いよいよ、デワが来日する。
早朝より成田空港のゲート前で、デワの到着を待つが、
飛行機の到着から1時間以上経っても出てこない。
ゲートを出て来る人たちの手荷物の様子から、
ガルーダ便が到着しているのは間違いない。
すると、携帯電話に未登録の番号から電話が入った。
「出入国管理局の◯◯ですが、今、入国者をお待ちですか?」
「はい」
「アナタのお名前を教えてください」
「◯◯です」
「どなたを待っていますか」
「Komang △△ ☓☓(デワの正式名称)です」
それからも立て続けに、下記などの質問が続く。
・宿泊予定のホテル
・日本での予定
・帰国予定日
・何年前に知り合ったか
・どんなキッカケで知り合ったか
・普段どんな付き合いをしているか
・仕事は何をしているか
丁寧に回答し、入局を許可するかと思ったら
「これから入局を許可するかしないか判断します」
おいおい、マジかよ。
「入国を許可しない、ってことあるんですか」
「もちろん、あります。ですからそれを判断するのです」
それから2~30分経ち、また電話。
「28日の彼の帰国に責任をもってくれますか」
「もちろんです」
「分かりました。今回はアナタを信頼して入国を許可します」
飛行機の到着から2時間近く経って、ようやく入国が許可された。
デワが出てきて、一安心。
実を言うと、ビザを取得するのも一筋縄で行かず、
飛行機に乗る当日にやっと取れたのだ。
インドネシア側で必要書類を提出しても取得できず、
招へい理由書、身元保証書、僕の銀行通帳の残高コピー、パスポート、
などを要求され、さらにデワの家族の同意書を要求、、、。
とにかく、面倒だった。
デワが出てきてからは、急ぎ目黒のオーナー様へご挨拶。
この方の事務所に行くと、超高級オーディオと書籍の数に驚かされる。
博学でオシャレで上品で、穏やか、こんな歳の取り方ができたらいいな。
移動して、昼食は某ホテルにて別のオーナー様にご招待いただき松阪牛。
「インドネシアの牛肉と日本の牛肉は、全然違いますね」
「馬鹿!オレらだって、こんな高級な肉を普段から食べてるわけじゃないんだよ!」
昼食後、社長がクルマ好きなデワのために、愛車コレクションの中から
アルファロメオの限定車を選択。
次の移動地、新宿ビックロまでデワを乗せ、エンジン全開ではしゃいでおられた。
デワ、いいなあ、僕も乗りたかった。
この方、海外にまで大きく事業を展開されている会社の社長さんなのだが、
立ち振舞いはいつでも爽やかで丁寧。
もう10回くらいはバリ島に来られているから、デワとも親しく、
年齢は2回り以上も年上なのに、デワのことを決して呼び捨てにしない。
「デワさん」と丁寧に呼び、対応される。
それでいて、日焼けしたサーファー。
この人、カッコイイなあ。
男の僕が見ても憧れる。
あっ、ヘンな意味じゃなくて。
ビックロでは、デワは奥さんへの腕時計のお土産、服などを買い、
原宿を回って、チェックイン、某家庭に招待されて夕食。
最後は、、「高層ビルを経験したことがないデワに夜景を見せたい」と、
デワに新宿パークハイアット最上階にて、野郎飲み。
さすがのデワも、帰りのタクシーで寝ていた。
僕もマジで疲れた。
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