【北京時事】 

 中国人民解放軍機関紙・解放軍報系サイト「中国軍網」によると、南シナ海で軍事訓練を行っている中国軍は28日、艦艇100隻以上、航空機数十機、ミサイル部隊などを動員し、敵味方に分かれての大規模な実弾演習を実施した。 

 ミサイルや魚雷など数十発に加え、砲弾など数千発を発射した。海軍当局者によれば、今回の訓練は陸海空で行われ、過去最大規模という。

潜水艦による魚雷発射や新型護衛艦によるミサイル撃退、偵察の訓練も行われた。

 南海艦隊幹部は「情報システムに基づいた統合作戦能力を向上させた」と強調した。南シナ海での中国による岩礁埋め立てに反発し、米国などが軍事的な圧力を強める中、中国には大規模な海上訓練でけん制する狙いがあるとみられる。(2015/07/28-20:44)

2015/07/28-20:44 時事通信 (時事ドットコム) 
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015072800926