大々的なプロモーションが行われない4月スタートの新作アニメは、来週から早速放送が開始されます。プロモーションが不足したり、地震の影響で放送時間が変更されるなど逆境からのスタートになりますが、前回お伝えしたとおり非常に多くの作品がスタートします。今回はアニメワンにおけるアンケート結果の分析と私個人が選んだ注目作品を紹介します。被災された方々には一日でも早い復興と亡くなられた方々にはお悔やみを申し上げます。私達は、今回の震災かた立ち直る事が今一番必要だと思っています。



アニメワン公式春季アニメ注目度ランキング

第1位 緋弾のアリア(422票)
今回、見事1位にランクされたのは、『緋弾のアリア』でした。
原作は既刊8巻、7巻の段階で累計100万部突破の大人気ライトノベルで、
既に月刊コミックアライブ、ヤングガンガンにてコミカライズもされています。
今回ついに待望のアニメ化とあって、非常に大きな話題を集めたようです。
『ツンデレの女王』こと、釘宮理恵さんの演技にも注目です!


第2位 神のみぞ知るセカイⅡ(296票)
2位となったのは、秋期に放送していた『神のみぞ知るセカイ』の第2期作品で、
『神のみぞ知るセカイⅡ』でした。
2期からは、エルシィ同様に「駆け魂隊」のハクアが登場とあって、
原作ファンは特に心待ちにしているようです。
ギャルゲー理論に則って、リアルの女性を次々攻略してきた桂馬ですが、
今後はどのようなテクニックを見せてくれるのか期待ですね。


第3位 銀魂(第2期)(251票)
僅差の3位となったのは、もはや説明不要の超大作『銀魂』の第2期です。
銀さん達の活躍がまた見られるとあって、銀魂ファンはすでに大盛り上がり。
これまでも体を張ったギャグで、お茶の間を爆笑の渦に巻き込んできた(たまに凍りつかせてきた)本作ですので、次はなにをやらかしてくれるのか、今から楽しみですね。


第4位 青の祓魔師(エクソシスト)(192票)
ジャンプスクエアにて好評連載中のダークファンタジーが、ついにアニメ化!主人公は、サタンの息子でありながら、祓魔師(エクソシスト)として悪魔を祓う少年です。
主人公達の葛藤、仲間と共に成長する姿、大迫力のバトルシーンなど、見どころ満載で、しかも今をときめく豪華声優陣が出演する、注目作品です。


第5位 電波女と青春男(190票)
 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』でも知られる、入間人間さんによるライトノベルが原作です。普通の高校生「丹羽真」や、真のいとこで宇宙人を自称する美少女電波女「エリオ」、そしてその周りの人物の日常を描いた作品で、かわいい女の子たちに囲まれた真が、とにかく羨ましいです。アニメーション制作・シャフト、監督・新房昭之 という点でも注目ですね。


第6位 TIGER&BUNNY(137票)
サンライズによるオリジナルアニメ。内容は、『NEXT』と呼ばれる特殊能力を使って、街の平和を守る『スーパーヒーロー』の活躍を描く作品のようです。
なんと、キャラクター原案は『I"s』や『ZETMAN』などでおなじみの桂正和さんが担当し、脚本はドラマ『怪物くん』を手がけた西田征史さんが担当します。
まずは、公式ページでPVをチェック!


第7位 SKET DANCE(スケット・ダンス)(133票)
週刊少年ジャンプにて連載中の、「基本笑いで時々真面目」な新感覚学園コメディ。
学校内の悩みやトラブルを解決することを目的として結成された部活動「スケット団」の活動を描いた作品です。
OPは、AKB48の派生ユニット「フレンチ・キス」が、EDは「the pillows」が担当。
さらに、「フレンチ・キス」の柏木由紀さんは、主人公の妹ルミ役として声優にも初挑戦します。
こちらも必見ですね。


第8位 花咲くいろは(129票)
P.A.WORKS 10周年記念作品で、同社初の完全オリジナルアニメです。
突然、祖母の温泉旅館で仲居として暮らすことになった高校生が、新しい生活の中で仲間と共に日々頑張る姿を描いた作品です。キャラクター原案は、『神様のメモ帳』シリーズの挿絵や、ゲーム『トトリのアトリエ』のキャラクターデザイナーで有名な岸田メルさんが担当していて、魅力的なキャラクターも大きなポイントになりそうです。


第9位 聖痕のクエイサーⅡ(128票)
反省の色ナシ!と公式ページに堂々と書いてあるので、おそらく今回もいろんな意味で要注目の、お色気満点アニメとなるのではないでしょうか。内容はもちろんのこと、様々な描写をどこまでやるのか、という点も注目ポイントとなりそうです。アニメワンでは、前作に引き続きこの第2作も配信予定です!


