2006-01-24 09:35:59

DEEP阿佐ヶ谷の焼酎処で見た ~阿佐ヶ谷「かわ清」の薩摩魂~

テーマ:B級グルメ

阿佐ヶ谷という街にはB級グルメムードがプンプンと漂っている

線路沿いに続く飲み屋の数々…駅前こそ新しめの店が顔を出しているが、50メートルも歩くと看板のすすけた老舗がずらりと並んでいる。

近所に住んでいたら片っ端から訪れてみたくなること必死だ。


kawakiyo

(昼間はこんな感じでした)


でまぁ、つらつらと歩いていたらいい感じに年季の入った一軒の店を見つけた。

かわ清」という店だ。

店頭には「焼酎」とデカデカと書かれた提灯がぶる下がっている。

チラと店内を見てみるとばあさまが一人で店を切り盛りしているようだ。

客はいない。

きっと話し好きのばあさまに違いないと思い店に入ってみることにする。

案の定、ばあさまは早速、話しかけてきた。

「焼酎はどんなのが好きなの?」

「芋が多いですね…黄金千貫とかまろやかなんで好きですけど」

「じゃ、後でいいのがあるから」

とウキウキして言った。

どうもここは本格焼酎店のようだ。

なおもばあさんは語る。

「ここにある焼酎はね、私が実際に足で歩いて探してきたものばかりなのよ。もう30年くらいになるかしらねぇ」

ふむ、なるほど30年くらいは年季の入った煤け具合である。

カウンターの中には焼酎の入ったカメが4つ並んでいる。

ほほぉ、どおりでレアな銘柄が並んでますな。


つまみはばあさん自家製のお惣菜だ。

芥子蓮根、豆腐ようなど九州ライクな一品が並ぶ。

うーむ、手作りの味。

豆腐ようの塩辛さと焼酎が良く合うんだな、これが。

2杯目はカメに入った焼酎をいただいてみることにする。

文来道という銘柄の芋焼酎。

カメの匂いがほのかに漂い、いい感じにまろやかである。


20代の頃ならこの手の店に入店するのはドキドキものであったが、

最近は逆にワクワクしてならない。

「どんな素敵なことが待っていることやら…」

店主との会話も最高の肴になる。

ばあさまの焼酎へのこだわりは最高のもので

やっぱ焼酎は常圧でなくっちゃ」とか「このさつま白波は昔の作り方を再現したのよ。味が違うわよ」なんて素敵な話に酒もすすむ・


しばらくするとご老人が4~5人、入ってきた。

身なりもそこそこにキチッとしている。

同窓会かなんかの帰りなんだろう、と思いつつ、ばあさんの身の上話に耳を傾ける。

なんでも最近は病気がちで店を閉めることも多く、それが気がかりだという。

あと何年かしたら阿佐ヶ谷のDEEP飲み屋も減っていくんだろうな…などと黄昏れながら飲んでいるとどうも老人の一団の様子がおかしいことになっている。

みんなでグラスを持ち、黙祷している。

で、「死んでいった仲間たちに献杯」と発声された。

戦争に行かれた兵隊さんたちの会だったんですね。


でまぁ、話している内容が凄い。

どうも彼らは知覧の特攻隊の生き残りらしい。

リアル・ウインズ・オブ・ゴット

凄いところに来てしまった。

で、ばあさんも当然といった顔で彼らの話の中に加わる。

聞き耳を立てているとばあさんも知覧の近くに住んでいたらしい。

明日、出撃、という時に終戦になった」とか

生き残ったことが恥ずかしい」なんて声も聞こえてくる。

なんてDEEPなんだ…

さすが阿佐ヶ谷、恐るべし、である。

他の繁華街なんかでは味わえない魅力といえよう。


DEEPな街にはDEEPな店、そしてDEEPな会話がよく似合うぜ


●「かわ清」

東京都杉並区阿佐谷北2-4-1

電話:03-3338-1627

営業時間:18:00~23:00

定休日:土、日、祝日


AD
いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)
2006-01-16 00:14:41

モツ鍋はやはりごっつい食べ物です ~大森「博多屋」のコリコリ鍋~

テーマ:モツ焼き

モツ鍋がブームになったのは何年前だろうか…

ヘルシーだかなんだか知らないけどとにかくモツ鍋がブームだった時代があった。

ここ2年はジンギスカンだったが、そろそろジンギスカンもモツ鍋的転落人生を歩むことになるだろう。

なんまいだ


とうわけで、久しぶりにモツ鍋が食べたくなったので、モツ鍋探索へと出掛けてみた。

向かった先は大森にある元祖モツ鍋・居酒屋と掲げている「博多屋」。

都内に今も残るモツ鍋屋というと恵比寿の「蟻月」とか「黄金屋」なんかのデートにつかえるモツ鍋屋、みたいなコンセプトの店が人気のようだが、ここ博多屋はいわゆる居酒屋風のごっつりした店。

なかなかウマイ、という評判を聞きつけてやってきた。

軟弱なモツ鍋屋とはわけが違いそうだ。


居酒屋気分で一品料理を数品頼む。

馬刺し、レバ刺し、明太料理にコラーゲンたっぷりの豚足などなど。

いい感じにお酒が回り出したところで、いよいよモツ鍋へと挑んだ。

ここは店員がモツ鍋を作ってくれる。

まずモツが投下され、大量のキャベツが続く。

豆腐、山芋はオプションで。

今回は山芋にチャレンジしてみる。

キャベツがしんなりし出したら食べごろか。


では、評判の鍋にずいと箸を入れてみる。

鍋料理をみんなで食べるときなどはこの一番箸というのが大役である。

煮えたぎる鍋に一番箸を入れ、具をすくいだす。

うむ、今日の鍋はなかなかダシがいいな…」

独り言のようにつぶやきながら、したり顔でみなに目配せなんかをするのがなんとも心地よいのだ。


hakata

(モツとたっぷりキャベツがヘルシーだ)

