2006-03-30 14:29:04

老舗洋食屋のビーフカツ ~人形町「洋食キラク」の激安ビーフカツ~ 

テーマ:B級グルメ

カツといえばとんかつである、とずっと思いこんでいた時期がある。

なので、世の中にビーフカツなるものがあると知ったときは

「そんな贅沢なモノがあるのか」と真剣に思ったものだ。

いまから20年近く前になる。

で、早速食べに行こうと思い調べてみるとこれがべらぼうに高い。

たとえば、根岸の老舗洋食屋「香味屋 」だとなんと4800円、ポークカツが2300円(平成18年現在)だからほぼ倍の値段…

当時、大学生だった私にはとてもじゃないけど手が出せない特上の食べ物であった。

「さすがに牛は高い。これじゃサーロインステーキを食べるのと変わらないじゃないか…しかし、じゃなぜステーキにしないであえて衣をまぶしてカツレツ状にするのか…うーむ、謎だ」と悩んだのを思い出す。にさすが、と唸ったことを思い出す。

しかも、ビーフカツなるものはそんじょそこらの洋食屋ではお目にかかれない代物だけにやはり高い金を出さなければ食べられないだけに謎は謎のままであったが、人形町の洋食屋に激安のビーフカツがあると聞いて勇んで出掛けてみた。


その店は「キラク」という洋食屋であった。

カウンターだけの小さな店で老夫婦がカウンター内でせわしなく働いていた。

おやじさんが黙々とカツを揚げる姿に痛く感動した覚えがある。

初めて食べたビーフカツはトンカツよりも肉の食べ応えがしっかりとしているなぁ、という印象があった。

ジューシーさという点ではトンカツに分があるが、ビーフカツの噛むたびにほのかに溢れ出る肉汁

煉瓦亭、香味屋のようなハイカラな雰囲気は微塵もないが、昭和の香りが漂う、人情味溢れる洋食屋だ。

それから思い出したときなどふらり訪ねるようにしていたが、ここ1年近く行っていなかった。

で、先日久しぶりにあの味が懐かしくなって訪ねてみた。


kiraku

(しっかりとした衣と薄めの肉の相性も良い。これで1550円)


1時30分を回っていたため、行列もなくすぐに店に入れた。

カウンターに目を移す。

おかあさんが黙々と肉に包丁に切れ込みを入れている。

裏と表の両方に丁寧に何本もの切れ込みを入れる

この作業が肉の噛みごたえを際だたせている。

が、オヤジさんの姿はない。

おそらく娘婿さんらしき方が揚げていた。

オヤジさんもついに引退したか…」と思い、初めてオヤジさん以外が揚げたカツに口を付けてみた。

薄く切られた肉はおかあさんの地道な作業の成果がしっかりと出ている。

おかあさんに怒られながら肉を揚げる婿さん(?)の姿もなかなか良い。


ビーフカツを食べる度にいつも思う。

トンカツよりもありがたい気がするのはなぜだろう

衣から覗く赤身肉の色合いがいいのだろうか?

うむうむ、やはりビーフカツは衣と肉の一体感が良いな、

肉汁を衣が閉じこめるのでやはりこれはステーキでは味わえない感覚だな、

そんなことを考えながら、もぐもぐと肉を噛みしめた。

帰ってからネットで調べたら、おやじさんは去年、お亡くなりになっていた。

それでもあの味が1550円という低価格で提供されていることに心から感謝した。



●「洋食キラク」

東京都中央区日本橋人形町2-6-6

電話:03-3666-6555

営業時間:11:00~15:00、17:00~20:15

定休日:日曜、第2・3月曜(祝日の場合は営業)






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2006-03-22 14:30:29

台湾の強烈料理!その名もズバリな臭豆腐とは?

