英語コーチと英語レッスン、何が違うの？
最近コーチングを始めてから、よく聞かれるようになりました。
そのような時は、
「経営者とパートタイムの違い」
もしくは
「明確な目的を持って臨むかどうかの違い」
と答えるようにしています。
経営者の仕事は、会社の経営方針（目的）を決め、その経営目標を達成させることです。
そのために、以下のような事を行います。
、
１．事業計画の立案
２．事業計画の進捗管理と意思決定
３．経営上の問題解決
４．株主・出資者へのコミットメント
これはコーチングにおけるコーチの役割と似ています。
一方、英語レッスンの教師は、自分の時給に従って、生徒に英語を教えます。
コミットするのは英語レッスンに費やす時間のコミットだけであり、明確な目的を持ちません。
「ん、英語レッスンも「英語の上達」を目的としているんじゃないの？」
と、思う人がいるかもしれませんが、英語の上達は（真の）目的ではありません。
真の目的というのは、「外資系で出世する」とか、「外国でセミナーを開いて海外展開する」、
「外国人の彼氏（彼女）を作る」といったものを指すのです。
英語は、コミュニケーションのツールであって、それを習得すること自体は、
単なる真の目的を達成するのに必要なツールを手に入れることであり、
それ自体は真の目的にはならないのです。
ですから、英語レッスン教室としては、明確な目的を生徒に持たれてしまうと、
その目的が達成された瞬間に、生徒は英会話教室に来ることをやめてしまうため、
長く生徒さんに通ってもらいたい英語レッスン教室は、あえて生徒さんの真の目的を
明確にしないのかもしれませんね。
逆に英語コーチングは、英語を習得する理由を、深く掘り下げるところから始まります。
１．英語を習得する真の目的は？
２．どこまで英語が上達すれば、その目的は達成したと言えるか？
この二つの質問を深く掘り下げ、生徒さんの英語力を判断したうえで、
目的達成のための具体的な戦略と戦術を練っていきます。
ですからコーチによっては、
目的のために、英語以外の領域においてもアドバイスをすることもあります。
私は、元々外資系でマネージャー職に就いていましたので、
外人相手のプレゼンテーションであるとか、報告書の書き方、プロジェクト管理といった
分野が得意でもありますので、英語の習得以外に、必要に応じてコーチングを
受ける相手の英文資料の中身をレビューしたり致します。
いかがでしたでしょうか？
英語レッスンと英語コーチング、
聞こえは似ていますが、全く異なるものだと何となく分って頂けましたか？
もしあなたが、なんとなく英語を学びたいとか考えていらっしゃるのでしたら、
英語コーチングはお勧めしません！
でももし、あなたが英語を使って何かをしたいと真剣に思っていらっしゃるのでしたら
英語コーチングは、絶対おすすめです！！
さて、今回取り上げた英語コーチングですが、英会話のグループレッスンと違い、
性質上一対一でしか対応することが出来ませんので、お受けできる生徒さんの数は
あまり多くはありません。
また、コーチングの期間はコーチと生徒さんは二人三脚でゴールを目指さないと
いけませんので、二人の相性とかも、非常に大切になってきます。
ですから、もしあなたが英語を本気で習得したいと考えていらっしゃるようでしたら、
早めにご自身に合ったコーチを探して申し込むことをお勧めします。
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