セリエA 25節
セリエA 25節.
インテルは森本のいるカターニャと,中立地であるチェゼーナで対戦.
インテル 5-2 カターニャ
得点者はサムエル,ソラーリ,グロッソ,イブラヒモビッチ,クルス.
ディフェンスの選手もオフェンスの選手もみな入れての快勝はインテルの今年の調子のよさを表すものだと思う.
以前のインテルはFW陣に豪華メンバーをそろえながらも,安定感にかけ,爆発力だけのイメージがあった.
それに対して,今シーズンはシーズン序盤戦からイブラヒモビッチとクレスポの新加入2人がコンスタントに結果を残している.
そこにアドリアーノの復活が重なるから,インテリスタは笑いが止まらない.
そしてインテルには最高の控えであるクルスもいる.
彼の活躍に今シーズンも幾度となく助けられた.
そう,たとえば,Man of the matchをとったこの試合のように.
また,今シーズンのインテルの大きな特徴がディフェンスの選手の得点だ.
マテラッツィを初めとし,ブルディッソ,サムエル,グロッソとこのあたりのDFが大事な場面で点をとる.
勢いに乗ればインテルの爆発力はとまらない.
本職のディフェンスでもリーグきっての壁を築き上げている点も賞賛に値するだろう.
しかしながら,この試合の2失点の原因はコルドバのミスだ.
5点もとると目立たなくもなるが,安定したパフォーマンスを見せていてくれただけに少々残念だ.
それより何より今シーズンの快進撃を支えているのは,ヴィエラ,カンビアッソ,フィーゴ,スタンコビッチ,ダクール,サネッティ,ソラーリで形成される黄金の中だろう.
ここが幾度となくチャンスを演出し,最高のフィルター役をこなしている.
そんな中盤のヴィエラとカンビアッソが怪我,ダクールが出場停止となり,ファンを心配にさせた山場をなんなく乗り切った今年のインテルはやはり強い.
これでまた記録更新のリーグ戦17連勝である.
この勢いをとめられるチームが見当たらないのが,今シーズンのセリエAのもの足りないところだ.
しかしここまで連勝を続けると,夢の大台勝ち点100も現実味を帯びてきた.
世界中のインテリスタがそれぞれの夢を今年のインテルには抱いているだろう.
それだけ期待できるチームなのだから….
その他の結果は以下の通り.
アスコリ 0-0 リヴォルノ
エンポリ 0-2 フィオレンティーナ
カリアリ 0-2 ラツィオ・ローマ
パルマ 3-3 ウディネーゼ
ローマ 3-0 レッジーナ
ミラン 1-0 サンプドリア
シエナ 1-0 メッシーナ