いま気になってること

 

対岸の火事を眺める事に一抹の不安を感じるのは、多分正当な感覚だろう。

ユーラシア大陸の対岸の火事は、少なくとも市井の人々は心を鬼にし、政府にもそうする様に促せばいいけども、地方の知事選とアメリカ大統領選の今の惨状を見ていると、この2つは正直対岸の火事には思えないのである。


都知事選に関しては、マスメディアのネガティブキャンペーンをものともせず現職の小池知事が有力だろう。

これは今回の都知事選が宿命的に二位になる事を定められている候補を始めとして、いわゆる泡沫候補しかいないという事に尽きる。

首都たる東京で何をするというのが重要なのに、国政に問う都知事選にしたいとか、YouTubeで金の盾ゲットだとか、地方自治というものを根本的に勘違いしているとしか思えない。

とそんな風に憤ったとて、お前のところの前市長フル・モンティって言われたら反論できず、ぐぬぬになるのは実に困るのである。

しかもシャワー室配信チャリティ企画(いやおそらく多分違う)もやらずじまいで現職有利の選挙選の供託金ボッシュートレベルで負けて退場だったし。

 

基本的に選挙というものは、ヤバい奴とかしょーもない奴を排除する営みだと思っている。

その前提でいるから、清くも正しくもない一票を少しでもマシな候補者に入れるのである。

そして自分も含めてだが、人間というのもは権力が絡むと信用出来ないものと割り切って、だ。

こういうニヒリズム満載の切り口で地方自治を始めとした政治を見ている層がどれだけいるかわからないけども、日本で投票率が上がらないのは政治は誰に入れても上級層のおもちゃでしか無いと本能的に割り切っているから敢えて意思表示する必要を感じないという人が多いという事だろう。


僕の世代、つまりミレニアル世代の更に言うと僕みたいな負け組には穏やかに暮らす事の出来る未来などないのは、重々承知ではある。

それをわかったとて、その虚無感とか無力感を次の世代に押し付けるのは、また違う。

負け組は様々な世代的な恩恵は受けられないとて、

次の世代が普通に子育てに金銭的にも時間的にも、そして安全保障的にも苦労しない様な環境を整える事が出来る人に多分投票すべきなんだろう。

でもそういう問題について意見を聞いてみたいとか、話してみたいと思う政治家先生とやらが存在しないのが一番の問題で危機なんだろうなと書き捨てて今日はオシマイ。

 

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