きのうの夕方、工房の前の川を辿って、
往復30分くらいの、お散歩に出かけました。
機織りは、ある意味で、
単調な繰り返しの作業の連続ってところがあります。
この二、三日、やっていた作業は、
"綜絖通し"と"筬通し"という作業で、
経糸を上げ下げする"綜絖"というものと、織り巾(織物の幅)を出したり高機の場合では緯糸を打ち込む役割をする"筬"というものに、
経糸を一本づつ通してゆくのですが、
この作業、結構、目が疲れるんですよ。
それで、「目の疲れ→肩こり」っていう、
悪循環にならないように、
できるだけ、お散歩などをするように心がけていますが、
ここ数日、あまり、からだを動かさない、
閉じこもりっぱなしの作業がつづいたので、
昨日、工房の前を出発して、いつものコースを歩きました。
夕方、工房の前の川を辿って、往復30分くらいの道のりです。
清々しい、川の流れの様子が近くで楽しめる辺りまで行きます。
帰り道、空を見上げると夕焼けでした。
川を見ると、空の茜色を写して、流れていました。
短い時間、一瞬の移ろい。
"色"は、リアルな存在。
それを楽しめると、その日一日の印象がパッと変わるからふしぎ。




