国家錬金術師ばかり狙うスカーは、資格剥奪されたタッカーと練成されたニーナを殺害した。そして新たなターゲットに狙いを定めたのは「鋼の錬金術師」だった。いきなりスカーに襲われ抵抗したエドだった。しかしその実力は圧倒的!なすすべなくアルの鎧は破壊され、エドも機械鎧の右腕を粉々にされた。絶体絶命の危機の中死を覚悟したエド。アルの諦めない思いも届かず軍門に下るかと思われたその時、駆け付けたロイ率いる軍がスカーを包囲した。雨が降り焔の練成が不可能でロイは戦えない。そこで豪腕の錬金術師アレックス・ルイ・アームストロングが、ヒットマンスカーと対峙した。一進一退の攻防の末多勢に無勢だと不利になると判断したスカーは撤退した。そしてスカーが国家錬金術師ばかり狙う理由が、国家錬金術師によるイシュヴァール内乱が発端とする掃討作戦だと理解したロイ達。しかし機械鎧が破壊され戦える状況ではないエドとアルは、アレックスと共にピナコとウィンリィが待つ故郷リゼンブールに帰郷することになった。



 「大佐は忙しくてな俺が見送りだ。お前達がまたスカーに襲われたりしてみろ、少佐はそのボディーガードさ。」見送りに来たマースが、アレックスが同行する理由を説明した。「子供は遠慮するもんじゃない。」スーツ姿に違和感あるアレックスが、小さな国家錬金術師を子ども扱いすると「俺を子ども扱いするな。」エドは怒り心頭。しかもアルが箱に詰められ、山羊達を輸送する車両に乗せられている事を知るとアレックスに食って掛かった。そうこうしている内に汽笛を鳴らし列車はイーストシティから旅立ち、軍人らしく敬礼をしてマースは出発を見送った。列車は昼夜走り続けエドはずっと眠ったまま、途中休憩のためとある村の駅に到着した。「ドクターマルコー?ドクターマルコーではありませんか!」ホームから立ち去ろうとする初老の男性を見て、アレックスは血相変えて男性をドクターマルコーと呼んだ。その呼び声に気付きマルコーは振り向き、アレックスの顔を見ると急に逃げ出した。



 「彼はセントラルでもやり手の錬金術師。錬金術を医療に利用する研究をしていたが、イシュヴァールの内乱の後行方不明になっていた。」アレックスの話では、マルコーは国家錬金術師で、錬金術を医療に応用する研究をしていた。しかしイシュヴァールの内乱以後セントラルから姿を消し、思わぬところでの再会となった。「降りよう少佐!そんな人なら生体練成のこと何か知っているかもしれない。」掴めなかった生体練成の情報を知っているはず。エドは向かう前にマルコーから情報を得ようと列車を降り、マルコーの行方を捜し始めた。筋肉美と格闘だけがとりえじゃない。似すぎる似顔絵が得意という意外な特技を生かしたアレックスとエドは、村人達からマルコーについて情報を聞き始めた。「これはマウロ先生だな。この街は内乱で医師が不足していたんだ。本当にマウロさんが来てくれて本当に助かったよ。」「どんな患者も見捨てないで診てくれるからな。」「ぱっと光ったと思ったらもう治ったのよ。」マルコーは「マウロ」と名乗り、村の人々ため医師として活動していた。評判も上々でエドとアレックスは、マルコーの自宅を住所を教えられ早速会いに向かった。(少佐がいかついけどマジで面白い人だ。何でもかんでもアームストロング家に伝わるってまとめたり、とても性格がよく感動しやすかったり。このアニメの良心的存在でエドたちのお父さん的立場じゃないかなって思いました。)



