Merry Christmas
今日は赤ずきんっぽいサンタの
マリコこと
美萌(もえ)でございますm(_ _)m
いやぁ…1番ドラマチックな日に
1番メルヘンから遠い私が
担当に回ってくるなんて。。。
もっと若いキャピキャピした
メンバーの方が(笑)
ほんとなんか…すみません
燃え尽きたマリコとしての3日間5公演から抜けきれないまま
あっという間にクリスマス→年末に。。
逃走後のマリコとして、
アンドロイド M-08として、
「誰かの為に生きた」
私(M-08)は、確かにそこに、
出会ったみんなの中に、
生きたんだな…
という思いの丈を
公演直後に自身のブログで
綴ってみました。。
…役について改めて書くテーマでしたね。。
マリコ/M-08は、
元陸上自衛官 三笠真理子 三等陸曹。
訓練中の事故で脳挫傷から
脳死判定を受け植物状態に。
両親が「命」を繋ぐ手段としたのが、
アンドロイドにすること。
三笠真理子としての生を止めることと等しかった。
自身が元人間とは知らず、
何故か脱走するM-08。
そして、最初に出会う
自称ダンサーの 加藤。
皆さんお気づきだったでしょうか。
M-08は、加藤に名前を尋ねられて、
咄嗟に「マリコ」
と名乗ります。
技術の集大成を誇った
アンドロイドプログラムの
最初のほころび。
テロ対策用アンドロイドプログラム
M-08として、
軍事訓練しか受けて来なかったため
一般常識が皆無だった頃です。
加藤に教わったのは、
友好的な「よろしく」という言葉で人間は手を握り合うということ。
その直後に現れた真壁。
女なのに俺と名乗る人間の種類を知り、
歌を教えた。
加藤、真壁に出会った頃は、
とても無垢で、率直で、不器用で、失礼なやつだった(笑)
何もM-08になかったから。
その後M-08に感情を思い出させてくれる
大前と出会う。
喜怒哀楽の激しい日高にも
影響を受けて、
M-08はマリコとしてどんどん
三笠真理子だった頃にあったであろう、自分の潜在的な感情が出て来る、でもそんな自分が処理し切れない感覚も併せ持ち始め、
どんどん複雑な人間に戻って行く気がしていました。
大前とたくさん会話もして、
日高ともたくさんふざけたのだろうな、そして新しい命を気遣ったりして、
加藤ともたくさん待ち合わせをして、
みんなのお陰でたくさん笑って、
たくさん縁を結んで、
いつか自分が捕まるだろうと予想しつつも、人間が面白くて、人間が大好きになったんだろうな。
と、思いを馳せました。
自分と神田の過去の境遇を聞かされた時、それまで関わった7人以外に
初めて「両親」という単語に
演じている私自身がグラッと心臓が揺れる感じを覚えました。
動揺だったのかもしれません。
大前を救うため、
最後は三橋を救うため!
「誰かの為に」命を焦がすと使命を感じつつも、
あの時、
私の中にあったのは、
私も両親という誰かのために生きていた。誰かに想われていたんだ。
という複雑な気持ちでした。
そして最後は、日高の子供を取り上げる
代田豊子
というキャラクターがいきなり出てきます。
人命の誕生に関わる尊い仕事に就いている彼女。
「私は、人間ですっ!」
とハツラツと当たり前でしょ。って思いながら言う彼女。
あなたが思っている当たり前。
…本当に当たり前ですか?
…誰かが、誰かの為に想い、願った果てに掴んだ、当たり前という奇跡ですか?
この作品の最後に、
代田豊子が出てきて、
私はそんなことを考えていました。
マリコとは、本当にこれでケジメが付いた気がします。。
感情的な虚無感、喪失感は
次の役に向き合うまで続くかな…
という気がしています。
本当に本当にのめり込んだからこそ、
マリコが考えてることなのか
私自身が考えていることなのか
混乱することもありました。
こんな
三笠真理子→M-08→マリコ→M-08
代田豊子
を愛おしみ、みなさんの心にもその欠片が伝わったなら良いなと思います。
劇団ブログのテーマで
改めて振り返って、
クリスマスというこたもあり、
自分、そして、周りに繋がっている縁(えにし)に深く感謝したいな。
と感じました。
長々とありがとうございましたm(_ _)m
ラストは、
日鉄重工 常務取締役
三橋智子こと
舞さんでーす( ̄^ ̄)ゞ