テーマ:海外編

台湾料理と中華料理の違いは何か

私の中では台湾料理は中華料理の1ジャンル、と思っている。

北京や四川、広東料理など中華も地域によってさまざまな特徴があるように台湾もその中の一つと。

そういえば初めて台湾料理に出会ったのはいまから20年も前になるだろうか、

渋谷にあった台南担仔麺 という店でその感動に出会ったわけだ。

なんといっても一皿の量が少なくて非常に安い、というのが魅力であった。

これならいろいろなものが食べられて、しかも安くすむ。

一皿、300円くらいからあって紹興酒のボトルも1000円台だったと思う。

ガヤガヤとした猥雑な店内と中国語が飛び交うアジアな雰囲気に痛く感動したモノだ。


で、ついに台湾に訪れる日が来た。

またもや友人Tと共に台湾に住む知人を訪ねたのである。

その時にとんでもない料理に出会った。

その名も臭豆腐」。

文字通りすんごい臭いをした豆腐である。

これが台湾では屋台で売られていて、皆、スナック感覚でパクリと食べているのである。



shutofu

(臭豆腐の文字が燦然と輝く屋台)



台湾のクサヤ、いやクサヤ以上かもしれない。

「これ食っていいの?」くらいの勢いのオイニーです。
台湾の深坑というところの名物料理で、 豆腐を醗酵させてクサくして、それを油でカラリと揚げるのだが、その時が最も臭う瞬間、なのである。
これが台湾の匂いってやつなのだろうか。
僕は大豆好きなのでまぁ食べられたが、
半径10メートル以内に近寄りたくない」という人もかなり多いのではないかと思う。というか、人間の食いもんじゃねぇと
怒り出す人も多いことではないだろうか。


実際、日本人の観光客なんかは屋台のそばに来ると逃げるように走り去っていく人も多々見られた。

友人Tはこいつが好物で、屋台で見掛ける度に食べていた。

私もこの手のモノはキライではないので、かぶりついた。

味は…そうだなぁ…食べてみるとそう臭くはないがやはり発酵菌の濃厚な味がする。

手軽に食べるもの、というよりは紹興酒のつまみなんかにしたらイケル感じだと思う。

が、台湾の小粋なLADYたちはこの臭豆腐をちょっと小腹が空いたときにパクリと食べている。

デート中のカップルも二人でパクリ。

臭いなんか気にしない、愛さえあれば…ってなことなのか。

うーむ、やるな…台湾カップルよ。

そもそも臭豆腐屋台には「香豆腐」なんて書かれている。

素敵な香りのする豆腐らしい…

なんて美的センスなんだ!

友人T曰く、「この臭いがクセになるんだ。日本でも食べたいけどさすがにねぇよな」とすっかりハマってしまったようだ。


shutofu2

(見た目は厚揚げの串焼き風だが臭いが…)



大根モチやら肉粽やら空芯菜炒め(これがウマイんだな)をイメージしていた私にはあまりにも強烈な料理だった。

日本じゃ…この強烈な味は出せんだろうなぁ…

友人Tはこの後、臭豆腐が恋しくなり再び台湾に向かうのだが、それはまた別のお話。















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2006-03-13 10:18:18

メキシコのタコス道② 怒濤のモツタコス編

テーマ:海外編

そんなわけで夜が来た。

昼同様、またもダウンタウンへと繰り出す。

お目当てのタコス屋はメインストリートよりだいぶ外れたところにぽつんとあった。

あたりは真っ暗だがその店だけやけに明るい。

ファーストフード店のように小綺麗で明るい店内である。

モツ焼き屋台のような店を想像していたので、ちょいとはぐらかされた感じだ。

テーブル席には着かず、調理の様子が見えるカウンターに座る。


調理場にはモツを炒めるための丸い独特の調理器が置かれている。

周囲ではさまざまな部位が煮込まれ、中央の鉄板で仕上げに炒める、という構造のようだ。


mexico3

(さまざまな部位が煮込まれている)


おー、あるわあるわ、確かにこりゃ見慣れたモツ様である。

トリッパ、舌、ハチノス、腸…いい感じに煮込まれている。

焼酎や冷酒で一杯やったらさずかし泣けてくるんだろうなぁという思いが頭をかすめたが、なにせここはメキシコ。

飲み物といえば、ライム入りのメキシカンビアの数々…ネグロモデロ、テカテ、XX、SOLにフローズンマルガリータ、そして気合いの入ったテキーラといったところが定番。

それもまた人生。

友人Tは「これ全部、食べるでしょ?」と鍋の中身を指した。タコスひとつひとつは小さいので、大人二人なら問題ないだろう。

陽気なメキシカン・コックはリズミカルにタコスを作っていく。

まずトルティージャを鉄板の上で軽く炒める。

次に具を取り出して炒める。

しかるに寿司を握るかのように具をトルティージャの上に乗せて形作る。

仕上げに刻んだ野菜を振りかける、といった具合だ。


mexico2

(モツの各部位が詰まったタコスたち)


