秋宮周辺
おすすめ散策コースの最後は、

長野県宝である、
下諏訪宿本陣の
岩波家を見学しました🎵ニコニコ


聴泉閣かめやさんの
前の所有者は、
岩波家の分家の方でした。


岩波家の本家は
聴泉閣かめやさんの隣にあり、
本陣跡を守っています。












堂々たる看板と
門構えの御屋敷です。



明治天皇陛下がこちらで
小休止をお取りになったそうです。



庭の木立が丈高く
よく茂っていて、
まるで森の中を
進む心地がしました。





少し開けた場所に
玄関がありました。



受付の玄関です。
一般のお宅の玄関くらいの
広さでした。


全部は公開していないので、
御大名がお入りになる玄関は
往時は別の場所に
あったのかもしれません。



玄関には木札がずらりと
並べられていました。


昔はこうした木札は
宿が用意するのではなく、
泊まる人が持参して
門前に掲げたそうです。


旅館の入り口に
今でも掲げられている
「〇〇様御一行」という札は、
元はこうした札が
おこりだそうです。


貴重だし、
達筆ですね❗️おねがい



本陣の奥方のお部屋は
玄関のすぐ横にありました。



内庭の眺めです。
お蔵と炭小屋が見えました。


この広場で餅つきなどを
したのでしょうか。



流しが銅張りで
明治か大正、昭和までは
実際に使われていたものと
思われました。



壱の蔵、弐の蔵、
参の蔵が見えます。



当主のお部屋は
一番奥にあって広く、

和宮様ご所用の品々の他に
おそらく当主の鎧兜や鞍、
刀や裃が
展示されていました。






大広間は
藩主の方などがお泊りになった
お部屋だそうです。


岩波家は
イベントやロケなどに
貸し出しを行っているそうです。


まるで往時の宴を再現するように
椅子と御膳が
並べられていました。



木の根がすごい❗️ひらめき



たくさんのつつじの木が
印象的で、
初夏はさぞ綺麗だろうな…と
思いました目がハート



釣燈籠が印象的です。
また、
軒先の丸太の長さが
素晴らしいです。



脇床がぐるりとあって、
床の間の三幅だけでなく
脇床にも
達磨大師の大きなお軸が
掛けられていました。



立ち蹲の形が
変わっていました。


御殿様気分が
味わえます🎵ニコニコ



お抹茶と金米糖を
いただきました。




館内の説明も
特になかったので、

気持ち良いお庭を眺めながら
2人だけで
ずっとのんびり出来たのは、
何よりでした❤おねがい



このように素晴らしい
岩波家住宅ですが、

たった一つだけ
とても気になることが
あったのですキョロキョロ


岩波家は
床下にいわゆる
縁の下がないと言っていいくらい
異常に低く、

地面の湿気が上がる為か
畳や襖が
湿気っているようでした。


「どうして縁の下が
ないのかしら?」と
私が夫に言うと、

「旅先は危険が多いから、
曲者が縁の下に
隠れないように
する為じゃないか?」と
夫が言いました。


なるほど❗️びっくり


縁の下がないと
家全体も傷むのが
早くなるなぁ…と
思いましたが、

土台を改修するのは
難しい事でしょう。


県の宝とはいえ
維持するご苦労は
大変なものだなぁ…と
感じました。


岩波家の本家の方の
ご尽力のお陰で、
今も貴重な建物が守られて
私達が拝見出来たのです。


本当に有り難いです。






お抹茶をいただいた後は
展示を拝見しました。







受付横の2階は
立ち入り禁止でした。



玄関のたたきの石が
とても大きかったです。



岩波家さん、
ありがとうございました❗️



帰りに新鶴本店さんで
塩羊羹と豆大福を
お土産に買いました。





ぬのや本金酒造でいただいた
酒粕サブレです。



諏訪にはこれまで何度も
訪れていましたが、
下諏訪の観光は初めてでした。


下諏訪の歴史を巡る旅が
夫と出来た事に
感謝いたします。