今年の台風とお盆の思い出。 | くみちゃんの(日宣妙苑/ヒムラミョウエン)ひとりごと

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新たに引越ししてブログはじめました。皆さんどうか宜しくです。

今回も検証例ではありません。

今日も個人的な独り言です。

今回も、ちょっと気になることがあったので

書き留めておこうと思いました。

皆様、何卒ご容赦くださいませ。

 

今年のお盆期間はなんとも慌ただしく

近畿地方上陸の予報と共に台風の進路を気にして

気持ちの落ち着かないお盆期間を過ごしました。

 

台風上陸した8月15日は、

父方祖父の命日でした。

祖父が亡くなったのは、

まだ私が小学校の頃でした。

 

お盆で祖父が和歌山に孫たちが帰ってくるからと

その前に、みんなに会う前に、

きれいにしておきたいと

今から近くの銭湯に行くから

お風呂屋さんに置くための準備をてほしいと

当時の住み込みのお手伝いに来ていた方に頼んで

お風呂の用意を玄関で待っていたそうです。

 

彼女が、お風呂へ行く準備が整って玄関に持って行くと

祖父はその場で横になって倒れていて

そのまま救急車で運ばれましたが

心筋梗塞ですでに息絶えていたとの事でした。

 

結局、生きているうちに祖父には会えないままでした。

本人もまさか自分が死ぬなんて思っていない中、

永遠のお別れになりました。

 

なんとも送り盆の日が祖父の命日となりました。

毎年お盆の15日にそのことを思い出すのですが。

 

今年は15日は、台風の通過が確定となったので

思い出すより、家の前の植木鉢を片付けたり

飛ばされそうなものを家の中に移動したりで

お盆をゆっくり思い出話をすることもできず、

お墓参りにも、前日には日が合わずにいけませんでした。

 

特に今年の台風は大阪は

大きな被害も雨風の被害も大したことなく

15日の台風は過ぎていきました。

 

今年が祖父の命日の8月15日台風直撃という

初めてのケースでした。

大きな被害もなく無事に通過していってくれたのも

おじいちゃんのおかげかもしれないって

それとなく思いました。

 

まだ、小学生の頃の事でしたが

祖父は死の直前まで自分が亡くなることも知らず

お風呂の用意を待っていた2~3分の間に意識を失い

そのまま逝ってしまったのです。

苦しんだ様子もなく眠っているようだったと

そばにいたお手伝いさんが話してくれました。

 

お盆開け早々、祖父のお葬式でした。

お寺のお坊さんが来て戒名はどうされますか?

と聞かれ伯父も父も標準の戒名でといったのですが

お寺の院主さんが自宅の仏壇を見て

この戒名の方はどなたですか?と聞かれました。

 

この仏さんの嫁さんだというと、

奥様にこんな立派な院号がついてるのに

この仏さまに院号なしの戒名は不釣り合いですからと

戒名を院号のついたものに

急遽変えるということがありました。

 

祖母は在家で高野山の尼の資格を持った人だった

と聞いています。

徳が高い人にしかつかない院号だと

お寺の院主さんがおっしゃっていたことを思い出しました。

 

祖父の嫁である祖母は、

終戦後、朝鮮から引き揚げてくる時、

船が嵐に遭遇、その時、船は無残にも沈没。

 

祖母と長女、長男、三男、四男さんとともに

引き揚げ船が嵐に遭遇して亡くなっています。

この時も台風に会っているんだということを思い出しました。

 

その時は、日本にいた祖父と、大学生の次男の叔父と、

粉河寺に預けられていた五男の父が生き残りました。

 

今年のお盆は、祖父だけでなく、

船で嵐にあった、その家族のことも

一緒に祈らせていただかないといけない

という意味だとも思いました。

 

つい、身近なことばかりで

古い親族の過去を思い出すことも少なかったけれど

今年はそのことも思い出し

自宅からですが、亡きご先祖にも

16日にしっかり手を合わせさせていただきました。

 

きっと何周忌かの日だったのかもしれません。

もう終戦後78年になっているようです。

あまりに遠い昔の事なのですっかり忘れていましたが

きっとそうだと思います。

 

私は、仕事柄もそうですが

偶然は必然だと思っています。

 

あったこともない親族ではありますが

やっぱり近しい身内に違いはありません。

あたふたした今年のお盆ではありましたが

ある意味、重要なことに気が付いて

よかったと思っています。

 

皆さんのお盆は如何でしたか?

大切なことは気づきだと私は思っています。

お盆に気づかせてもらったことに感謝するとともに

今の小さな幸せも

ご先祖様のお陰だと改めて感謝した次第です。

 

今日も最後まで

私的な話にお付き合いくださり

最後までお読みいただきありがとうございました。

また、書かせていただきます。

 

日宣 拝