Manahoana!(こんにちは)
マダガスカルはチルヌマンディディ生活も早いものでもう3か月。
毎日を生き抜くのに精一杯だった赴任直後と比べると、大分生活にも慣れてきました。
手洗い洗濯は重労働だと知った3か月。
豆が重要なたんぱく源になると知った3か月。
そして何より・・「水の大切さ」を学んだ3か月でした。
今回は日本の生活では経験できない(したくない?)水回り問題についてご紹介します。
我が家の常備品「除菌ジェル」。水がなくても手を清潔に保てます。
任地配属3か月。今、最大のストレスとなっているのが「水問題」。
雨期の時期は夕方から降る大雨の影響で水道設備に不具合が生じるため、
一週間の3分の2以上は日中断水しています。
日中の日差しと暑さがとにかく激しい任地チルヌマンディディ。
シャワーや洗濯など、使いたいタイミングで水が出ないストレスは想像以上です。
何度飾りと化した蛇口をひねってため息をついたことか・・・
とはいえ泣いても怒っても出ないものは出ないので、
貯水した水を大事に大事に節約しながら使っています。
マダガスカルでメジャーな飲料水「オービブ(1.5ℓ)」。
これを貯水ボトルにして15本程常時キープしています。
例えば、料理をする際はバケツが大活躍!
まずバケツに水を貯めて野菜の泥を落とし、
バケツの底に野菜の泥が沈むのを待って上澄みの奇麗な水でお皿を洗い、
お皿を洗ったあとの水はそのままトイレへ。
バケツ一杯で「野菜洗い→お皿洗い→トイレ」の3段階活用が出来る様になりました。
我が家で大活躍のバケツ。5ℓ程入ります。
また、水すら出ないのでお湯が出るはずもなく、基本的に毎日水シャワー。
日中激しく暑いチルですが、日が沈むと一気に気温が下がります。
そして水が出るのは大抵日没後・・なかなか上手くいかないものです。
日本ではお風呂の時間が一日のリラックスタイムでしたが、ここではもはやミッション!
いかに素早く、冷たい水を浴びずにシャワーを終えるかを日々極めています。
ただ、慣れとは恐ろしいもので今や水シャワーにあまり抵抗を感じなくなってきました。
むしろ冷水を浴びると身体が頑張って自らポカポカしてくれる様に・・笑
さすがに気温が下がる乾季(マダガスカルの冬)はやせ我慢せず、
沸かしたお湯を混ぜながら使おうと思っています。
何だか不満をつらつらと書き連ねる形になってしまいましたが、
見方を変えれば日本では絶対に出来ない貴重な経験。
蛇口をひねれば必ず水の出る日本で学ぶ「水の大切さ」とは重みが違います。
断水で悲しくなった時には「人生の経験値が上がってる!」とプラスに変換して、
これからも楽しく逞しく生活していこうと思います。