最近、演劇で重要だと思っていること | 工房長のぼやき

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チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

何も無い時間を作れるか。

何が一番重要か。

 

いつも何かに追われていませんか?

 

仕事で、

「緊急性」のあること

「重要度」のあることを

XY軸にして優先順位をつけ、

 

・緊急で重要なこと

 

からこなし、

 

・「重要度」高いもの

・「緊急性」高いもの

・重要でも、緊急でもないこと

 

を後回しにしていく。

 

という感じになるでしょうか。

 

 ※「重要度」と「緊急性」だと内容によって変わるようにも思いますが。

 

 

さて、演劇おいて、

そもそも重要なことは何だ?

 

 

最近、

「作品のクオリティと集客と

どちらが重要だろう」

と考えることがあります。

 

僕自身、最近は、「集客」が重要だと考えています。

 

 

というのも、

続けていきたいなら

集客をしなければ

次につながりません。

 

集客はお客さんとのコミュニケーションの結果ですし、

見てくれる人と、どのようにつながり対話するかが

重要だと考えています。

 

集客で、お客さんとコミュニケーションをしながら

ひと作品ごとにクオリティを上げていくことが、

次への期待にも繋がります。

 

 

そのクオリティは、

急激に上がることは難しく、

経験と知識と時間が必要になります。

 

そのため、集客で

お客さんとコミュニケーションを取っていくことが

重要です。

 

 

俳優は、集客さえすれば

使ってくれるところはたくさんあります。

 

また、うまい俳優であれば、

集客できなくても

使ってくれるところはたくさんあります。

 

集客できる俳優と

うまい俳優を組み合わせて

作品全体のクオリティを上げていくと

集客ができるうまい俳優が生まれ

作品のクオリティが更に上がります。

 

 

しかし、

「集客より重要なことがあるだろう」

という自分がいます。

 

それが

 

「一つの作品に

どこまで掛けられるか」

 

です。

 

もし、

「明日自分が芝居ができなくなるなら」

「今回が最後の舞台になるなら」

と考えたら

どのような芝居をするか。

 

 

単純に、作品への関わり方が変わります。

 

 

人によってはこれがプレッシャーで

動けなくなる人もいますが、

そのプレッシャーすら楽しんで作っていくから

表現者の意味がある

とも思っています。

 

 

自分が残り、

どれくらいの作品に関われるかはわかりませんが、

体重を乗せた作品に関わっていきたい

と常々思っております。

 

自分自身の作品のクオリティを上げるために

経験と知識を整理する何も無い時間を強制的に作り、

考えるようにしています。

 

そのうえで、出力する時間をどれほど確保できるか。

 

 

これが、一番、重要度が高く、緊急性が高いものになっています。