原始時代
獲物を追って野山を駆け巡る
緑の森が好き
たき火が好き
青い空が好き
星を眺めていた(星が天空に満ちていた)
海辺で地平線に思いを馳せていた
海に潜って魚を追っかけていた
樹に登るのが好き

小さな頃
チャンバラが好き
樹登りが好き・・柿の木から落ちた!
樹の上に見張り小屋を造ったっけ
山の中を歩くのが好き
蛍を追いかけるのが好き・・川に落ちた!
川の中で魚を追いかけるのが好き
庭に花火で火山をつくるのが好き


もっと高く、もっと広く、もっと強く、もっと大きく、もっと激しく
時間なんてどうでも良かった。
朝まで議論することや夜中にドライブに出かけたり
夕方に目覚めたり
Jazzを一日中聴いていたり
灌木をものともせずに、踏みしだいて歩く
波打ち際でしぶきを上げながら走る


もっと元気に、もっと寝なきゃ、もっとスリムに、もっと運動
時間は厳守
夜中は寝る時間
ホットヨガにはまっている
ニュースが楽しみ
海の中をスキューバで魚のように泳ぐ
砂浜を裸足で歩きたい
庭に穴を掘って水晶や竹炭を入れる

ずっと
好奇心がいっぱい
本と出会うのが好き
海が好き
雪のなかを転げ回りたい
露天風呂でオリオン座を見るのがすき
そよ風を感じるのが好き

平安時代
牛車での午後の散策が好き
和歌のやりとりが好き
川遊びが好き
舞いを観るのがすき
部屋の中を通り過ぎる風が好き
桜の花と葉桜がすき、白い梅の花が好き
女御たちの美しい着物が好き
あの頃は、もっと時がゆっくり過ぎていた
のどかな縁側でのひと時がすきだった

未来
青い空を駆け巡るのが好き
オリオン座にゆくのが好き
プレアデスの自然の眺めが好き
地球の水や風の調べが好き
優しいオーラが好き
話さなくても思いが伝わるのがいい