第10位 日常(124票)
『けいおん』熱もまだまだ続く中、京都アニメーションが放つ新作アニメ。
原作は月刊少年エース等で連載されているギャグ漫画です。妄想が膨らみがちな夢見る女子高生「ゆっこ」と、その周りの謎なモノを描いた作品。ちょっと不思議でビミョーにシュールな「日常」を、京都アニメーションがどのように表現するのか、とても楽しみです。




 1位はラノベから飛び出した緋弾のアリアとなりました。コミックアライブからは、ISが今期放送されましたね。学園物はキャラクターの個性があり、非日常世界との絡みが上手く行かないと盛り上がりません。ラノベの面白さをどこまでアニメで表現できるか、個人的にはシャナの二番煎じって感じがします。監督も同じ人ですし(笑)また全体的にみると女性ファンに受けそうな作品が多く、ランキングと現在の人気がマッチしない可能性が高いです。これはあくまで参考という観点から考えてもいいでしょう。その証拠は過去2クールのランキングに現れています。



1月期

第1位 Starry☆Sky(222票)
第2位 GOSICK -ゴシック-(138票)
第3位 IS 〈インフィニット・ストラトス〉(135票)
第4位 みつどもえ 増量中!(133票)
第5位 フラクタル(129票)
第6位 君に届け 2ND SEASON(124票)
第7位 これはゾンビですか?(123票)
第8位 お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!(118票)
第9位 魔法少女まどか★マギカ(117票)
第10位 夢喰いメリー(107票)




10月期

第1位 とある魔術の禁書目録Ⅱ(413票)
第2位 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(293票)
第3位 荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ(216票)
第4位 そらのおとしもの f (フォルテ)(203票)
第5位 神のみぞ知るセカイ(186票)
第6位 バクマン。(183票)
第7位 えむえむっ!(169票)
第8位 もっとTo LOVEる -とらぶる-(155票)
第9位 侵略!イカ娘(142票)
第9位 百花繚乱 サムライガールズ(142票)




 1月期の1位の作品は、完全な女性向けです。私は申し訳ないですが全く知りません。GOSICKは、原作と同様に進んでいますけどちょっとパンチ不足。逆に第9位だった魔法少女まどか☆マギカが、完全に覇権を奪い取った形となりました。前評判と作品の内容が全く異なり,多くの注目を集めた結果だと思います。10月期の作品も禁書目録は、今となってはあまり話題にならない形となりました。それはスタードライバーも同様で、声優を揃えたり第2期を放送しても外してしまう事があるのだと思いました。そんな観点から私の注目作品3本を紹介します。基準は意外性と目新しさです。



 

私が選ぶ2011春・4月スタートの注目作品

第1位 花咲くいろは

 舞台が地方である事は、最近の作品としては良くあることです。今回もPA-WORKSが制作となっており、北陸地方で放送が視聴可能です。ホテルの仲居が主人公でその成長と友情を描いた作品は、今となっては非常に新鮮です。またAngel Beats!でも感じたのですが、PA-WORKSの作品は非常に丁寧です。またその舞台となるホテルが、聖地として認定され様々なイベント展開なども期待されます。アニメの枠を超えた幅の広がりに期待したいです。




第2位 俺たちに翼はない

 この作品はお約束のエロゲーからの移植作品ですが、非常にストーリーの出来がいいと多くの人から聞かされました。「俺翼がアニメからされるなら絶対観た方がいいです。」「間違いないです。」異口同音に言われて、じゃあこれは観ようかなと素直に思いました。かなり泣ける話だという事で、Key作品が好きな私は注目しない訳にはいきません。CLANNADを超えるのは難しいかもしれませんが、こういう作品にスポットライトが当たって欲しい。




第3位 シュタインズゲート

 5pbとニトロプラスのコラボは、カオスヘッド以来となります。テーマはタイムスリップという事で、様々な事件が発生する中での究極の選択が試されるとの事。構成を担当する花田先生は、作品をきちんとまとめる事が出来たと自信満々!先生は当たり外れがでかいですけど、当たった時は特大ホームランになりますから、それに期待したいです。また舞台となるアキバの景色も俺妹みたいにディテールまでこだわってくれると、それはそれで嬉しいです。