 エドがドアを開けるといきなり銃声が鳴った。「何しに来た私を連れ戻しに来たのか?私はもうあそこには戻りたくない勘弁してくれ。」セントラルから連れ戻される危機感から、2人が連れ戻し役だと勘違いして発砲したマルコー。「違いますぞ!落ち着いて下さい。」誤解だと必死に説明しても疑心暗鬼に陥るマルコーに対し、アレックスは所持していたアルが入った箱をぶつける強硬手段に出た。強引な方法だがようやく家の中に入ると「私は上からの命令とは言え、あんな物の研究に手を染めてしまった。イシュヴァールの内乱では、あれのせいで罪も無い多くの人達が犠牲になった。私のした事は、この命を持ってしても償いきれるものではない。せめて出来る限りの事をしようとここで医者をしているのです。」命令で研究した物が、イシュヴァールの内乱時に使用されイシュヴァール人を失う結果となった。それを知り自責の念に駆られ逃げ出し、小さな村で医者として罪滅ぼしをして償う。それがマルコーが逃げ出し偽名を使い医者として生きる理由だった。「ドクターあなたが研究を命じられたものは?」話を聞き研究物を尋ねたアレックス。「賢者の石だ!私が持ち出したのは、石そのものと研究資料だ。」マルコーの口から出た単語は、エドとアルが一番欲しい代物だった。(またイシュヴァールですか?この内乱がどういうことなのかわからないと、話が先に進みません。全ての始まりがあるみたいな感じがして。賢者の石は何でも生み出す事が出来るから悪用すれば武器を作り出せますから、そんな研究をしたくないマルコーニはつらかった心境は察しても余りありますね。)



 「賢者の石がここにあるのか?」たった1つの言葉が、エドを突き動かした。そしておもむろにポケットから取り出したのは、ビンに入った赤い液体だった。「賢者の石にいくつもの呼び名があるように、形状は石であると限らない。だがこれは不完全品だ!何時限界が来るか分からない。」石という名だから形状は、石であるとは限らない。事実液体をたらすとそれが凝固しゼル状になった。ただし今エドが興味新進で触っている物体は、賢者の石と呼ぶには不完全品で何時限界を迎えるか分からないとマルコーは説明した。「イシュヴァールの内乱で使用され、リオールのレト教教主は不完全品ながら利用し能力を底上げした。それだけのものが作り出せるなら、研究次第では完成品も夢じゃない。マルコーさん俺にその研究資料を見せてくれ。」不完全品でも一定以上の効果があった賢者の石。もし研究が進めば完成品が作り出せるかもしれない。エドはマルコーの資料開示を要求した。「少佐この少年は?」エドの言葉を聞き何者か尋ねると「彼は国家錬金術師です。」アレックスの返答にショックを受けたマルコー。内乱後「人間兵器」として利用された国家錬金術師の多くが資格を返上した。しかし目の前の少年は、進んで国家錬金術師の道を選んだと知り愕然とした。(賢者の石って言うから自分も石だと思ってました。まさか形状を変えるとは思いもしませんでした。しかも手に入れるのではなく、ある程度未完成品が利用されて、それが完成する研究が進めがいいとは!かなり意外な展開でした。)



 「馬鹿なことっていうのはわかっている。だが俺達は針のむしろでも座り続けなきゃならないんだ。」利用される事はわかっている。しかし身体を取り戻すには、賢者の石を手に入れなければならない。訴えるエドの目は強く想いを訴え、改めて禁忌を犯した事実と賢者の石を求める理由を明かした。「特定の人物の魂を練成するとは。君なら完全な賢者の石を生み出す事が出来るやもしれん。しかし資料を見せることは出来ん。あんな物を求めてはならん!あれは悪魔の研究だ!地獄を見ることになる。」正当な理由でも過去の忌まわしい記憶があるマルコー。エドの必死の訴えも届かなかった。結局3人は家から追い出され再び駅に向かった。「本当に良かったのか?力づくで奪っても良かったんだぞ。」不完全品でも賢者の石が手に入るチャンスを逃した事を後悔してないか尋ねたアレックス。「街の人達の拠り所を奪ってまで欲しくはないよ。」「賢者の石を作れるって事が分かっただけでも収穫さ。また別の方法を探すよ。」アルは小さな村の人達の希望を奪う必要は無いと訴え、作れることが分かっただけでも収穫だったとエドは未来を見据えていた。その後列車が到着し3人リゼンブールに向けて旅立とうとしたその時、マルコーが走って来た。「君が資料が隠してある場所だ。真実を知っても後悔しないというのなら、これを見なさい。君達が元の身体に戻れる日を祈っているよ。」エドを賢者の石の真実を解き明かせる者だと見込み、研究資料のありかが書かれたメモを渡した。(マルコーはエドが地獄を見た事実と彼ならばという可能性を信じ考えを変えた。後悔するかもしれないが間違ったことには使わないはずだろうと考えて。しかし彼の目の前にはホムンクルスラストが。彼女が現れた目的は、良いことではないでしょう?何だかエドとアルに関わると死亡フラグですか?ラストとは対照的に少佐はもの凄い良い人で、マウロという町医者に会っただけと答えたの凄く人柄が現れていると感じました。そんな少佐が好きになりました。)



