桜が丘女子高校に合格した憂にお祝いを贈る軽音部員達。特に姉の唯は余りの嬉しさに使命を果たしたとばかりに妹に抱きついた。受験を最後にいろいろな出来事があった1年も終了して晴れて唯達は2年生に進級。新たにクラス替えが行われ唯・律・紬は同じクラスになったが、人一倍寂しがり屋の澪だけ違うクラスになり、不安が募り憂鬱な気分になった。そんな時救世主が如く和が現れ喜びを素直に表現して、不安感を取り除く事が出来た。クラスは全員同じになれなかったが、軽音部としては4人揃って新入生の勧誘を開始した。しかし他の部活の動員力に圧倒されアピール手段を失い中々売り込む事が出来なかった。そこで目立つようにすればいいと指導したさわ子の助言の下、着ぐるみを着てビラ配りを始めた。



 結果は完全な逆効果で、ぬいぐるみから迫られる姿に新入生はドン引きだった。ただ1人何気なく受け取った中野梓だけが、少し興味を抱き始めていた。更に姉の為に一肌脱ごうと憂は、バンド活動が格好良いと思ったクラスメイトを唯達に紹介すべく音楽室に向かった。そこにはメイド服に着替えた唯・律・紬とさわ子が無理矢理着替えさせようとしていた澪の姿があった。音楽を追求するはずなのに何故だかメイド姿の部員達に憂のクラスメイトは、疑念を抱き始め出されたケーキは美味しいという感想が残るだけだった。折角の取り計らいも失敗に終わり、ライブで新入生を感動させて入部希望を募るしかない。4人は新曲を含めた演奏を始め、唯のドジッ子ぶり前回のMCも好評でライブは大盛況だった。



 今まで打ち込める物が無く惰性で生きてきた唯が、目の前で輝いている姿に感動した憂。クラスメイトを入部させる事は出来なかったが、興味を持っている梓に思い切って声を掛けライブに誘っていた。その甲斐もあり心動かされた梓がついに入部を決意。獲物が来たとばかりに抱き付く律と喜ぶ部員達。姉の喜ぶ姿に憂は、嬉しそうに様子を眺めていた。1人だが新入部員が加わり新生桜高軽音部が始動した。「ようこそ軽音部へ!」「お名前は何て言うの?」「パート何にやってるの?」「好きな食べ物は?」待望の入部希望者部室梓が音楽室に現れ、矢継ぎ早に質問する唯・律・紬。「落ち着けお前ら!」新入部員に注目する3人の様子にキレた澪だが、梓は質問攻撃に戸惑いながら「1年2組の中野梓です。パートはギターをやってます。よろしくお願いします唯先輩!」自己紹介とギターの先輩である唯に挨拶した。「先輩!せんぱーい!」先輩と呼ばれる経験がない元ギター初心者には、「先輩」という単語は余りにも甘美で魅力的なフレーズだった。(大人しい女の子かなって思ったけど、きちんと自分を持っているって感じがしました。あずにゃんの性格の分析はそんな感じです。そんな後輩を持って唯ちゃんは有頂天になって、完全に自分の世界へ入って行きました。今まで尊敬の眼差しとかなかったから新鮮だったのでしょう。)



 同じギターを担当する唯のリクエストで、腕前を披露する事になった梓。自分では「初心者で下手」だと謙遜して「大丈夫!私が教えてあげるから。」澪から先輩風を吹かせてる。そうつっ込まれても唯は教えてあげる先輩だと自信を持っていた。しかしその思いは、レッドツェッペリンのジミー・ペイジを髣髴とさせる演奏に吹き飛ばされた。「あたしより断然上手い!」ショックありありの唯とレベルの高い新入部員に驚くだけの澪・律・紬。そんな先輩の雰囲気を変えてしまったと勘違いして「あれなんか変な雰囲気。あたしの演奏が下手だったから。」心の中でまずいと思い梓は謝罪した。「まだまだね!」後輩より下手なんて格好が付かない。顔が引きつり律に「強がっている」とつっ込まれても、まだまだだと威厳を保とうとする唯。「あたし、唯先輩の演奏が聴きたいです。」間に受けて演奏を聴きたいと言い出す後輩の一言。それに対し下手だと知られたくない唯。腰が痛いと仮病で誤魔化そうとしたが「あっち行ってろ!」律に邪険にされた。「入部するって事でいいんだよね?」改めて部長の律が入部意志を確認した。「はい!あたし新歓のライブ演奏に感動しました。これからよろしくお願いします。」目を輝かせながら素直な気持ちで、新たな軽音部の仲間になりたいと答え、梓は入部届けを提出。「明日から宜しくね!」迎える4人も新たな仲間を快く受け入れた。(レッドツェッペリンの歌は、聴きましたが凄く良かったです。さすがはビートルズと双璧をなす英国を代表するロックバンド。一昨年東京ドームライブが開催された時は、オールドファンと新たなファンがドームに集結して盛り上がったそうです。そんなツェッペリンのジミー・ペイジを髣髴とさせるあずにゃんの演奏は桁違いに上手かった。)



 翌日やる気満々楽しみでしょうがなかった軽音部の活動に参加した梓。全員集まっているから早速練習するかと思った矢先「じゃあお茶にするか!」いつも通りの軽音部が始まり、いきなり肩透かしを食らった。「音楽室でこんな事してもいいんですか?」当たり前のように紅茶を差し出され、何も知らない梓に不安がよぎる。「大丈夫!だいじょーぶ!」気にしない律の言葉に更なる不安がよぎるとそこに顧問のさわ子がやって来た。「怒られる!」まずいと思った梓だが、さわ子はいつものようにミルクティを要求。教師もお茶を飲む事が当たり前に状況に閉口するだけだった。「顧問の山中さわ子です。宜しくね。」「中野梓ですよろしくお願いします。」互いに挨拶を交わし初対面を果たすが、2人の印象は全く異なっていた。「奇麗な人だなあ。」先輩4人と同じ感想を持つ梓。「猫耳とか似合うそうね。」コスプレの素材としか見ていないさわ子。しかも自主的に練習しなければと真面目に思う新入部員の演奏を「五月蝿い!」とまったり飲めないイライラをぶつける始末。「さわちゃんのアホ!言い方ってもんがあるでしょう。」部長の律から説教を喰らうほど教師としてずれており、後に澪から「変な先生だから御免ね。」と謝罪された。(気合十分で行ったのにいきなりティータイムだなんて思わないだろうな。なんなのこの人達はと思ったはずのあずにゃん。さわちゃんはまたコスプレ要員加入とばかりに狙っているし、普通なら辞めちゃう可能性が高い。ただ1人波長が合うのが澪っていうのはとても分かる。2人基本的に真面目だしふざけてるのに嫌気が差している気持ちが一緒だから。)