18日と19日に
夫と鎌倉へ
旅行しました。


昨年の11月27日に
円覚寺と明月院と建長寺
それから鶴岡八幡宮様に行き
不思議な体験をした話は
以前ブログに
書きました。


その後程なくして
夫の横浜赴任が
決まりました。


私は密かに
頼朝公が
呼んで下さったのではないかと
思っています。


一年たって
鶴岡八幡宮様に
お礼参りに訪れる事が
やっと叶いました❗
感無量です。おねがい



東京も鎌倉も
昼間の人出は
例年ほどではないものの
かなり元に戻っているように
思います。


鶴岡八幡宮様は
康平6(1063)年に
源頼義が奥州を平定して
鎌倉に帰り、
材木座に源氏の氏神として
八幡宮をお祀りしたのが
その始まりです。

源頼朝公が
現在の地にお遷しし
建久2(1191)年には
上下両宮が
整えられたそうです。



お昼は近藤さんというお店で
ミニ懐石を
いただきました。


ふらりと入ったお店ですが
近藤さんは
誠に折り目正しい
良い和食店でした。


あっという間に
いただいてしまい
写真を撮り忘れましたが
ローストビーフが
絶品でした❗ラブ


夫はローストビーフが
普段は好きではないのに
「このローストビーフなら
何度でも食べたい。」と
言いました。びっくり


次もこのお店に入ろうねと
夫と話しました。
鎌倉へ行く際は
オススメします。ウインク



太鼓橋から
神門が見えます。


素晴らしいお天気でした。


両脇の燈籠は
江戸の砂糖店と
大阪の砂糖店とが
協力して
献燈したものだそうです。

(歴史好きの夫は
石碑や燈籠の
由来を読むのが好きで
いつも色んな事を
私に教えてくれます。)



この槇の木が
とても素敵でした…。🌳


風は強いけれど
暖かい日でした。

関東の冬の素晴らしさは
澄んで高い青空だと
いつも思います。
照れ


大石段の下の
舞殿です。

私はいつもここを通ると
「しづやしづ
賤(しず)のをだまき
繰り返し
昔を今に
なすよしもがな」という
静御前の故事を
思い出します。


静御前は
恥辱であるとして
再三固辞したにも
かかわらず、
若宮廻廊で舞う事を
強いられたそうです。

静御前は
ここで切られて亡くなっても
構わないと思って
身一つで精一杯の
抗議をしたのだと
思います。

その後静御前が産み落とした
義経様の男子は
私と夫がこれから宿泊する
宿がある
由比ヶ浜に
捨てられたそうです。

おそらく、
隠れて拾われぬよう
切られてから
捨てられた事でしょう。


鎌倉という地は
たくさんの時間の重なりを
いつも私に
感じさせます。



大銀杏が倒れた後の
子銀杏が
左に写っていますね。イチョウ

切り株の横で
小銀杏の木が
すくすく育つ様子は
とても微笑ましいです。



歴史に思いを馳せながら
ここに立つと、
あらためて
夫と仲良く
お礼参りに来られた事への
幸せと、
強い感謝の念が
湧いて来ました。



本宮(上宮)で
お宮参りや七五三のご祈祷を
拝見しながら
夫と無事参拝する事が
出来ました。

宝物殿も拝観しました。


鎌倉国宝館という建物が
あったのですが、
残念ながら
休館中でした。



段葛のある参道
(若宮大路)が
由比ヶ浜まで真っ直ぐに
続いているのが
遥かに見渡せます。


大石段の右にある
若宮様(下宮)です。
今回初めて
お参りしました。
ご祭神様は
応神天皇陛下ご親王の
仁徳天皇陛下です。




紅葉の美しさに惹かれて
歩いていると、
柳原神池の橋を渡った所から
急にご神気が変わったのに
気づきました。


昨年鎌倉へ行った時は
小学生の時以来の訪問
だったので、
私はほとんど予備知識がなく
お参りしたのです。

若宮様の奥には
白旗神社様という
神社がありました。

近づいてみると
白旗神社様のご祭神様が
源頼朝公と実朝公だと
知りました。びっくり


頼朝公は罪人という理由で
他の姫との子を
○されています。
頼家公は
政子様がお子を身籠った時
今度こそ嫡男として
立派に生い立たせたいと
強く願ったに
違いありません。

若宮大路という名からも
わかる通り、
若宮様は源頼家公の
末永い安寧を願って
頼朝公が建立したのでしょう。

本宮と若宮、
頼朝公と頼家公、
応神天皇と
仁徳天皇。

並び立つ両宮は
頼朝公と政子様の
親としての
子の幸せを願う思いと
誕生の強い喜びを
まるで昨日の事のように
感じさせるだけでなく、

義経様と静御前と
そのお子、
そして頼家公と実朝公の
悲しい出来事も
私に感じさせます。


私達が古の過ちを
けして繰り返さないようにと
鶴岡八幡宮様は
教えてくれています。


若宮様と白旗神社様へも
夫と一緒に
お参りが出来て
本当に良かったです。



若宮様の隣に
ひっそりと静まる
白旗神社様。


若宮様同様
丁寧にご挨拶しました。


立派な手水もあります。

白旗神社様の参道も
紅葉が綺麗でした。紅葉



静かな参道と
白旗神社様の鳥居です。


この後、
源氏池にある
旗上弁財天社様にも
お参りしました。



こちらの弁財天様は
鎌倉時代の作で
重要文化財です。
弁財天様は
公開されていません。



池の中の島へと
太鼓橋を渡ります。


寄進された
たくさんの白旗が
ずらりと並んでいました。


裏には、
政子石という
良縁祈願の石が
ありました。


私は石よりも
この並び立つ木々が
いいな〜と思いました。🌳🌳


段葛のある若宮大路を
由比ヶ浜へと歩いて
この日のお宿へと
向かいます。


門前に
鎌倉紅谷さんという
クルミッ子を販売している
お店があるのですが、
すごい行列だったので
買うのは諦めました。



途中、
「下馬」という地名が
ありました。

昔はここで馬を下りて
徒歩で参拝へと
向かったそうです。
夫に教えられなければ
この石碑には
気づきませんでした。
夫に感謝です。ニコニコ


由比ヶ浜から鶴岡八幡宮様まで
若宮大路が
今も一直線に
続いています。


由比ヶ浜へ近づくにつれ
素敵な洋館や
豪華な邸宅が
増えて来ました。


篠田邸という
鎌倉市景観重要建築物でした。


由比ヶ浜は
心が晴れ晴れとするような
気持ちの良い
眺めでした。


海は本当に
いいものですね…。波


向こうに見えるのは
江ノ島でしょうか。


海を散策してから
この日のお宿に
私達は向かいました。

続きます。