11月公開以来、ゴジラ-1.0は実に大好評でロングラン公開を続けている。

日本国内で制作費を回収した上で、全世界公開で更に荒稼ぎしている。

まさに年末の全世界映画興行のビッグウェーブだった訳である。

そこで日本以外でこっそりと爆死しているディズニースタジオ100年記念作品の「ウィッシュ」の事は、そっとしておこう。


ゴジラ-1.0、アメリカアカデミー賞の視覚効果賞のノミネート候補になっている。 

これは正式にノミネートされた訳じゃなく、ここからノミネートされる候補になったということであるけども恐らくは正式にノミネートされるだろうと言われている。

というか、このキービジュアルのゴジラマジでカッコいいのである。


僕は山崎貴監督の映画にはTV局絡みの作品が多くてあんまり良い印象が無かったのである。

ドラえもんや三丁目の夕日は明らかに感動ポルノ感があって、どーも苦手だ。

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」はネタバレを踏んで、何でどーなるのかと思っていた位である。

一方で「アルキメデスの海戦」は非常に評価が高くて、その落差に不思議さを感じていたのである。


そうした僕の中でのなんかモヤモヤした山崎貴監督への興味がある中で、ゴジラ-1.0の超絶高評価を聞くと一端の映画通を気取りたがる勢としては是が非でも観に行きたかった。

ただ年を跨いだしスクリーン数減ってるんじゃないかなと思っていたら、先週からモノクロバージョンが公開されると聞き、このビッグウェーブに乗るしかない的なモードになったのである。 

ただ先週はあいにくまるまると体調不良で戦闘不能だったので、ようやく鑑賞にこぎつけた訳である。


この「ゴジラ-1.0」、アニメ以外の邦画が苦手な僕でさえ全力で拍手喝采しているぐらいに素晴らしい作品だった。

というか、国内好評聞いた時点でスクリーンに全力で走れよオレと過去の自分にマリーザ様の前蹴りをブチかましたくなる位である。

まあ公開直後は柏レイソルの残留やら天皇杯決勝やら色々あったのでまあ仕方がない(自己正当化)。

ゴジラ-1.0といい、ゲ謎。といい、戦後日本の闇とわずかに指した光を描く作品がロングランヒットしている状況は面白いなと思いつつ、ネタバレ無しの感想はとりあえずまた明日。