活動報告会「ミャンマーにおける村落給水事業 経験から見えてきたもの~背景の異なる2地域の検討から | BAJ 東京事務所わいわいブログ

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ミャンマー・ベトナムで活動する
認定NPO法人ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)の東京スタッフ、
インターン、ボランティアによるブログです!

こんにちは。東京事務所の鶴田(佳)です。

台風が通り過ぎた後の蒸し暑さ、たまりませんでしたね。

みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

 

そんな猛暑の昨日、BAJミャンマー国代表の森晶子が

ミャンマーの給水事業についての活動報告会を行いました。

 

BAJのミャンマーの村落給水活動は、

中央乾燥地域で17年、南東国境地域で12年半と長年に渡って行ってきました。

報告会では、それぞれの地域で行われた活動の「効果」や「見えてきたもの」を

発表しました。最後は2つの地域での活動を比較し、それぞれの特徴や違いに

ついてまとめました。

 

中央乾燥地域では、今年の7月からBAJのローカルスタッフが独立して

給水活動を継続していくことになり、「現地化」が着実に進んでいます。

BAJは今後BAJから巣立ったローカルグループを支援していきます。

また、深井戸を建設した村のモニタリングをしたところ、井戸の維持管理を担う

水管理委員会がうまく機能している村では、井戸の運営による収入で、マイクロクレジットの実施や、

学校の建設など、村の開発や教育にも活かされていることが分かりました。

 

一方、南東国境地域では、少数民族地域ならではの難しさがあるなか(日本人駐在員

を置けない等)、自然条件も場所によって様々であり、それぞれの場所に適した給水設備を

その都度考えなくてはいけませんでした。BAJではその選定のフローチャートを完成させ、

様々な場所で様々な給水設備を建設しました。

ですが、こちらは国連機関の委託を受けた事業だったため、昨年ドナーが撤退を決めた

ことで、BAJも同地域の給水事業から撤退することになりました。

 

 

「もう少し時間が長かったら質疑応答や意見交換ができたでしょう」と感想があがるほど、

報告後の質疑が多く、参加者の方の関心の高さを感じました。

 

猛暑の中、16名もの方が参加してくださいました。

ありがとうございました。

 

今後もBAJの活動へのご支援、応援をよろしくお願いいたします。

 

BAJ夏募金8/31まで → http://www.baj-npo.org/2017/06/post-136.html