進路を決める三者面談の時期になり、渚は進学よりも就職しようと決めていた。杏達もそれぞれの道を決めていた。しかし朋也だけは、面談から逃げ回り渚を心配させていた。そんな時突然元々体の弱い渚が、高熱を出し倒れてしまった。それからずっと渚に付き添い、自分の将来よりも優先し始めた朋也。季節が冬になるに従って、有紀寧から演劇ビデオを借りて一緒に楽しんだり、求めに応じて手を繋ぎ互いの想いを共有し合った。



 こうなると渚の出席日数が減り、再び留年する事が教師から秋生と早苗に伝えられ、退学して

療養に努めるべきだと進言された。その話を聞かされた朋也は、自分だけ卒業するのではなく

留年して渚と一緒に卒業したい意志を明らかにした。しかしその身勝手な考えしたら、朋也の事を考える渚を苦しめると突きつけた秋生。今まで友人達を助けてまともになったと自負していた自分が、改めて子供だと思い知らされた。



 そしてクリスマスイヴつまり渚の誕生日を迎えた。去年までは仲間や恋人の存在はなくたった1人だった渚。1年経過して恋人の朋也をはじめ、演劇部再建に協力した杏達がテーブルを囲み

プレゼントも貰った。それでも「こんな自分の為に」まだネガディヴな考えを持つ渚に、自分を卑屈に考えず幸せになって欲しいと願う秋生と早苗。しかし楽しい時間を過ごしたこの日が、留年決定の日になった。そして冬を超え卒業式を迎えた。式に出席しなかった朋也と陽平の前に2人を引き合わせた幸村が、祝福の言葉を掛けた。自分と陽平が友人になれば、学校を辞めずに済むという意図を見抜き確かめた朋也。その時幸村ははぐらかしたが、2人は最後に頭を下げ感謝の気持ちを伝えた。



 式が終わり2次会に向かった杏達と別れ、古河家に戻った朋也。すると自宅の前で渚が帰りを待っていた。大嫌いな学校で無気力な学園生活だった自分が、渚と出会い楽しい充実した生活を送れるようになり、留年して一緒に卒業したい思いを伝えた朋也。しかし前に進みたいけど現状では進めない渚。自分は留年して卒業する思いを伝え、前に歩める時は歩むべきだと朋也の背中を押した。まだ2人は坂道を登る最中だが、卒業という区切りを経て社会人として朋也は第一歩を踏み出そうとした。しかし卒業したが、進学も就職もせず何も目的が無い朋也。「改めて卒業おめでとうございます岡崎さん!当面の予定はありますか?」朝起きて早苗から卒業の祝いの言葉を掛けてもらった。「呆れた奴だな!お前しばらく家で働くか?給料は激安だけどな

覚悟して置けよ。」何もやる事が無い朋也を古河パンで働く事を勧めた秋生。早苗も渚にお弁当を作れると嬉しそうだ。「ありがとうございます。」何の目的も無い自分を雇ってくれて、嬉しそうに感謝した朋也。早苗から「朋也さん」と呼ばれ既に古河家の一員となっていた。(激安って最低賃金以下って事ですか?まあ三食出る訳ですから、それぐらいは妥協しないと。冬になると動けない女の子のために、一生懸命材料を集めている人形に申し訳が立たない。)



 「これでお父さんもお母さんも助かります。暖かくなったので、体調も良くなって来ました。これなら学校に行けそうです。」朋也が古河パンで働くと聞いて喜ぶ渚。自分の体調も回復し始め

3度目の高校三年生を迎える事になった。朋也の古河パンでの仕事は、朝5時にシャッターを開ける事から始まった。既に秋生はパンを焼き始め、店頭に並べる早苗から仕事の手順を教えてもらっていた。「今日が始業式だったな。しっかりな!」掃除をしながら渚を見送り心の中で応援していた朋也。それが終わると最も忙しい通勤通逆客がやって来る朝の9時まで、早苗と一緒に客の対応に追われっ放しになった。逆に午後は結構暇な時間が出来、早苗は元教師だった

