最後の目的地ザンジバルを終え、高速フェリーでダルエスに戻った。ちゃんと事前予約しているのに予約したフェリーはいっぱいだから別のフェリーの乗ってくれ、あと10分で来るから。と言われ、あと10分で来るということは1時間後になるだろうと予想できたので15分位抗議したところでその船は出航してしまった。うう~ダルエスで待ち合わせしているのに~!まあここはアフリカだから仕方ないか。インド列車は24時間も遅れたからそれよりましだわ。そんなときアラブの富豪と思われる男性達が君は中国人だろう?そして湾岸アラブ恒例の夜のお誘い。MP3聞いて聞こえないフリ。が、しつこく肩を叩いてくる。中東旅で湾岸アラブの人間がアジア人女性を売春婦扱いするのを嫌ってほど思い知らされてきた。アフリカでもまたか~。もう嫌だ、疲れる。いつもなら中国人と言われても何も反応しない私だが、今回ばかりは「私は日本人!初対面の女性に対してどこの国の女性でもそんなこと言うのは失礼ですよ!」と睨みつけてやった。女は従順だと思い込んでいるアラブの富豪は驚いて何度も振り返りながら去っていった。中東ではこんなこと日常茶飯だったが、それでもアフリカに比べると全然旅しやすかった。正直アフリカを女1人で旅するというのはとてもしんどい。自分が来ておいて言うのもなんだけど、男の人と一緒に旅するほうがいいと思います。第一に女1人だと危険だし、精神的・肉体的にも辛いことが多すぎる。本当に一時も休まるときなんてない。ようやく1時間遅れで乗ったフェリーから船酔いしつつ降りると数十人のtaxi客引きが一目散に腕をつかんでこようとする。数メートル前から「Don't touch!!」とありったけの声で連呼し、引っ張られるのを防ぎながら走り抜ける。それでも数名はしつこくついてきて、シカトし続けると「Fuck!!」とか言われたりする。そんなときは悲しい気分になるけど「ハクナマタタ~!」と気にしないのが一番だ。タンザニア1の最高級ホテル『キリマンジャロ』でアフリカで会った旅人と待ち合わせしてた私はフェリーの遅延のせいで遅刻していたので一目散に歩いた。暑いし荷物は重いし今日の宿も決まっていない。そのうちに暗くなってしまい、しかもたどり着いたのはホテルの裏口でそこからは入れないという。表門まで歩いていくのは危険だから護衛をつけるから待ってくれと言われた。待てども来ないので「私はもう行く!」と言ってずんずん歩いて表門に向かった。結構恐い。。ナイロビでは夜買物袋を振り回して走ったけど、今回は「うぉりゃ~!!」と奇声をあげながらバックパック振り回して歩いた。オリンピックの室伏選手をイメージして。かなりの危険人物である。さすがにこれは重くて走れず、ヨタヨタしてしまったが。自分がこんなに力持ちなんて思わなかった。なんか疲れとイライラでパワーが異常発生してるようだ。誰も寄り付こうとせず無事に表門に着いた。すると日本人がレストランで待ってるよと言われ、ホテル内のレストランに向かった。最高級ホテルに民族衣装を着てバックパックを背負い、汗だくになって髪を振り乱しているアジア人女。なんて恥ずかしい。第一こんな格好でこの敷居をまたいでいいのかという雰囲気。マナー違反ではないか?レストランに行くとアフリカで知り合った日本人(勿論こんなレストランに来るくらいだからパッカーではない。スーツケーサーである。)と友人の台湾人2人が「良かった~心配してたよ~」と大歓迎してくれた。その日本人には何度も待ちぼうけをくらわせてしまっていたが(勿論悪気はない。たまたまハプニングで)、「何でも好きなもの食べなよ~!」と言ってくれ、高級寿司を始め日本食、中華、タイ料理、インドネシア料理などありとあらゆるアジアン料理をお腹いっぱいご馳走になった。お、おいしすぎる!疲れた体に染み渡る~!前回の中東旅でも最後のドバイで日本人駐在員に毎日ご馳走になったし、旅の最後はいつもラッキーだ。台湾人の方はいろんな本を出版している人みたいでたくさんの人生アドバイスをしてくれた。「自分がたくさん失敗してきたから若い君にそのことを少しでもわかって欲しい。そうすれば失敗することが少なくなるかもしれない。焦りすぎてはいけない。100やりたいことがあったら10に絞ってそれに集中しなさい。私は10カ国周る中でやりたいことを叶えるのは1つだけでいいいと思っているんだ。今60カ国周ったから望みが叶ったのは6個。死ぬまでに100カ国周りたいからあと40カ国、4個の望みを叶えたいんだ。あまり欲張りすぎると大事なものを見失うからね。だから焦点をきちんと定めなさい。」自分に何が大事なのか。何をやりたいのか。50歳でかなりの波乱万丈な人生を送ってきただけあって説得力がある。確かに私は1回の旅でやりたいこと、見たいものを欲張りすぎる。だからこんなに疲れてしまう。ハード過ぎて今後旅に嫌気が差してしまうかもしれないし。すごく為になる話しばかりだった。次の日の早朝バスでナイロビへ戻る予定だったので寝たら起きれないと思って朝までダルエスにあるカジノを数件ハシゴしまくりずっとゲームする人たちを眺めていた。アフリカにもこんなリッチな世界があるのか~。最後にいい経験したかも。早朝1人ナイロビへと向かった。が、途中の町までしかチケットが取れず、そこからまたチケットを取ったりしてかなり大変だった。ナイロビにようやく着いたのはダルエスを出て18時間後の深夜だった。深夜の恐ろしいダウンタウンをタクシーで走り抜ける。ボロい車体はドアがパカパカと開きスリル満点なドライブだ。さあ後は日本に戻るだけだ。エチオピアへ戻り、タイへで旅の疲れを癒し、日本へと帰ろう!































