ヴィレチャナ(下剤療法)中の今日、一日中ゴロゴロ過ごした。
ここまでのプログラムのせいか、倦怠感で何もできない。
小刻みな睡眠を繰り返し、一年分の睡眠不足を補った。
さすがに丸一日ゴロゴロ過ごすと、眠さもなくなる。
夜になってスッキリしてきた。
こんなによく寝たのは、久しぶりだ。
東京だと、こうはいかない。
lineやメール、電話が途切れない。
次から次へと空き時間が埋まって行く。
繁雑さの一番の原因は、自己の罪悪感からくるのかもしれない。
東京という街が、忙しくさせてしまうのかもしれない。
何もしない日を過ごすと「何もしなかったな」という気持ちが残る。
それは罪悪感とまでは言わないまでも「よかったのかな」
と自問していることにはなろう。
そうしたものが、ここカイバリヤにはない。
すべてが自由なのだ。
今回はヨガの先生方、十数人が一緒。
彼女たちがそうした罪悪感のない空気を作っているのかもしれない。
やはりプロは、すごい。
アクロバティックなポーズも難なくこなす。
「あぶねえ」
僕は、やりようがないから白旗をあげ、横目で眺める。
見ていて気がついたのは、皆、他社と比べず、無理をしていないことだ。
ヨガの教えというのは、無理なく満足し、自分に優しく、だそうだ。
ヨガには興味はないが、その空気感はいい。
休息をとれること自体に感謝。
過去や未来より、今を生きる。
無理せず、満足する。
ヴィレチャナでゴロゴロ過ごした1日が、そんなことを感じさせてくれた。