で、ほぼ一年ぶりに食べたモツ鍋は、モツのコリコリ感を味わいながら

「そうだ、これだよ、ひたすらモツを噛みしめるのがモツ鍋だぜぃ」と納得なんかしたりして。

このモツのコリコリ感というのは独特のものがあって、

歯ごたえはあるんだけど、弾力もあって、プチッと弾ける感じ…ってのかなぁ…

私は貝類だとかミミガーだとか軟骨だとかコリコリ感のある食べ物を好んでいるが、

モツ鍋のモツのコリコリはひと味違う、ように感じている。

これが鍋でなくモツ焼きなんかの場合だとこうはコリコリしていない。

焼くより煮た方がコリコリするのはどういうわけか?

ES細胞同様、学術的な解明が待たれるところであろう。


しかしまぁ、モツ鍋をつついているとしみじみ「なぜこの鍋にスポットが当たったのか?」とふと思ってしまう。

確かに低カロリー食品として脚光を浴びる要素はあるのだが、ヘルシーだという切り口だけで間違ってスポットを浴びてしまった、といった感じだ。

ま、そう考えるとモツ鍋もジンギスカンもテーマは「ヘルシー」だったわけだ。

女性ウケするものがブームを作り、そして飽きられていく

女心と秋の空、女性は常に残酷なんざんすね。


出し汁が染みたコリコリのモツはやはりヘルシー食品などといったカテゴリーに含んでほしくない感じ。

ごっつりと味わいたいものである。



●元祖・モツ鍋居酒屋 「博多屋」

東京都品川区南大井3-34-6

電話:03-3768-0399
営業時間:17:00~24:00(月~金)
      17:00~22:00(土・日・祝)










AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2006-01-10 04:12:36

チェーン店のフグを楽しんでみるの巻 ~「玄品ふぐ 大森の関」~

テーマ:B級グルメ

正月はしっかりとおせちも食べたし、雑煮も食った。

食生活的には正月を満喫したぜ!

というわけで、今度は冬を満喫すべく、フグでも食いに行こうかと思いたった。


私が物心ついた頃にはフグとは高級料理で、滅多にどころか庶民には手の届かない料理、

みたいなイメージがあった。

よって、恥ずかしい話だが、私はフグというものを長年、食べたことがなかった。

初めて食べたのは社会人になって、取材でフグ料理屋を訪れたときであった。

これがフグか…」

ありがたやありがたやと思いながらうすーいフグ刺を食べたことを思い出す。


で、いまから10数年前に大阪に行った時のことである。

どこかで昼飯でも食べようかと街を歩いているとフグ屋がやたらと目についた。

昼からフグなんて高級料理を食べられるわけねぇじゃねぇか」と悪態をつきながらショーケースを覗いてみるとあーらビックリの激安価格。

なに!フグ刺しやフグチリやらのついた定食が2000円だと!」

いくらランチといえど信じられない価格だった。

それも多くの店でそんなもんなのである。

当時、東京でそんな激安フグなどというものは考えられる術すらなかったのである。

「と、とにかく食ってみよう」

激安フグにおののきながらぽってりとしたフグを食べたのを昨日のように思い出す。

大阪ってところはなぜこうもフグが安いのか、とにかく大阪に行ったらフグを食わなきゃ損だ、くらいに思ったものである。

これが人生で二度目のフグとの出会いだった。


そして時は流れ…フグチェーン店の登場により、いまや東京でも激安フグを食べられる時代がやってきた。

今回訪れたのは昨年末にオープンしたばかりの「玄品ふぐ 大森の関」である。

この「玄品ふぐ 」がこのところ猛烈な勢いで増殖しているのである。

東京だけでも50店舗近くあるくらいだ。

冬はいいだろうが、夏はどうすんのよ、と心配になるくらい増殖している。

勢いってのは恐いモンです。


メニューはそれほど多くなくて、てっちり、てっさに唐揚げ、焼きふぐ、皮刺し、白子くらいなもんである。

売り切れだった白子と、焼きふぐ以外の全てのメニューを食してみることにする。

なにせ安いっすから。

てっちりが1人前1980円、てっさ(ふぐ刺し)が980円といった具合。


fugu

(これで1人前なら納得だが、2人前頼んでもこの皿で来るのが悲しい。

できれば大皿に盛って欲しいモンである)


確かにてっさの量は少ない。

でっかい皿にこれでもかと並べられた皿の柄が透けて見えるくらいの薄い刺身を大量に箸でつまんで食べるのが醍醐味、ではないかと思うが、980円では文句も言えないというもんであろう。

ちなみにここのてっさは肉厚です。


fugu2

(ここのてっちりは紙鍋で食べる。安全性の問題だろうか?)


しかし、こう居酒屋風な感じでフグを食べる風情ちゅうもんがなくていかんですな。

和民あたりでフグを食べているような感覚に襲われるんですな。

フグが気軽に食べられるようになったことを喜ぶべきか、

フグのありがたさがなくなったことを悲しむべきか、

それが問題ですが、ひれ酒はやっぱ美味です。

グビグビ(これだけでも相当、満足です)


●「玄品ふぐ 大森の関」

東京都大田区山王2-5-2

電話:03-6429-1129

営業時間:16:00~24:30

定休日:無休



AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。