友人T曰く「タコスってのは日本の寿司みたいなもんなんじゃない。タコス作ってる姿とかさ、寿司握ってるのと一緒だしさ

なるほど、確かに仕上げ下に形を整えるところなんかは寿司握ってるのと似てなくもない。

刺身の代わりにモツの各部位が乗っている、といった感じだ。


肝心の味はどうか?

まずはトリッパあたりからいってみることにする。

うむ、こりゃモツです、モツ。普通のモツ焼き。

ホクホクのモツですな。

ハラペーニョソースを塗ればこそ、タコステイストになるが、このまま食べているぶんにはモツの包み焼き、を食べている感覚に襲われる。

GOOD!


日本で食べるタコスというのはどうも上品すぎていかん。

丁寧に切り刻まれた肉や野菜たちではこの野生の味を醸し出すことはできまい。

タコス、タコス、タコス…」そうつぶやく友人Tはなにか思いに耽っているようだった。

我々はタコスの本質に少しは迫ることが出来たのであろうか?

タコスにネグロモデロにフローズンマルガリータ…

陽気なメキシカンと共に陽気に食べることこそが、タコスの真髄、なのかもしれない。

アミーゴ、アディーオス。

おそらくれからタコスを思い出すのは、メキシコ料理を食べたときよりもモツを食べたときではないかと思う今日この頃です。


●「TACOS RIGO」

電話:884-0638



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(「TACOS RIGO」にて。後ろのコックたちも陽気です)

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2006-03-06 12:58:47

メキシコのタコス道① 大行列の庶民派タコス編

テーマ:海外編

メキシコに行ってきた。

VIVA!メヒコ、アミーゴ、アディーオス、ってなもんである。

でもって、タコスをひたすら食べてきた。

タコス…自慢じゃないが私はタコスなるものをZEST 以外で食したことがない。

よってタコスはビールのツマミ、あるいはメキシコのファーストフードくらいにしか思っていなかったが、メキシコでは立派な主食だ。

朝タコス、昼タコス、夜タコス。

ホントに彼らは朝から晩までタコスを食べている。

アメリカンだって毎食、ハンバーガーは食べていないだろうし、コリアンだってキムチばっかり食べていない…いや、彼らは食べてるかもしれないな…なにせ朝からキムチを食べる民族だし。


ちなみにそれほどタコスに造詣の深くない私の思うタコスとは、

トルティーヤに具を入れて巻いて食べる。

具はビーフ、チキンをメインにトマト、オニオン、レタスなどスライスした野菜などなど。

それにハラペーニョやらソースを塗って、巻いて食べる。

サンチュに焼肉を巻いて食べる、あるいは北京ダッグを皮に巻いて食べるのに似ている…

がしかし、焼肉、北京ダッグとは違ってメインディッシュとしてはイマイチな食べ物、といったところだ。


果たして朝昼晩と3食食べても飽きないほど、タコスにはバリエーションがあるのか?

そして美味なものなのか?

