夏アニメ最大の話題作にして、私の最注目作です。行商人の青年ロレンスと「わっち」こと狼の娘ホロの2人が旅をしながら、ホロの故郷北を目指す物語です。難解な内容でありながら、ホロや女性キャラクターの可愛さとのギャップに萌えます。しかもロレンスと共に商業の難しさや面白さを理解出来る物語。第1期はミローネ商会での成功で得た銀貨を元手に鎧を買ったがまさかの暴落。まさに鎧が重荷となってリュビンハイゲンへ向かった。いやこのころはどうなるのか毎週毎週ドキドキしながら放送を観ていましたよ。 

 


 そこで羊飼いの少女ノーラと出会い、金を密輸する取り引きを行った。取り引きを申し出た相手が、とんでもない悪い奴らで命を狙われる大ピンチ。しかしホロが真の姿を披露しピンチを脱出。再び旅に出たというのが大まかなあらすじ。今回のシリーズでは新キャラクターも登場して、どんな物語になるのか。どうやらホロと誰かの多分ロレンスとの間に亀裂が生じるみたいです。また再びトラブルの予感がひしひしとしますが、とりあえず今日からの放送を楽しみに待ちたいと思います。絶対に楽しいはずです。



 リュビンハイゲンを出発した馬車は、一路北へ向かっていた。「どうした美味い物でも食っている夢でも見ていたのか?早く尻尾を膝の下に入れてくれ。」ホロに声を掛け、尻尾をかいろ代わりにしろと頼んだロレンス。「故郷の夢を見ていたんじゃ。わっちの尻尾はカイロがわりじゃないぞよ。」故郷の夢を見ていたホロ。嫌味を言いながらもロレンスの言う通り、尻尾を膝下に入れてあげた。「ありがとうお礼にプレゼントだ。次に向かうクメルスンは、異教徒の多い街。宗教的な事が禁止されている。修道女でも布教はしないという暗黙のルールがある。」次に立ち寄るクメルスンは、貴族が実権を握る異教徒の街。宗教的な活動は制限されている。「修道女」という設定のホロは、それを隠さなければならないとロレンスは指摘した。「別に期待してはおらん。ライ麦パンやかゆから解放されたいだけじゃ。」心ときめかせたが空振り。イラついたホロは体当たりして美味しい物が食べたいと愚痴をこぼした。(わっちは何かデレデレですね。1期とは明らかに違います。ロレンスに対する信頼感と言うか恋愛感があるなと感じました。いつもの掛け合いなんですけどすごく変化を感じさせたシーンだったと思います。)



 贈り物ではないとロレンスに否定され、騙された腹いせに体当たりして来たホロ。思いっきり欠伸をしながらクメルスンまでの道中を眠った。「今日中には着くから。しかもクメルスンは、大市と祭りの真っ最中。食べ物も色々あるから楽しみにしておけよ。」寝ても退屈な道中飽き飽きしている相棒にクメルスンでは、美味い食べ物が沢山あると期待させるロレンス。勿論資金に関してホロ1人ぐらいなら問題ないとタンカを切った。「だかわっちの買い食いを良い訳にして、ベッドは1つなんて言われてはたまらんからな。」食べる代わりに宿のベッドが1つ。それでは割りに合わない。冗談半分で呟いたホロの一言にあらぬ想像をしたロレンスは、完全に動揺して馬車の操縦を誤った。「俺はお前が好みじゃない!」買いかぶり過ぎだと否定するロレンスの言動。しかしホロは見透かしたかのように「か弱い娘」の様子で迫り「主は騎士になってくれた。わっちは誰かに守られた事はないからな。これからも大事にしてくりゃれ。」頼りにしているから大切にして欲しいと、男心を揺さぶる一言をロレンスに呟いた。(わっちはガチで恋愛モードじゃないですか。しかも完全にデレデレ。ロレンスもまんざらでもない様子。2人の絆ががっちりと固まっていて、これがタイトルのようになるのか疑問です。)



