ガンプラから考える | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

最近、原点回帰と思い、プラモを見る事が多いです。
私の場合、ガンプラですが。

私の幼少の頃と違い、マスターグレードなるものも出てきて、
大人のためのプラモデルとしかいいようのない値段のモノがたくさん出てます。
私が小さい頃には全くなかったモノで、より細部が買った時点から表現されている。

昔は、モデラーの人が、それぞれが工夫してそういった細部を再現したり、
バージョンアップしていたのですが、
リペアということで、
作中の一部を再現するためのパーツが出てきていたり(壊れた頭部を再現していたり)、
かゆいところに苦も無く届くようになってます。

このため、より細部へのこだわりを持って
現在のモデラーの方々は作成を進めているようです(角部分をより鋭くしたり)。


細部へ細部へと進めば進むほど、
ある一定レベルを超えた瞬間から、
完全に作る側と観る側に分かれます。
労力と時間がそれだけ必要になってくるからだと思いますが。


プラモデル自体が、もともと敷居が高く、
戦闘機や戦車など、ほんとに細部へのこだわりがすごい。
うちの兄は帆船を作ってたので見てましたが、その細部すごかったですもの。

もともと敷居が高かったプラモデルを
ガンプラが低くしてくれて窓口を広げてくれました。
そして、ガンダム世代が大人になるのに合わせて、
様々なグレードを出してきているバンダイすごいなと思います。

だけど、やはり労力と時間で作る側と観る側に分かれてしまう。
さて、自分はどちらにいたいのか。
そして、細部へのこだわりを持つヒントがここにあると思います。
どこまでこだわれるかな。

自分への問いをガンプラに見た瞬間でした。