真のタコスとは何ぞや?という命題を探るべく、メキシコへと赴いたわけだ。


成田-L.A-カンクンという15時間に渡る飛行機の旅の末、無事、メヒコに到着。

待ち受けていたのはギターを弾き、歌を奏でるマリアッチ…ではなく。

最近、芸能界のB級グルメ王ともっぱらの評判の友人Tであった。

「アミーゴ、灼熱の太陽とタコスが待ってるぜ」の言葉に乗せられてはるばるカンクンまで来てしまった私…

友人Tは一足先にタコス道を極めるべく、やってきていたのだ。

「いいタコス屋、見つけたよ。ダウンタウンに行列の出来るタコス屋があったのさ」

友人Tは一体をくまなく歩き、さまざまなタコス屋を見て回ったという。

で、見つけたのがカンクンリゾートからはちょいと離れたダウンタウン区域にある店であった。


地元のメキシカンたちが行列を作ってるぜ。きっとウマイに違いない…」

時は週末の午前9時。

ダウンタウンの土産物屋などが並ぶ市場の中にその店はあるという。

市場は昨年、10月のハリケーンの影響で多くの店が損壊、閉店している。

うす暗い閑散とした廃墟の中をうねうねと歩いていくと突然、その店は出現した。

確かに大行列が出来ている。

他にも数店、タコス屋は存在しているが、この店だけが混んでいるのである。


これこそがメキシカン・タコスさ。日本のタコスとは似ても似つかないもんだぜ。タコスの概念が変わること必死だぜい」とTは言う。(※ちなみに友人Tだが、実際にはこんな口調ではない)

どれどれ、店を覗いてみるとかなりデカイ容器に調理された肉が入っている。


takos2

(こんなデカイ容器に肉が盛られていた。これがあっという間になくなるのである)


バラ肉らしき物体がやわらかく煮られた感じで、どうもこいつのみをトルティーヤに挟んで食べるようだ。

確かに思い描いていたタコス像とは違う。

生っぽい。日本で食べたことのあるタコスに較べるとはるかに生っぽい感じがする。

チップス風のとうもろこしの皮に肉やら野菜やらをのせて食べる日本風タコスは、乾きモノの域を出ないが、こちら本場のタコスはほっかほっかの生タコスである。


で、友人Tが言うには「特別メニューがあるらしくて、レバが食えるんだ」とのことだ。

辞書なんかを見ながらカタコトのスパニッシュでレバを追加オーダーした。

レバね…なんか居酒屋の様相を呈してきた。

これが大衆派のタコスなのか?

リアルタコスとは酒のつまみ系なのか?

でてきたタコスはこんな感じ。


takos

(トルティーヤにてんこ盛りに肉がのった庶民派タコス。横の黒い物体がレバー)



ご覧の通り、トルティーヤに肉がてんこ盛りだ。

レタスの細切りやら、トマトやら、オニオンやらの具はない。

肉のみ、実にシンプルなタコスである。トルティーヤにはほんのりと味付けがされているようだ。

まずは何も付けずに食べてみる。

ふむ、見た目通り、肉はホクホクでジューシー。焼酎で一杯やりながら食ったらウマイだろうなと思いつつ、食す。

日本のタコスとは似て非なるモノ、といわざるをえないだろう。

次に唐辛子のチレソースを付けてパクリ。

うむ、ようやくタコスらしい味わいになってきた。

そして、最後に激辛ハラペーニョソースを付けてみる。

周囲のメキシカンたちから「ベリベリHOT」と掛け声が飛ぶ。

こりゃ辛い~

皆、コーラをがぶがぶ飲みながらを片手にタコスを食べていた。

味付きトルティーヤ、ホクホク肉、激辛ハラペーニョソース、コーラ、これが本場タコスの4点セットなのかもしれない。


ほとんどのメキシカンは3~4枚、中には5枚も一人でパク付いている強者もいた。

私ももう1枚チャレンジしようかと思ったが、満腹感よりも何より踏みとどまらせる大きな問題があった。

味のバリエーションがない、というか味に飽きてしまうのである。

確かに2種類のソースはある。

しかし、激辛ハラペーニョソースを塗ってしまうとなにもかもがハラペーニョテイストと化してしまうのだ。

これはキツイ。

友人Tは数日前よりタコス漬けで、やはりタコスに飽きてきたと言っている。

おそらく肉だけを酒のつまみで食ってる分には飽きないのだろうが…


そんなことを考えていると友人Tがさらなるレアなタコスがあることを教えてくれた。

ダンナ、もっとレアなナタコスがありますぜ。内臓たっぷりのモツタコス。これはレアでっせ、ヒヒヒヒ…」(何度も言うがTはこんな話し方はしない)

モツタコス…いったいどんな味わいなのか…

遠くメキシコの地で私の愛してやまないモツに出会えるとは感激だ。

つけあわせのレバーでその片鱗を見せたが、まだ見ぬ強豪に私の胸は震えた。

果たしてどんなタコスに出会えるのだろうか…


takos3

(タコス屋台でオーダーをする友人Tの図)









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