 ラブラブモードの2人が乗る馬車は、川沿いに荷馬車が多く止まる露店が開催されているエリアに到着した。「極上の魚を買って、宿で料理してもらうのはどうかや?」荷馬車に積んでいる肴を買おうと提案したホロ。その言葉に従いロレンスが、魚の行商人との交渉を始めた。「申し訳ありません。ウチは魚をどこに何匹売るか決まっているのです。」交渉を断った行商人の顔はまだあどけない表情が印象に残る少年だった。名前はアマーティといい、年上のロレンス相手でも全く物怖じせず自分の意見を伝えた。「ここから半日ぐらい進むと湖があって、今日はいい鯉が沢山上がっていますよ。」鯉が大量に水揚げされた情報をリークした。「いや夕食用にと思って。少しで良いんですよ。」仕入れではなく食事用だと魚の用途を伝えたロレンス。するとアマーティは何かを推理する探偵のような振る舞いで考え始めた。「夕食の魚という事は、今日はクメルスンにお泊りという事ですね。ラッドラ祭は大いににぎわいますよ。」ロレンスがクメルスンに宿泊して冬の大市ラッドラ祭に参加すると考えた。



 「えっだって大市までまた2日ありますよ。もう泊まる場所が無くなったんですか?だったら商会にでもあたってみます。」クメルスンの宿泊所は既に満室。知らなかったロレンスは、所属しているローエン商業組合に宿泊地があるかどうか尋ねると答えた。「これは奇遇ですね。私もローエン所属なんですよ。」アマーティもローエン商業組合所属だった。同じ組合所属と知りロレンスは心ときめかせた。しかし正教徒であるアマーティは、異教徒が集まるクメルスンでは他の行商人から疎ましく思われてしまう。空気を読んで互いに自己紹介をして「こちらはホロ。わけあって共に旅をしていますが、私の妻ではありません。」改めてロレンスからホロを紹介されると清楚な美少女にアマーティの心は完全に奪われた。「修道女ということは、多少の困難も承知の上。知り合いの取引先の部屋二部屋とは行きませんが、一部屋なら都合しましょう。」ホロに心奪われてから更に態度がフレンドリーになったアマーティ。何とか部屋を都合しようと気を回した。(あーあアマーティはわっちに心を奪われちゃいましたよ。彼の存在がロレンスとホロの間に影を落としそうで、クメルスンの宿は見つかったけど。こういう出会いってアニメだから出来すぎかって思うけど話を構成する上では仕方ないのですね。)


 

 アマーティの粋な計らいで部屋を用意してもらい感謝したロレンス。改めて着替えて来たホロを紹介した。その姿にアマーティは再び心奪われると、差し出された手に慌てて握り返した。「アマーティさんに出会えてよかった。」笑みを浮かび感謝するホロの言葉にアマーティは、素直に自分の気持ちをさらけ出すしかなかった。しかしそんな幻想とは裏腹!食事中のホロは、清楚という言葉とは正反対の姿で魚を牙むき出しでがぶり。「あの若造中々の目利きじゃ。それに比べて主の荷は釘とは。もっとぱっとした物を扱いんす!」食べている魚も新鮮で美味い。荷の量も若さに似合わず多い。アマーティをべた褒めするホロだが、ロレンスの積荷が釘だと知っているのでその落差に愚痴をこぼした。「まあ確実に利益が出る。だがぱっとしない物ばかりじゃない。俺の荷馬車にはお前がいるだろう。」ホロは最高の相棒だと愛の告白のようなロレンスの発言。その言葉にかぶり付いていた口が止まった。(やっぱりわっちはわっちでした。雄の心を見透かしてました。手綱を引いたり鞭を入れたり雄を操る操縦術は流石です。騙されたロレンスは一本取られました。商売上手・恋愛上手になりたい人必見ですね。)



