皆さま、はじめまして。
6月11日から、バランガン新宿店にて出演いたします。琴子(ことね)と申します。

ブログで最初に何を書くべきか、思い惑いましたが、ご挨拶も兼ねて、バランガンで占い師として活動するに至った経緯を書いてみようと思います。
                  

初出演を目前に控え、私はこの約一ヶ月ほぼ家に引きこもり、本を読み続けていました。

数ヶ月の間張り詰めていた糸が切れ、無気力感に襲われ、混沌から抜け出せずにいたのです。

タロットカードもホロスコープも万年暦も、目にするのも嫌でした。

かつて私を救ってくれたトートタロットは、触れることもなくポーチに仕舞われている。なんならトートを目にする事が一番辛かったかもしれません。
タロットを手にしてから数年、こんなにカードを触らなかったのは初めての事でした。

原因は複数あって、誰のせいでもなく、
自分がそれらの事象を選択したことにあります。
どんな状況であったにせよ、
ネガティブを引き寄せたのは自分なのです。

最終的に、自分に対するやり場のない怒りのおさめ方が分からず、泣き続け、悶々と眠れない日々を過ごす事になりました。

ひとりで自由に、純粋にタロットをしてる頃が恋しくなり、逃げ出したくなっていたのです。

そんな時、読んでいた本の中の一節が目に止まりました。
実業家の高杉晋一さんの言葉です。

天命は天の裁断であり
絶対に抵抗できないものだが
これを私は因果応報と見ている。
つまり
世の中には偶然というものは何ひとつない。
森羅万象はことごとく
原因と結果があって生生流転している。


私は本を読むのを止め、
初めてバランガン新宿店へ来た時のことを思い出しました。

既にトートタロットを独学で学び、知人を中心に占っていた頃、ある占い会社のオーナーを紹介されました。
私のリーディングを見て、足りないところは私が教える。そのかわりうちで占い師として働かないかという有難い申し出でしたが、私は乗り気がせず、翌日にお断りの連絡をしました。

その時初めて、占い師を仕事にできる可能性が自分にある事に驚いたのです。
それまで占い自体に興味がなかった私には、到底現実味のない世界で、なれるわけがないと思っていましたし、なりたいとも思っていませんでした。

当時は、何をやっても上手くいかない絶望の真っ只中にいて、底からの抜け出し方も分からず右往左往していた頃です。
もう消えてしまいたいと思うような日常ならば、絶対に就かないであろう仕事をしてみようか…。

その為にはライダー版もできた方がいいのではないか、ただ、何をどうしてもライダー版が自分にはしっくりこない。
学んでも学んでも頭に入ってこない。
独学で学んでいると自分に甘くなるので、もうこれは自分を追い込む為に講座に通うしかない。そう決意し講座を探している際にバランガンを見つけました。

用心深い性格と、占いを趣味で始めてはいながらも訝しく感じていた為、ご指導くださる先生方のお顔が見えるバランガンに興味を惹かれました。
ここなら信用できそう。応募してみようかな…。

しかしコロナが蔓延し始め、世の中とは逆に仕事に忙殺されていた私は時間が作れず、応募を断念せざるを得ませんでした。

その5ヶ月後にまたひとりのオーナーとの出会いがあり、この方とは最初から意気投合したのですが、何故か即決できずに返事を保留していました。

それから1ヶ月ほどが経った頃、ネットで講座募集のバナーが出てきてバランガンを思い出し、今なら時間もあるし通えるかもしれない…。とりあえず応募だけしてみようと軽い気持ちでエントリーしました。

後日、社長と面談をすることになったのですが、その日は朝から胸騒ぎが止まらなかったのを覚えています。
心がざわざわして落ち着かないまま家を出ました。
何をどうしても騒めきがおさまりません。
時間に余裕もないのに、渋谷にあるお気に入りのパン屋へ向かいました。 

その時点で新宿へ行く気はもうありませんでした。

いつも購入するバケットが売り切れていたら、面談に行くのをやめよう。
そう決めて、渋谷へ向かったのです。

そして、バケット完売の張り紙を見て、
やはり縁がなかったんだなと、少しホッとしながら他のパンを購入すると、『777』円のお会計でした。
パン屋を出て、目の前に止まっている車のナンバーが『7777』なのを目にし、パン屋と車の狭間でしばらく立ち尽くしました。

普段なら気にも留めない数字の並びに意味があるような気がしたのです。

時計を見ると、12時40分。
面談は13時。
急いで新宿御苑へ向かいました。

バランガンとのご縁が繋がった瞬間でした。

店舗に辿り着き、階段の一段目を上がる時の胸の高鳴りは今も鮮明に覚えています。
不安と希望とが綯交ぜの高鳴りだったように思います。

それから8ヶ月後の現在、紆余曲折を経て、占い師として活動する事になりますが、これまでの事は、決して当たり前のことではなかった事を思い出しました。

占い嫌いだった私が、絶望のなかで導かれるように占いと出会い、癒され、学んできたことを。

ある時 研修で、
「皆さんは占いを信じていますか? 」
と社長に聞かれた事があります。
私は、「自分を信じてる」と答えました。

その信念は、過去も、今も、これからも、揺るぎのないものであると思っています。

あの日、普段なら気にも留めないゾロ目の数字に意味を持たせたのも自分です。

面談に行かないと決めた判断にそれでいいと肯定することも出来たのに、面談に行けという意味に捉えたのです。

きっと、不安で揺れている自分の背中を押してくれる、ひと押しが欲しかったのだと思います。

いま私は、あの日もしかしたら選ばなかったかもしれない道にいます。

その選択が、正しかったのかはまだ分かりません。
けれど、行動した事で出会えたご縁の数々を思うと、偶然とは言い難いものを感じるのです。

人はいつでも、その時の自分に必要なご縁と最適な道が用意されていて、自分が決して望んでいないようなものだとしても、ひとつひとつの選択が、いずれ、最善の道に繋がっていく。

自分を信じるとは、そういうことなのではないか、と思うのです。

占いはその、一歩を踏み出す、ひと押しのようなもので、私にとっての数字がそうであったように、不安に駆られている方の背中を支え、そっと押せる、そんな存在になれたら幸せです。


6月29日に新宿店は新店舗へ移転します。
その以前に、バランガンの始まりである新宿御苑の地から活動できることの尊さを、静かに噛み締めております。

生意気で我儘な私を、諦めずに見守ってくださった社長には、感謝しかございません。

そして、
今後ご縁がございました皆さま、
至らない点もあるかと思いますが、真摯に占わせていただきます。
その際は、どうぞよろしくお願いいたします。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

琴子(ことね)