こんにちは、
岡田です。


前回は『整体歩行で筋肉は鍛えられるのか』でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12375767953.html

正しいフォームの整体歩行では、
下肢から体幹の抗重力筋を中心に鍛えられ、
上半身は筋肉のこりがほぐれるという内容でした。


今回は、整体歩行の正しいフォームを作るために、
どんな筋肉を補強する必要があるのかというお話します。


現状の立ち位置と歩行レベルによって、
筋肉の使われ方は違うと述べましたが、
全体を通じて有効な歩行姿勢はあります。



(正しい歩行姿勢作りに必要な筋肉とは)


では体の下の方からいきましょう。


足首が軟らかくなければ、
地面を足の裏で捕まえることはできません。

ですから、
下肢の前側にある前脛骨筋と、
親趾を反らす長母趾伸筋、
後ろ側の下腿三頭筋の柔軟性を高める必要があります。


つぎに、膝は歩行中は積極的に使いませんが、
安定のためには強度を上げる必要があります。

そのためには、
大腿四頭筋と縫工筋、裏側ではハムストリングス、
そして、外側重心を防ぐための内転筋の補強がいります。


その上では、
付け根を安定させるために大腰筋と腸骨筋、
後ろ側では大殿筋と横ぶれ防止に中小殿筋の補強が重要です。


胴体部分にいきましょう。

正しい歩行姿勢では、腹直筋や腹斜筋、腹横筋に一定の緊張がいり、
後ろ側の背筋群もバランスを取るために緊張するので、
体の前後、お腹と背中の筋肉の柔軟性と補強が必要です。


さらに上にある、胸と肩甲骨まわりの筋肉も、
姿勢保持のためには軽い緊張が必要です。

猫背や巻き肩になるとこの部分のバランスが崩れ、
全身のバランスにまで波及するので、
胸を開き肩甲骨が内側に動けるようにする必要があります。


ですから、
胸筋群と肩甲骨まわりの筋肉の補強も必要です。

このバランス次第で、
腕を振る方向も変わってくるので、
想像している以上に重要な部分です。


腕の筋肉は、この胸や肩甲骨とリンクしており、
上腕二頭筋と三頭筋の補強は有効で、
つづいて、三角筋の補強も効果的です。


さらに上にいくと首があります。

首が肩の真上に乗っていなければ、
胸と背中のバランスが崩れて歩行姿勢が崩れてしまいます。

ですから、
首が胸郭の上に真っすぐ伸びて頭を支えられるように、
首の前、横、後ろの筋肉をバランスよく鍛えるといいでしょう。



体の下から上まで、
姿勢を作るために必要な筋肉を示しました。


ほとんど全身の筋トレや柔軟体操が
必要になることがお分かりのことでしょう。


よっぽど気を付けてトレーニングをしている人以外は、
部分的な筋力は強くても全身のバランスは崩れています。

おまけに、骨格のゆがみを伴っている例が多いのです。


体にゆがみがある状態では、

筋トレや柔軟体操をしても、
軽度の場合以外はバランスは改善せずに、
むしろ傷めてしまうことの方が多いのが現状です。


これを直すのが第一の矢(潤滑整復術)


そして、ゆがみのないニュートラルな状態で、
筋トレや柔軟体操を行うと、
傷めるリスクを回避して安心して強い体が作れるのです。

これが第二の矢(姿勢矯正トレーニング)


筋力や柔軟性は補強によりバランスが改善すると、
正しい姿勢の歩行をマスターできるようになり、
誰が見てもきれいな姿勢で颯爽と歩けるようになります。

これが第三の矢(整体歩行)


この整体歩行の習慣をつけて、
姿勢維持のためのトレーニングを続けることで、
二度とゆがまないからだはできあがります。


これが、歩行整体メソッドの全容ですが、
見方を変えれば若返りへの道でもあります。


現在、ゆがみの段階にいる場合は第一の矢、
姿勢矯正トレーニングが必要な場合は第二の矢、
整体歩行をマスターできる段階では歩行指導を、

これがステージアップのための道筋です。


歩行整体メソッドは、現在の立ち位置を知り、
ゆがみの解消から弱点の補強、
セルフケアまで一貫した回復~若返りまでの仕組み。

第一の矢(ゆがみの治療)
第二の矢(姿勢矯正トレーニング)
第三の矢(整体歩行)

歩行整体メソッドについては↓
http://bookissue.biz/book/saiji-okada.html



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