日本にも早く道州制を。

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カナダのケベックシティ。

 

美しい街です。

オープントップバスで楽しみました。

 

乗り降りしなくても街を五感で楽しめるので

ご高齢の方やお足元が悪い方にはお勧めです。

 

ケベックシティー・オープントップバス(動画)
(ご注意)音が出ます。

●ケベック州の特異性


カナダは州の権限がとても強いです。
ケベック州で決めている最大の

「スゴイ」は、

 

『州の公用語はフランス語』

 

と言う事です。


カナダではケベック州だけが
「フランス語のみ」を公用語としています。

カナダの公用語は「英語とフランス語」ですが、
州では「英語は公用語としない」と法律で定めています。

これは日本の法律で
「公用語は日本語」と決めても、
大阪府が「関西弁以外を公用語としてはいけない」
と府の条例で定めているのと同じです。
 

 

その他にも、本気の凄い政策が並びます。

 公立学校は高校まで無料
 公立大学は学費年間25万円(月2万円程度)
 医療費無料
 生活インフラが安い(電気、水道、電話など)
 処方箋保険を官民で作り、薬の負担を軽減

そして、高収入の職業を増やす。

なぜ、このような施策を取るか。
カナダの他の地域や海外からの移住(人口)を
増やしたいからです。

このように、カナダでは国の法律より
州の法律のほうが強いのです。


州の税率はもちろん、
運転免許もたばこやお酒も、
州ごとに自分たちで決めるのです。


自治とはまさにこのようなスタンスを言います。

もちろん、自治ですから、自分たちで決めたことを、
自分たちで何とかしないといけない。

人口が少ないなら本気で増やさないといけないし、
税収が少ないなら、なんとかしないといけない。

ケベック州は決して税収が潤沢にある訳ではないので、
とにかく人口を増やすことで景気を刺激したい。

そのためには他の州や、よその国からでさえ、
人を呼び込み定着して貰い、働いて貰って、
使って貰って経済を回していく。

アルバータ州などが石油が出るので余裕ですが、
ケベック州はメイプルシロップくらいしかありません。
あとは漁業と観光。

観光は夏だけです。


●失業率が極端に低い

ケベック州は失業率がとても低いことでも知られています。
季節労働者を正規雇用して大切に扱うからです。

たとえば夏しか仕事がない2階建て観光バスのドライバー。
5月から10月までしか仕事がありません。

日本なら契約社員か、期間工レベルの扱いでしょう。
カナダでは10月末から来年の4月まで国が失業保険を出します。

つまり、雇用と収入が保障され生活が安定するのです。
これは「失業」ではなく「休業」です。

カナダは場所柄、夏にしか仕事がない職業、
冬にしか仕事がない職業があります。
これらを「正規の職業」として、年間での収入を保証します。

原資は?

税金です。それからサービスの価格です。

観光バスもしっかりとした値段を取るのです。
2階建てのループバス(1日乗り降り自由、テープで観光案内)は
1日券が約5千円。

 

日本ならせいぜい1,500円か2,000円です。

外国からの観光客に高額のお金を、気持ちよく払って貰うのです。


失業率が低いと市民の収入は安定し、治安も良くなります。
生活保護をばらまくのではなく、仕事を用意するのです。

税金は高いですが、社会保障が安定しており、
生活コストは安いので住民の満足度は高くなります。

ケベック州はこれらをきちんと設計しているのです。


●日本もそんな国にしよう


さて、日本はどうでしょうか。
自治と呼べる仕事を行政はしているのか。

現場には熱心でやる気のある首長さんや職員は大勢います。
やる気があっても国家としての制度設計ができていないので、
どうしようもないのです。

地方自治体の首根っこを国が押さえてしまっているのが

日本です。

お上の言う通りにすれば、補助金出すよ、

地方交付税交付金出すよ。


勝手なことをすると、補助金減らすよ。

日本の制度設計の根っこが良くならないのは、
頑張る地方自治体にインセンティブが働かない。

東京で満員電車で痛勤している都会のサラリーマンの税金が
地方交付税で、どう見ても「この建物立てちゃってどうするの」

みたいな箱ものに使われている現実。

私たちは、いつ、この状況を大きくシフトさせて
未来にバトンを渡せる姿に持っていくのでしょうか。

カナダの首相は40歳です。
日本のおじいちゃん政治家の平均年齢は・・・。

若い人に制度設計からやり直して貰いましょう。
高校生や大学生に海外を視察して貰い、
日本の未来を設計して貰いましょう。

若い人なら出張がファーストか、ビジネスかなどという
ナンセンスは議論になりません。

そうしましょう。

まずは道州制です。
更には自治体の権限と責任と最大限強くすること。

これしかありません。