富山・射水市民病院の7人安楽死疑惑

6人は本人同意未確認

安楽死について、昔から多くの議論がされてきました。

しかし、結論はでていません。

つまる

ところ、なぜ延命して生きねばならないのかの結論がでないからです。

この結論がでれば、おそらく、自殺もなくなるでしょう。

苦しい人生生きねばならない理由があるからですね。

今後、同じことが繰り返され、司法が時代、国の法律で

蹴りをつけるだけのことでしょう。

柴田 二郎
医者がススメル安楽死

 富山県射水(いみず)市の射水市民病院(麻野井英次院長)で男性外科医(50)が患者七人を安楽死させた疑惑が浮上している問題で、麻野井院長は二十五日会見し、七人のうち少なくとも六人は患者本人の同意が確認できていないことを明らかにした。外科医は病院側に「患者の同意はないが家族の同意があり、尊厳死だった」と説明している。富山県警は関係者から事情聴取するなど、殺人容疑も視野に捜査している。

 ◆外科部長「家族同意し尊厳死」

 院長によると、この外科医は同病院の外科部長で「信念から、患者のために人工呼吸器を取り外した」と個人の判断で取り外したことを認めた。少なくとも一人の患者については外科部長が「自分の手で呼吸器を外した」と説明したという。

 死亡した患者はいずれも同県内の五十-九十代の男性四人と女性三人。うち六人を外科部長が担当し、カルテには全員、家族の同意を得たとの記述があった。患者本人の同意は、一人を除き確認できていないという。

 院長は外科部長の取った措置について「安楽死ではなく、延命治療の中止だったと考えている」としながらも、患者本人の意思の確認、複数医師による判断と合意という手続きを踏んでいないとして、「倫理上、問題がある」とした。

 一方、外科部長は同日夜、射水市内の自宅前で会見し「私が責任者」と述べたが、詳細については「軽々にはお話しできない」と話すにとどまった。

 今回の疑惑は、外科部長が昨年十月、別の末期がんの男性入院患者(78)の「人工呼吸器を外す」と看護師長に言ったことから発覚。倫理委員会や調査委員会を設置し、カルテなどを調べた上で同県、県警、射水市などに報告した。