でも不思議だなぁ、まだ先週から何日も経っていないのに納車日の事ばかり考えている。
ルノーメガーヌスポーツツアラーGT。
荒ぶり過ぎず、大人し過ぎず。
操舵性やパワーやシートの良さは1600ccではあり得ない上質感と満足感。
早くマイカーとして乗りたい…と思うようになり、法人での購入なので、仕事を更に頑張らないと失うわけだから…気合い入れて仕事もしたい！となってる。
ワクワク感が止まらないのを出来るだけ周囲に悟られないようにしているけど、それがまた気持ちを煽ってるんだろうなぁ。
クルマを買うという事でこんなに気持ちが上がっているのは本当に久しぶりで、今の日産デイズルークスを買う際に感じた高揚感以来だ。
その昔はヤッパリ会社の代表者をしていたのもあってクルマは本当に贅沢をさせてもらっていた。
ベンツだって乗ってたけど、接待に西葛西に行ってたら窓ガラス割られていたりと身の丈に合ったクルマに乗ってないとロクなことが無いのも知ってた気がする。
だからその後に会社を奪われて、愛車と呼んでいたクルマが目の前で回収されていく様はとっても凹んだけど、少しホッとしていたような気もするんだ。
「僕は失敗者」という烙印を自分からも焼印レベルで自らに打ちまくり、欠格者と思い生きてきた時期には生活でどうしても必要なクルマを中古で無理やり買い、壊れるまで乗るっていうのを繰り返していたように思う。
生活苦なのに妻に無理を言い、、、何やってんだと自分を責めるのだけど、ただただ家族が暗くなるだけだったから多分皆んなで背伸びしながら笑っていたんだよね。苦労しかかけてこなかったように思ってしまう。そんな事を言うときっと家族は怒るけど、でもヤッパリ無理強いをしてきたと思う。
そんな折にようやく落ち着いた生活が慎ましくも出来てきて、家族で出掛けたいなんて事も思えるようになってきた頃思い切って購入したのが日産デイズルークスだった。
軽自動車なのに知ってる感じではなく、まるで乗用車のような乗り心地や内装などビックリした。値段もビックリしたけどね。（軽自動車としてはヤッパリ２００万円こえは高い）
ただ、ディーラーでローン組んで自動車を買える事に本当にホッとした瞬間でもあり、一段落したように思った。
不思議なもので、その後直ぐに長野県への移住の話が舞い込み、あれよあれよと移住。四駆にしておけば良かったと思ったけど、そんなに雪深いところではなかったから意外に問題は無かった。
電車が無い地域なので、妻も乗れるクルマが必要だったりで、不要車を貰って乗り継いだりしていたけど、とうとう外車を法人で購入できるという偉業？笑を成し遂げてしまったのだ。
ただ、外車といっても昔乗っていた事のあるベンツみたいなブランド代だけで動くようなものには興味が無かった。本来はただ長距離の営業に行ければ良かっただけだったのだけど、今一緒に頑張る会社の仲間が何故か外車好きで影響を受けたんだろうな。
たまたま昔経営してた会社が乗っ取りを受ける前に乗りたいと思っていたルノールーテシアスポールを覚えていて冷やかし半分で行ったルノーディーラーで見た現行メガーヌRSを見ちゃって脳裏に刻まれたようにも思う。
ただ、RSは今の私には余りにレーシーでシビア過ぎるのと、狭いのと、派手過ぎて田舎では叩かれるのがオチと考えて手が出なかった。
それで日産で業務用車やトラックなども買っていたディーラーでエクストレイルでも…と思っていたら既に与信オーバーで買えないと営業マンに宣告され落ち込んでいたんだ。
そんな時にたまたま思い出した冷やかしのルノー代理店に電話したらあっという間に契約…。
だから余り購入時は実感無く印鑑を押してたと思う。
多分感覚的には衝動買いなんだよね。
衝動買いというけど、損な買い方は経営者経験者なんだから出来ない。だからそれほどにこのクルマの出来が良いんだよね。
費用対効果を常に考えてる自分の感性で、どれだけアラを探しても出てこない。逆にどうしてこれだけの仕上がったクルマがこの値段で買えるの！？って今でも思うし、外車を売るという事が大変な日本社会において、頑張っていたのがファイナンスだったんだ。
経費負担がまるで日本車の営業車レベルでこれだけのクルマに乗れるのだから間違いなく良い買い物をしたと思うし、何よりもそのご褒美でこんなにも売上や会社の業績に前向きになって頑張れるのなら究極的に費用対効果が良いと思う。
後は「外車は壊れる」という昔のセオリーをまだ何処かで感じてるオッサンだから、乗り始めてからが本当の勝負だな。笑
でもどこのインプを見ても、壊れるって書いてない。それこそ日産や三菱のノウハウがきっと活かされて、ルノー全体としてのジャパンクオリティ化が成されているのだと感じた。
その分どうやら昔のルノーらしさがだいぶ減ったと古くからのユーザーは扱き下ろしているけど、私からすれば日本車には決して無い遠慮の無いパワフルさと足回り、それにシート。更に日本車レベルの壊れなさが備わってるクルマであれば完璧なんだよね。
かくして契約し、納車待ちなのだけど、、、
待ちきれずにこんなにフワフワと記事を書くまでになっている自分が不思議であると同時に若かりし日の気持ちの強さやそれでも等身大に考えてフランス車に乗れるようになっていた今の自分に更なる喝を入れて臨みたいと考えている。