 ロレンスを手玉に取ると、気分が良くなったホロは懐かしいワインを一気飲み。「ヨイツの酒に似ておる。あの頃はよく飲んだなあ。ヨイツに着くのが楽しみじゃ。」思わず故郷ヨイツを思い出す感傷に浸りながら、ほろ酔い気分で爆睡する姿に呆れ顔のロレンス。しかしヨイツという名に幼き日母親から聞かされた話が脳裏に浮かんだ。翌朝別室で寝ていたロレンスが、様子を見に来ると完全にホロは二日酔い。「ラッドラ祭は明日からだから慌てる事は無い。ちょっと商売仲間の所に行って来る。」焦らず養生しろと言い残し、ロレンスはかつての商売仲間マルクに会いにクメルスンの街に出た。「ようお前は商売の話を持って来たんだろうな?」マルクは異国語に堪能で顔が広い。ロレンスが会いに行った時には、ピトラの山の神のありがたさを異国人から説かれていたところだった。「いや助かったよ。お前は商売の話を持って来てくれたんだろうな?」儲け話にもならない時間を終わらせてくれた事をロレンスに感謝して、マルクは本題である商売の話を切り出した。「リュビンハイゲンから釘を持って来た。北からの客も多いはず。家の補修なんかには必需品だぜ。」早速釘を売ろうと交渉を始めたロレンス。需要もあるはずだから、麦屋の店でも問題無いはずと主張した。「まあ売れなくないはずだが、10リュミオーネ半でどうだ?武具の暴落の話を聞いていないのか?今年は例年の北への大遠征が中止になって、潰される鉄が増えているんだぞ。そうなれば釘の相場も下がる10リュミオーネだって高いぐらいだ。」今年は鉄の需要が少ない。だから相場が下がっている釘なんて10リュミオーネでも高い。マルクは現実的な額を提示した。(やっぱり商売の駆け引きが面白いです。需要と供給のバランスを考慮しての交渉は手に汗握ります。こういうのは発想の転換と知識を逆手に取った作戦が重要です。ロレンスは1期では失敗しまくりましたからね。)



 「それは南の話だろ。この時期鉄を溶かすのに薪は必需品。しかしそれで薪の高騰を招いたらどうなるか?」寒くなるのに暖炉に必要な薪がなければどうしようもない。ロレンスの巧みな説得術にマルクは、互いに値段交渉をした挙句14リュミオーネと3/4で手を打った。早速弟子の少年ラントに荷物を移し変えろと命じた。自分と同じ行商人だった男が、自分の店を持ち弟子までいる事実。「行商人の腕はお前の方がずっと上だった。」実力はマルクに評価されても、自分の店を持ちたいと思っていたロレンスには、焦りと羨望の気持ちが入り混じっていた。夜宿に戻ったロレンスは、ホロと共にワインで乾杯した。そして互いに出会ってからの思い出を語り始めた。誘惑されてすぐ顔に出たウブだった青年と酒の量がまだまだ少なかった狼の少女。2人は多くの苦難と経験を乗り越えて旅を続けて来た。「わっちは狼の身体の方がずっと楽じゃ。だがなこっちの身体のままでしばらくいるつもりじゃ。」ホロは相棒と共にいられる時間が嬉しく、とても良い経験をしていた。既に2人の間は固い絆で結ばれていた。



 懐かしい話をしながらもう一度乾杯して飲もうとした矢先「酔いつぶれる前にはっきりさせておきたいことがある。お前の故郷を特定する手がかりだ。道真っ直ぐじゃないし、もしかしたら遠回りになって辿り着けないかもしれない。例えばどこか近くの街の名前を覚えていないか?」ロレンスが改まり、ホロの故郷の手掛かりとして近い街の名前があるか尋ねた。「うーんうーんそうじゃニョヒラ!」ニョヒラという名の街を思い出したホロ。ロレンスによると温泉が有名で、異教徒の街にも拘らず大司教がお忍びで訪れるほど。ヨルツはニョッヒラの南西にあり、狼の姿のホロが走って2日。ロレンスの馬車なら1ヶ月ぐらい。クメルスンから距離が離れていた。「ニョッヒラからならお前1人で帰れないか?」ニョッヒラまでなら案内すると提案したロレンス。「そうじゃなニョヒラまで行けば、わっち1人でも帰れるじゃろ。雄は優しいのがいいと言ったが、主に余り気遣われるのは嫌じゃな。どうしてもわっちらの物差しで考えてしまう。それに主の側は居心地がいい。だからつい甘えてしまうんじゃ。」ホロにとってロレンスはかけがえの無い存在になっていた。ニョッヒラまで行けば帰れると提案した事を申し訳なさそうにするロレンス態度に、優しさを感じながら2人の考えに微妙な距離がある事を理解し始めた。(わっちの旅の目的が変わっている気がした。もうロレンスはただの案内人でも行商人でもない。そう感じさせる第2期のスタートです。まだまだいろいろな面白いエピソードが待っていると思いますけど、わっちの心境の変化とロレンスの成長を感じさせる内容でとてもよかったです。)


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