若い頃(や子供の頃)に見たモノを
大人になってから見ると
また違って見えるって事ありませんか?
子供の頃からずっとミュージカル観劇が好きで
中でも「Le roi soleil」や「1789-バスティーユの恋人たち-」
「ロミオとジュリエット」「赤と黒」等、フレンチロックミュージカルや
王道「Elisabeth」含むヨーロッパ系の作品が個人的には好きです
中でも「Le roi soleil」はいつか本場を観てみたい!
私の小さな夢であります(結構大きめかも笑)
今日はその中で「Elisabeth」について
最初に観たのは宝塚の初演。
96年でしたので、私は小6の頃ですね。
子供の頃は「エリザベートはわがままな女性だなぁ」
くらいに思っていたんです。
無駄に意志が強くて「あんまり好きになれない」って。
フランツも気弱で女にだらしなくて
ゾフィも意地悪な姑で
トート閣下、怖い!
出てくる登場人物達、全員最悪~って(笑)
それから日本では何回も再演を重ね
なにせ音楽が素晴らしいので
上記の様に感じつつも、その後何回も観劇するのですが
25歳過ぎた辺りだったかな。
トート閣下の愛を
ここでやっと理解できるようになり
ある意味”死ぬ事への概念が変わった”
と言っても過言ではないくらい
黄泉の国に行って
トート閣下が待っていてくれるのなら
良い意味で、死ぬ事も怖くない…
そんな風に思うようになりました。
だけどエリザベートに関しては相変わらず
「お前が悪いんやん」ってぶっちゃけ思ってました
「そら、そーなるわな」とも。
まさかエリザベート(シシィ)の気持ちに
寄り添う日が来るなんて・・・
数年前、当時勤めていた会社の中で
上司からキャリアアップを提示され
出世欲も金銭欲もない私は
半年間、拒否し続けたんです。
その時、三十路も過ぎていたんですが
【責任】なんて負いたくない!と
今から思えば人生に対して少し消極的でした。
その時ちょうど母の病気が発覚して
お金が必要になったんです。
毎月、自分の生活費と母の生活費。
自分の貯蓄の中から出していましたが
どんどん、どんどん貯金の額は減り
最後の方は殆どゼロ近くまで減っていました。
背に腹は代えられないーー。
お金が必要な現実から逃げる事が許されず
仕方なくキャリアップを承諾しました。
ただ承諾するだけでは済まされるわけもなく
元々営業の会社におりましたので
キャリアップするまでの1年間
「何がなんでもノルマを達成しろ」
当然ながら数字を求められました。
数字の世界は、大変にシビアです。
あの人は優しいからとか
気が利くからとか
コツコツ頑張っているからとか
そんな事は一切関係ありません。
全ては結果、全て数字で出てしまうんです。
当時はコロナ過真っ只中。
お客様とコンタクトも難しく
数字を挙げるのに本当に苦労した事を覚えています。
後に九星を学び知る事となりましたが
この年が直近のわたくしの中宮の年でした。
基本、頑張りたくない当時の私。
のらりくらり「普通」に生きていたかった。
しかも、人の口に戸は建てれません。
「心音ちゃん、キャリアアップするらしいよ~」
そんな噂が社内で流れ始め
「上司に媚び打って取り入ってる」
そんな風に言われる様になりました。
誰も私が半年間、拒否して戦っていた事は知らない。
誰も私の母が病気の事も知らない。
お金が必要な事も、誰にも助けてもらえない事も
誰も知らないくせに言いたい放題。
会社の駐輪場に置いていた自転車が
月に3回パンクさせられていた時は
最早、怒りを通り越して笑いが出ました。
それまで「心音ちゃん心音ちゃん」ってみんな
良くしてくれた人達でした。
人ってこんなにも変わるものなんだなって
身をもって知った、そんな中宮の年でした。
お陰で何の未練もなく
翌年、異動する事となったのですが
異動したらしたで、その先でも散々色々あったのですが
それは、また違う時に機会があれば書きます。
さて、人生で初めて
【責任】という襷を掛けたわたくし。
配属された部署がちょっと特殊だった事もあり
とにかく
人に言えない事が多かった
誰にも言えないって、ある意味すごく孤独。
持っていき場のない孤独感を抱えながら
ふと「Elisabeth」のDVDを見ていたんです。
そっか、シシィの孤独感って
こういう事だったんだって。
その時、初めて
シシィの気持ちを理解する事ができました。
ただ、今から考えると
「あの時頑張って、本当に良かったな」
と思える1年でした。
今月2025年6月は七赤中宮の1か月でございます!
確かに後から考えれば良かった中宮ではございましたが
私は、中宮は嫌いです
根本の怠け者感は無くなりませんね(笑)
ひとつ欠けている七赤金星ですから⭐
四柱推命で言っても今、私は40歳ですので
ちょうど月柱→日柱へと移行している時です。
年柱と日柱が律音ですので
そーか、また10代の頃に戻るのか…とも思いつつ
西洋占星術で言うと
太陽:天秤 月:さそり で
ずっと天秤で居れる時は楽だなー
家にひとりになってさそりが出てくるとしんどい…
と思っていたのですが
最近はさそりで居る自分の方が好きで落ち着いたり
年齢域的には火星いて座をしている様なのですが
いての要素は未だ自分の中には見いだせません
ただ、確かに先生と言われる職種には
36歳の頃からずっとついていますね。
占いってやっぱり面白い
様々な占術で多角度的に見ると
本当に見えてくるものがあって面白いですよ
一緒にあなたのアナトミーを紐解きませんか?
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