『王の血脈』 第6章 2
トラップの仕掛けに出ていたキルシェがふと顔を上げた。
「どうした?」
「し」
キルシェが仲間の口に手を当てる。
その空色の瞳が、キラキラと輝いていた。
「ここ、ちょっと任せるね」
有無を言わせず、キルシェは身軽に頭上の枝に飛び乗った。
「臭う臭う」
おもちゃを見つけた子供のようにキルシェは満面の笑顔の内に、獲物を狩る≪闇狩人≫の顔になる。
木々が密集している、その枝から枝へ渡り歩く身のこなしは、まるでしなやかなネコ科の獣を思わせた。
その空色の瞳が目的の姿を見つけたのは、いくつかの枝を渡った頃だった。
少し先の茂みの影で小柄な男が、山荘の様子を見守っている。
「……斥候ってトコかな~」
キルシェは音もなく木の上から地上の人となった。
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えっと、こんな感じでボチボチ行きたいと思いますです。ハイ

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