サンシャインブルーの青空にそびえ立つ白亜の灯台「塩屋埼灯台」━━
地元では…“とよまの灯台” と呼ばれ おじさんの子ども頃にはもう親しまれていたいわきを代表する観光スポットの一つ
以前も書いたが…この辺りの海域は 昔から潮の流れが速く暗礁が多いことから“海の難所” となっていたとか
そのために…今から120年前の1899 (明治32) 年に「塩屋航路標識事務所」として建てられたのかこの灯台
120年という長い歴史の中には…いろんな出来事があった
第二次世界大戦中には…米軍から空や海から攻撃を受けたり…
1938(昭和13)年11月に発生した「福島北方沖地震」では大破してしまった
米軍の攻撃にも壊れなかったのに地震では大破…自然災害の恐ろしさがここでもわかる
記憶に新しいところでは…8年前の「東日本大震災」
いわきでも、震度「6弱」を観測し 強い揺れで灯台上部の窓ガラスはすべて割れ 灯火を回すモーターも損壊
灯台に登る通路もひび割れるなど大打撃を受けた
しかしながら…大震災から9ヶ月後には再点灯され 変わり果てた街に希望の光りを灯した
3年後には大震災から初めて一般開放され この日を待ちわびた多くの人が灯台に集まった
そんな「塩屋埼灯台」━━
今月15日には120年を祝う記念セレモニーが…地元の住民や「福島海上保安部」が主催して行われ
清水市長をはじめ 関係者が祝辞を述べた
「塩屋埼灯台」は…故・美空 ひばりさんの♪「みだれ髪」の舞台になっていることはもう何度も書いている
また…映画「喜びも哀しみも幾歳月」の舞台にもなっていて
灯台下には碑もある
記念セレモニーでは…その「喜びも哀しみも幾歳月」の歌を唄ったひばりさんの秘蔵音源が見つかり 初公開された