トランプ関税の真の目的は何なんだろう?
世界中でその動向を注視して右往左往してるのが現状なんだと思います
まあ、巷間伝えられているニュースを見ながら私なりに整理したいと思います
私は4つの目的が有ると思います
1つ目が貿易赤字の解消
トランプは元々がビジネスマンですからアメリカの貿易赤字は許せないんだと思います
2つ目がアメリカ製造業の復活
国内で空洞化してしまった製造業を復活させて没落してしまった中産階級の労働者を豊かにする施策の1つだと思います
3つ目が関税により政府への税収を増やしてFRBの解体へ布石とする
トランプは民間が所有するドルの発行権を持つFRBがディープステイトの巣窟だと思っています
国の債務を無視してドルを刷りまくり金利で儲けることが一部の金融資本家たちへの利益になって格差が拡大したシステムを壊そうとしています
最後の4つ目が中国潰しです
もしかしたらこれが究極の目的かもしれません
アメリカも傷みが伴いますが中国への経済戦争を仕掛けて最終覇権戦争に持ち込もうとしています
思い起こせばレーガン大統領の時代に当時世界を二分していたソ連に軍拡競争を仕掛けて結果的にソ連が崩壊した経緯がすごく似た構図だと思います
今の中国と当時のソ連では経済規模が違いますので簡単には決着は付かないとは思いますが今のボロボロの中国経済を鑑みて中国共産党の崩壊、もしくは習近平の失脚が有るかもしれません
日本人からしてみたら中国の軍拡が止まって中国の巨大市場だけが残る状況になれば理想的だとは思います
日本にとってのチャンスが日本の輸出に関してのトランプが指摘する非関税障壁です
例えば日本がアメリカに輸出する場合アメリカには消費税が有りませんから日本の企業には消費税分の還付金が企業に戻されます
それをトランプは輸出補助金じゃないかとクレームを付けています
アメリカの製品を日本へ輸出する場合はアメリカの製品に消費税がかけられます
これでは対等な貿易なんて出来ないと言ってるわけです
至極ごもっともな意見です
この還付金ですがトヨタでは年間6000億円の還付金が支払われています
輸出企業においては消費税が上がれば上がるほどこの還付金が増えて返ってくる仕組みです
我々を苦しめている消費税がこんなところで恩恵を受けている人たちがいるわけです
経団連と自民党が巧みに連携してると思ってしまいます
言い換えればトランプは日本の消費税を止めろと言ってるんです
この外圧を利用してぜひ消費税の廃止に持って行ってもらいたいものです
以上が簡単なトランプ関税の私の考察ですが世界は大きく変わろうとしています
この変化が正しかったのか間違っていたのかは歴史を後で検証しなければ分かりません
そんなことを心配するよりも変化を甘んじて受け入れて出来ることを粛々とやって行く
それしか無いのだと思います