葛藤と自己矛盾
ーもう嫌だ。死んでしまいたい。
これ以上どうやって息を吸ったらいいのだろう。
発狂しそうな感情を
どうにかこうにか押し込めて、
貼り付けた笑顔でヘラヘラ過ごしていた思春期。
“病んでるって思われたくない”
思春期の自分なりの脆いプライドでした。
家庭環境は比較的悪い方。
学校でもハブられていて友だちも居ない。
居た所で味方にはなってくれない。
それでも“いい子”で居なきゃいけなかったから
哀しいも
苦しいも
全部自分の腹の底に沈めて、
なんてことない様に
空元気の明るさを作り上げた。
どん底に病んでる自分と
道化を演じ切っている自分。
矛盾の狭間が苦しくて、
感情を消す事を選んだ。
痛みをなかった事にする事を選んだ。
今でも忘れられない、
高校2年生の三者面談。
「お母様から何かありますか?」
担任の先生からの質問への母の回答。
「特にないです。
この子は手がかからない子なので。
ちょっと道がズレた時に
軌道修正するくらいですかね。」
その回答を横で、ニコニコしながら
頷いていた。
でも実際は
“手がかからない”様に必死だった。
“手がかかる子”の振る舞いをすれば
明らかに機嫌が悪くなるし、
小言をあれやからやと言われる。
“軌道修正”
確かにその言葉は合っていたのかもしれない。
“母親にとっての理想”であり
“母親にとっての自慢”になるような
立ち居振る舞いをしなければ、
面倒だったから。
外向きの言葉では
「手がかからない」と
あたかも自由を尊重しているかの如く言い、
家に帰れば
友だちにせよ、趣味にせよ、何にせよ
「世間的に良い方を選びなさい」
を嫌味ったらしく言われていた。
“立派な母親”を演出する
小道具に過ぎなかった。
だから色んな感情を消して、
色んな夢を諦めて、
素直で愛想のいい人間になろうとした。
親の目のない所ではグレていました。
友だちだっていかにも母親が
嫌いそうな子たちとつるんでいました。
犯罪ではないにせよ、
あまり褒められた事ではない事もしました。
“いい子”な昼の顔と
それらの鬱憤や消化しきれない感情を
吐き出す夜の顔。
取り繕ったハリボテの自分と、
それが故に半狂乱になっている素の自分を
昼と夜で行き来した。
貧乏だったから大学進学にせよ
国公立大学以外は
選択肢としてはなから与えてもらえず、
大学進学をした所で仕送りもありませんから
学費の免除を受ける為の成績確保と
103万を超えない程度のバイトを
両立せざるを得ない状況でした。
周りの子を見て羨んではバイトに行く。
いいなぁ…
と思う気持ちと
何で私ばっかりこんなに…
と思う気持ちの行ったり来たり。
中高生の頃は環境に対して、
大学生の頃は自分がその環境から
本当の意味では解放されないんだ
という事を悟って。
こんな思いするくらいなら
さっさと死んだしまった方が楽やわ。
って思ってました。
恋愛においても
上手くいった事がなかったですし
上手くいきそうな恋愛だとしても
私が壊してしまう事ばかり。
結局同じ様な事を繰り返してしまう自分が大嫌いで
あー、私幸せとか向いてないなや。
死にた。
って思ってました。
でもじゃあだからって
実際死ぬ勇気なんてないし、
死にたいって思うくらい
頑張りたくない癖に、
幸せになろうとするから不幸になんねん
って思ってる癖に、
幸せになってみたいを捨てきれなくて
生きてみたいと思う自分がいて。
どこまでいっても大きな自己矛盾を抱えながら
過ごしていたと思います。
タロットカード【Ⅻ. 吊られた男】
先日のYouTube LIVEにて
彩乃先生を凸撃テレフォンのゲストに
お招きした際にご説明頂いた
私のパーソナルカード。
彩乃先生に講座の資料の一部を
ご紹介頂いた【Ⅻ.吊られた男】は
まさに私のここまでの人生そのものでした。
何かをこの世に残したいとか、
自分が死んでも自分の精神は生きていくとか、
正直なところ
そんなたいそうな事を考えた事はないです。
だけど、ずっと、
不自由の中で自由を求めて
足掻いていくんだろうなとは
なんとなく思います。
ご説明頂いている時、
なんて言うか、自分でも触れるのが怖くて
あんまり見ないようにしてる部分に
そっと、スッと触れられた様な気がしました。
触れられたくないはずなのに触れて欲しいみたいな
これもまた矛盾で。
だけどその矛盾さえ抱き抱えた上で
もっと自分の事見てやろうって思いました。
いよいよ本日開講です。
「あなたなら出来る」
講座資料の一部の最後の一言。
泣きたかった過去の自分がちょっと
成仏された気がしました。
吊られた男の頭に描かれたニンブス。
本当にこの世を去るその時でいいから、
生きてた意味に何か気付けたらいいなぁ
なんて。
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お申込み締め切りは本日13:00
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タロットカードの大アルカナ22枚と
数秘術の数字のマジックを紐解いて
一緒に自分を、大好きなお相手様を、
そして周りの方を
深く深く知って、たくさんの“意味”を知り
“頑張ったな”って自分に声をかけてみませんか?
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