K君は、成婚者さんです。
今はお二人で、お互いの通勤の便のいいところにアパートを借りて新婚生活をしています。
実は、K君の奥様とお話した時に驚いてしまったことがあります。
「あかりさん。
K君の実家にご挨拶に行った時に、驚いてしまったんです。
2世帯住宅だったんですよ!
もう何年も前に、ご両親が建ててしまわれていたんです。
1階にご両親、2階に彼が一人暮らしをしていたんです。
2人の間では”2人で暮らそうね”と決まっていたのに、大丈夫なのかなって思っちゃいました!」
幸い、素晴らしいご両親さまで快くお二人での生活を応援してくれたようです。
ええーーー!!私も知らなかった!!!
K君の入会時の時を思い出してみると、確かに、
「もしできれば同居してくれる人希望」と言われていました。
が。
「はぁ?同居?今時ね、そんな女性いるわけないでしょ?
自己実現しなさい、好きなことしなさいと高等教育を受け、育てられてきているのに、
相手の家に入って嫁として親に尽くせってできるわけないでしょ?
今は時代の変化が早いから、世代間の価値観の格差が大きい。
絶対にお互いに合わないものなの。
あなたがぎすぎすした家庭の調整弁として疲労するのよ。
私の友人の同居した子たちはみんな離婚か、ストレスで病気になってるよ。
唯一うまくいっているのは、お屋敷みたいなお家に住んでる子。
お家、何坪?
4,50坪?フツーの住宅でしょ?
そんなので同居希望とか言わないで。ありえないから。
先祖代々の何千坪の敷地で、お家賃でお金には心配いりませんというお宅ならともかく。
同居希望なら、ご紹介はできないから入会してもらえない」
と、私がクソミソに押し返したのでした(笑)
彼は、「あ、そうなんですね・・・」と素直に同居希望を取り下げました。
が。
実家が建てちゃってたんだ。
でも、どうだろう。
もし彼がこの時、
「でも実家を建て替えるときに二世帯住宅にしたんです!」
「親は住んでほしいと思ってるんです」
と言っていたら。
私が、二世帯住宅だと知っていたら。
わたしは彼女を紹介しなかったと思います。
仕事もやりがいをもって輝く彼女には、
「同居」の期待があるお家を勧めなかったと思います。
彼女もあらかじめ知っていたら、交際初期で愛が芽生える前に枯れたかもしれません。
ちなみにローンがあったら最悪だったな。
地方のお父さんお母さん。
未婚の子どもに家を建てるのはまじでやめましょう。
先日もヤフーで伊豆の土地が100円で売っていました。
売るに売れないんです。
そして固定資産税だけが子々孫々にかかる。
日本は世界のどの国も体験したことのないスピードで人口が減少しています。
「一戸建てを買ってあがり」の人生は終わりです。
資産ではなく負債です。
家を建てれば嫁が来る、のは真逆です。
家を建てれば生涯独身決定です。
子どもの幸せを願うなら、キャッシュでお願いします。
ともかく、無口なK君の勝利でした^^;
そして、自分のエゴでなくお二人の幸せを心から願ってくれたご両親。
ますます両親のことも大切にでき、幸せな循環が続きますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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