 リゼンブールに戻って来たエド達を出迎えたのは、幼馴染みウィンリィの手荒いスパナの祝福だった。「どうやったらこんなに壊すの?アルもこんなになっちゃって。あんた達一体どんな生活してるんだか?」丹精込めて作った機械鎧が跡形も無く壊れ呆れ顔のウィンリィ。「どれぐらいで直るんだ?やっぱり一週間ぐらいか!」修理期間がどれぐらいなのかエドが尋ねると「舐めんじゃないよ3日間だよ。お前達は資料とやらが欲しくてセントラルに行きたいんだろ。後足もちょっとよくないねこれも取り替えるよ。」ヒナコは事情を考慮して、腕の作成と足の調整を3日でやってのけると豪語した。その間エドはトリシャの墓参りに向かい、アレックスは自慢のバカ力を駆使して薪割りを手伝った。「少佐、あの2人はどんな生活をしているんだい?」自宅に戻って来たアレックスに2人の生活ぶりを尋ねたヒナコ。「彼らはセントラルでも名の通った錬金術師。その為トラブルに巻き込まれがちです。いやあの兄弟は強い。大丈夫ですよ。ヒナコさんにとってあの2人は孫みたいな存在ですか?」有名な錬金術師だからトラブルになるが、それを乗り越える力があるから大丈夫だと太鼓判を押すアレックス。逆に自分が知らないエドとアルについて尋ねた。(少佐にとっても息子みたいな存在だからなあ。やっぱり心配している様子がわかります。ウィンリィの両親もイシュヴァールの内乱で死んでいたとは。しかも医師として狩り出されて、巻き込まれて死んだとはねえ。やっぱりイシュヴァールの内乱が、ハガレンの話の原点になっている気がしました。)



 ピナコは、父親と飲み仲間で勝手にリゼンブールから出て行った事。尋ねられたウィンリィの両親については、イシュヴァールの内乱で死んだ過去を伝えた。「あれは酷い戦いでした。」感慨深く戦いを振り返るアレックス。そのまま立ち去ろうとしたが「あんた一杯食べそうだから作り甲斐があるよ。それにあの子たちは寝床が無いんだ。だから1人増えても同じだよ。」ピナコが食事と寝床を用意するから留まれと進言した。実はエドは旅立つ前「もう2度戻れない!」誓いを立てるかのように自宅を燃やし退路を立っていた。だからエドとアルには、戻る家はなかった。それでも未来を手に入れるべく、エドの機械鎧はちょっかいされながらもウィンリィが連夜の徹夜で完成させた。再び力を取り戻したエドは、アルを注意深く鎧を再練成させた。こうして元に戻った2人は賢者の石の資料を求めリゼンブールを旅立ち、セントラルへと向かった。(少佐の感動する姿が笑いました。あんなごつい人に抱きつかれたら潰されますよ。後半は基本的にはギャクが中心で、とりあえず進みました。でもヒナコとウィンリィが2人向ける目が暖かく家族同然なんだなって感じました。今回は人間にスポットライトを当ててましたが、少佐の人間味溢れ、ちょっとオーバーリアクションな態度が良いですね。来週は資料を探すのですけど、木を隠すのは森というほど膨大な本があるのだから探すのが大変そうです。後Cパートのウィンリィが見つけたネジですが、やばいんじゃないですか?気になります。)

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