「もう、こりごりだ」と株をやめる人もいるだろう。

しかし、投資は「継続」することが大切だ。

辛抱してほしい。

では、この場面をどのように考えるべきか。

急激な下落は、誰にとってもショッキングな出来事だ。

こうした下落は、１つの要因だけでなく複数の要因があり、

さらには心理的な要因もある。

1. グローバルな経済環境の変動

　　アメリカの金融政策　　中国の経済減速

2. 地政学的リスク

　　国際的な緊張

3. 国内の経済指標や企業業績

　　企業の業績予想　　経済指標

そして、投資家の心理が下げを加速化させる。

市場が急激に下がると、「パニック売り」に走る投資家がいる。

売りが売りを呼ぶ連鎖がさらに下げることにつながる。

さらに最近では、コンピュータ取引によるアルゴリズム売りが下げを加速化させる。

アルゴリズムは市場の動きに反応して自動的に取引を行うため、急激な変動が起きやすい。

株式投資では「損切りは早く」と「パニック売りはするな」と言われるが

これ、矛盾しているから「どっちなんだよ！！」と言いたくなる。

それぞれに考え方があるが、個人的には以下の理解をしている。

期待値で割高に買われている銘柄は「損切りは早く」

将来的にも業績がよく、割安な銘柄は「パニック売りはするな」

投資の基本は、長期と分散だ。

短期的な市場の変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが重要だ。

市場が回復するまで待つ余裕があるなら、下落時に追加投資をしてもいい。

この状況でも、高配当な優良銘柄なら買いやすいのではないか。

少し前までは、配当利回り４％前後では優良銘柄は少なかった。

しかし、株価が下がったことで選べるようになってきた。

業績の裏付けがあり、配当がある銘柄はリスクは少ない。

長期的な目線で考えたら、４％の利回りがあるなら１０年持てば４０％。

そう考えたら、怖くない。

あとは、分散投資。

リスク分散のために、銘柄を分散する、株以外にも投資するなどは必要だ。

個人投資家に必要なのは、鈍感さ。

拙速な利食いや、拙速な損切りは感心しない。

大きく勝つ銘柄が全体を助ける。

そのためには、放置も必要だ。