こんにちは、横浜市会議員の東みちよです。

先日は、横浜自民党の女性議員の

先輩たちと一緒に、下水道施設視察へ。

北部第一水再生センターの

樽町ポンプ場に行きました。


ここは「くじらも通れる下水道

と言われるほど巨大な幹線が

地下60m❗️もの地中に整備されています。




右から高橋のりみ議員、輿石かつ子議員、伏見ゆきえ議員、私😊


新羽末広幹線と呼ばれるもので

総延長約20km、

一番太い部分は直径8.5mもあります。




かつて暴れ川と呼ばれた鶴見川流域の

治水安全のため、流域に降った雨を

一時的に貯留しながら

直接海に放流する仕組みです。


その貯留能力は

横浜スタジアム約1.3杯分の

41万m3にもなります。


2014年の台風18号の際には約38万m3を貯留!

昨年の台風19号では約7万5千m3

同時に多目的遊水池に約94万m3を貯留し

浸水被害をガッツリ防ぎ

ラグビー WCが開かれたのは

記憶に残る出来事でした。


下水道には、汚水処理、雨水の貯留・排水

などの機能がありますが、

これを一緒に行なっているのが合流式で

自治体によっては合流式により内水氾濫を

起こしてしまうケースもありますが

横浜市では、別々の配管で流す分流式が

とられており台風の影響下でも

しっかり貯留、排水をコントロールしています。


地下60mまでは暗闇の階段を

懐中電灯で照らしながら降りました。

酸欠にならないよう💦

先頭は酸素計を手に一歩ずつ。

探検隊のように緊張しつつも

安全第一で向かいます。

帰りは一気に階段を登りました。



地上には巨大なポンプ機械。

下水道施設の心臓部といってもいい機械です。



機械の耐用年数は20年と言われていますが

上手にメンテナンスしながら

もう30年ほど使っているそうです。

実は環境創造局 下水道の決算を見ると

事業費の約7割が減価償却費になっており

設備をいかに維持しながら長く活用するか?

ということは今後も重要です。


なお平成4年にここを見学に訪れた

小学生たちが記念の壁画を

遺していたそうです。




「先生、元気な女の子を産んでね」

とメッセージが描かれたのを見て

下水道担当職員が学校を訪ねたところ

当の先生はご健在で写真を見て感激した

というエピソードを聞きました。

地下60mのタイムカプセル!ですね。


これからも私たちの安全安心を

支える、くじら下水道🐳 頑張れ!


北部第一水再生センター(横浜市HP)


横浜市 内水ハザードマップ