プライドとこだわり | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

プライドか、こだわりか


作品を作る上で、

自分のプライドが邪魔をしているのか

こだわりが強くて進めないのか

向き合って考えると

次へ展開できることがあります。


プライドの中には

「自分かやってきたこと」の自信と、

その「やったことに対して他人の評価」

の自信

が含まれてるようです。


こだわりは、

「自分の中での納得感」。

そのため他人には理解できないこともあります。



捨ててはいけないプライドとは?


大概、捨てていいプライドだと思ってます。


過去に対する執着となるプライドは、

未来を見通す力を失わせる要因です。


過去から現在に勇気をもらって

次の未来への一歩を踏み出す時のプライドは

とても大切です。


「過去にこんなことをしたんだ」

という自慢話ではなく

「昔こんなことやれたんだからきっとできる」

というプライドは大切です。


「やったことに対して他人の評価」のプライドは、

自分への信頼として活かし、

もっと発展させるにはどうすべきか

考えるべき点です。



こだわりは、作品作りにおいて持つべきですが、

時に捨てる勇気が必要です。


こだわりがなければ

何をやりたいかわからない。


それは良いか悪いか、

自分でわからないということです。


自分がいいと思ったことがダメなら、

どうダメなのかが分かれば修正できますが、

自分がわからないものがダメなら

修正のしようがない。


だから、まずこだわってみるべき。

こだわるところがなければ、

ひとまず、フリでいいので

こだわってみるべきです。


とことんまでこだわることができると

盲目的になるれます。


そこで、さらにこだわるために

一度持っているこだわりを捨ててみる。


ここまでいければ、視野を広く持て

さらなる発展方法を見つけられるでしょう。



プライドもこだわりも

膠着するなら捨ててしまえ。


変化がないものは死んだも同じ。


生きている間はトライ&エラーを

繰り返し、うごめき続けるべきです。


運が良ければ最高の人生に、

そして、最高の作品が生み出せる。


運が悪くても、何かが生まれている。



人から、

才能ある人がプライドが高く

無駄にこだわっているため

チャンスを逃した

という話を聞き、

「何とも勿体無い」

としみじみ思いました。


その人は、

直接ヘリコプター(他人の力)で

頂上まで行けなかったので、

自分の足で頂上まで登るしかない。



登りきるためには胆力が試されます。


もしかしたら、目指すべき頂上へ

辿り着けないかもしれない。


それでも目指せしますか?


頂上までいくには

プライドもこだわりも捨てなければ

道を切り開けないこともあるでしょう。


ゆくゆく覚悟をしなさい。



そんなプレッシャーと戦い続けられるか?


作品を作るとは

こういうことではないか?

と思います。