ワールドカップはいよいよ佳境を向かえベスト4が出揃いました。ブラジルVSドイツ、オランダVSアルゼンチンの2試合は、本当に強いチームが集まった感じがします。まあ本当ならば、オランダではなくスペインのはずでしたが、オランダがいいチームを作ってきた感があり、決勝まで目が離せません。そんなワールドカップが続く7月になって、いよいよ夏アニメがスタートしました。第一印象は2期作品が多いなと思っていましたが、いやいや新作が意外と良い作品が多かったと思います。




・Free!-Eternal Summer-

女性ファンにとっては、もう見るのが当たり前になっている作品。しかし、水泳という競技の視点で観れば男性でも十分楽しめる。青春アニメとして非常によく出来ているし、キャラクターも個性があって面白い。裸になるのはデフォルトだけど、サッカー選手が裸になるのは慣れているので問題なし。(笑)スポーツと青春という純粋な目で見れば楽しめますね。



・東京喰種トーキョーグール

 人間をえさにして生きる存在喰種(グール)の少女リゼに恋をしてしまった主人公カネキが、人間とグールになってしまった苦悩が非常に良く描かれていた。人間の食事を受け付けない事をテレビの専門家が紹介するなど、存在が公になっているグール。リゼに襲われてしまったカネキが、内臓移植手術によって助けられたことが、死以上の苦しみと矛盾に苛まれる。ちょっと仮面ライダーの初期のころに似ている感じがあって、これからカネキがどういう選択をするのか注目です。



・グラスリップ

 PAWORKSのオリジナル作品で、今回も舞台が福井県です。地方の等身大の高校生の青春を描くのは、毎年恒例になっている感じがありますが、今回は導入部分でちょっと失敗した漢字があります。転校生の登場が非常に唐突で、キャラクターの絡みが上手くいっていなかった感じがあって、世界感を表現できていない感じがしました。ヒロイン透子の声優が新人なので、稚拙か感じが否めなかったのは残念でした。



・白銀の意思アルジェヴォルン

 オリジナルロボットアニメが登場しましたが、テンプレアニメと言わざるおえないです。主人公が新人パイロットで、チートなロボアルジェヴォルンが登場して敵と戦う。インパクトも何もなくただ惰性のまま過ぎていく感じがして、はっきり言って第1話は失敗だと思います。もっと違った形のアプローチが必要だったのではないでしょうか?今後化けるか否かは、第3話までの展開が重要です。

  




・RAIL WARS

 テンポはよかったしどういう作品なのかわかったが、ちょっと淡白な感じがした。事象だけを追っている感じがして首をかしげる部分があった。ただ、声優陣は実力派が揃っているし安心して観られるのは良いと思う。鉄道マニアが泣いて喜びそうな演出もあるし、マニア層を中心に受けそうなアニメだと思う。




・ろこどる

 アイドルアニメ全盛時代にローカルアイドルが登場。ただ、普通の女の子が地方都市のプールで危機感とか感じない中、市歌を歌って盛り上げる。ラブライブ!やアイマスとは違ったテイストのアイドルアニメで、ちょっとけいおん!っぽい感じがしました。キャラクターデザインも可愛いし、無理矢理のローカルアイドルデビューがどうやってガチな展開(?)それともまったりアイドルになるのか?多分後者でしょう(笑)



・ソードアートオンラインⅡ

 2年前ゲームでありながら、死を概念に導入し世界がよりリアルな生き様を見せるようになり、多くの人の心を掴んだSAO。2年ぶりの新作となりましたが、死が隣り合わせである状況に変りなく危機感を煽るのも同様。ただ今回が導入部分である事を考慮しても、ちょっと第1期のパワーを感じなかった。新キャラクターが登場しても更にインパクトを出すのは、作品の流れが変わらないから難しい。今回もそれを痛感しましたが、キリトがどんな活躍を見せるかは楽しみですね。



・アルドノア・ゼロ

 虚淵玄氏脚本のオリジナルロボットアニメ。スタッフの名前を見ただけで凄いと思って期待して観ました。地球と火星の対立構造をキャラクターの台詞を用いて説明し、必要な用語もしっかりと伝えているのもいいですね。こういう作品はきちんと説明しないと視聴者が後から付いてきません。だから、第1話が重要なのです。地球側の武力は高校生が扱う事が必須となっているが、古代遺跡アルドノアの力を手にしている火星側は、王女がテロに見舞われた事で攻め込んで来る。自作自演っぽいけど、ここから主人公達がどう絡むかが非常に楽しみ。今の所今期NO1作品です。