平城京跡の近くに
泊まると決まった後、

周りの観光施設を調べて
一番行きたいと思っていたのは
この海龍王寺様でした。おねがい


しっかり「参ります」と
言挙げもしていたので、
やっと行く事が出来て
嬉しかったです。照れ


海龍王寺様は
元は土師氏の土地だったものを
藤原氏が譲り受けて
邸宅としたもので、

藤原不比等が亡くなった後
光明皇后の皇后宮となり、
平城京内にある
天皇家の祈祷寺として
整備されました。


平城京の隅にあることから
隅寺と呼び習わされたそうです。


現在世にある
般若心経は
隅寺で盛んに写経された隅寺心教が
元になっているそうです。








表門です。
室町時代のもので
重要文化財です。




春と秋のみ特別公開している
鎌倉時代の
十一面観音菩薩立像は
重要文化財で、
光明皇后が自ら彫った像を元に
作られたと言われています。


大変に美しい優品です。
私は本当は観音様を
拝見したかったです…。おねがい









細い参道を歩いて
境内に向かいました。


参道の両側の築地塀も
表門の築地塀と同じものです。


大変風情があります。



大変残念ながら
廃仏毀釈の嵐に見舞われ、
東金堂と五重塔とは
今は失われていて
跡のみ残っています。
なんてひどいことを…。ショボーン



東金堂の跡に立つ
この大変に大きな楠が、
跡を守るように
聳え立っているのが
とても印象的でした。



奈良時代と
全く同じ場所に建っている
本堂の中は撮影禁止でしたが、
素晴らしい仏像ばかりでした。おねがい


写真でご紹介出来ませんので
ホームページからご紹介します。







不動明王様は
鎌倉時代の作です。
愛染明王様は
室町時代の作です。







平安時代末期から
鎌倉時代初期の
毘沙門天像です。




五重塔は奈良時代前期のもので
国宝です。
伽藍が広くないことから
金堂内に納められる
大きさで作られています。


西金堂は
奈良時代の建物が
そのまま残されているもので、
重要文化財です。下矢印



境内のこの松が
美しかったです。



奈良時代の建物や五重塔が
今も残っている海龍王寺様は
本当に凄いお寺でした。


海龍王寺様に佇むと
今も奈良時代の雰囲気が
色濃く残っていると
感じました。


ぜひお詣りしたかった
法華寺様と海龍王寺様に
念願叶って参拝出来ました事に
感謝いたします。おねがい