知識を生かし近所の子供に勉強を教えていた。「ごめんください!」客のふりをして、渚が始業式から帰って来た。クラスメイトに智代や有紀寧やりえの姿はなかった。「誰も知らない人だったですけど、優しそうな人ばかりだからお友達を作るのが楽しみです。」1年前とは違いたとえ知らない生徒ばかりでも、積極的に仲良くなろうと笑顔で報告した渚。(また早苗と秋生のコントが始まりました。嫁のパンで雪合戦って、パンは雪かよって全員突っ込んだはずです。朋也の心配も杞憂に終わりそうだし、渚は20歳の女子高生というAVみたいな状況でも上手くやっていけそうで良かったと思います。)



 「行って来ます朋也君。原稿を作ってしっかり暗記しました。」演劇部長として、新入部員獲得の為説明会でのプレゼンにチャレンジする渚。「頑張って来いよ。あれ渚?朝ごはん食ったか?」応援の言葉に上の空だった渚を心配した朋也。店番をしていると、渚が帰って来るの光景を目撃。結果が気になり、一目散に駆け寄った。「あっ朋也君ただいまです。手ごたえはありました。」ちょっと悩んでいた顔のまま挨拶した渚。部員獲得の手ごたえはあったと答えた。「

本当の事を言ってくれよ。俺にはさ!」嘘を付いて喜ばせようとする、渚の意図を見抜いていた朋也。信じている自分だから本当の事を言って欲しかった。結局嘘だと見抜かれ、学校での本当の出来事を話始めた。「説明会では、上手く喋れませんでした。でも智代さんや宮沢さんや

仁科さんは拍手してくれました。顧問は陸上部の箕島先生が、掛け持ちしてくださる事なりました。ただ来週までに2人部員を集めないと、自然消滅してしまいます。クラスでは私が2年留年している事を皆知ってます。だから話難そうにしてます。」部員集めも上手く行かず、演劇部は自然消滅の危機。クラスでは気を使われ、難しい立場に置かれていた。「お前さ人に好かれるんだから、もっと寄って行っても良いと思うぜ。」渚の良い所をアピールして、友達を作れば良いとアドバイスした朋也。(やっぱり上手く行かないか。17歳と19歳って2歳違うけど、やっぱり2歳の差は大きいですよ。2留は触れちゃいけないタブーみたいに決められちゃいますし。演劇も部長が話し下手だと、信用されない。やっぱり渚には朋也が必要なんですよ。)



 「私は朋也君と楽しい話がしたいです。」学校での楽しい出来事を話したいと思っていた渚。

朋也も話を聞きたいと思っていたが、結局渚から「楽しい話」が語られる事はなかった。応援しようと背中を押して来た朋也。渚も必死に頑張って智代と協力して、部員を集めようと努力した。しかし返ってプレッシャーになっていると考え始めた朋也。危惧したとおり空回り終わり、新演劇部員になろうとする生徒は現れなかった。その間古河パンで働き続けていると、季節は桜の季節から鯉のぼりの季節になった。そんなある日電柱工事をしていた祐介の姿を目撃した朋也。「芳野さん仕事大変そうですね。」ハシゴから降りて来た祐介に挨拶した。「人手不足なんだきつい仕事だからな。そうだ卒業おめでとう、たまには遊びに来いよ。」卒業の祝福をして、電柱工事の大変さと人手不足な状況を教えた祐介。風子の回復を公子が信じ、未だに病院に通っているが

自分も希望を持っている事を教えた。祐介の働く姿を目撃して、不動産屋に貼ってあるアパートの相場を確認した朋也。「駅から遠くても高いな。」予想外に金が必要だと嘆いていた。(祐介は

ミュージシャンを辞めて、電柱工事を担当する電気工事士になりました。もの凄く熟練の技と慎重さが要求される難しい仕事ですよ。簡単に勤まる甘い仕事じゃあないです。それに責任も重大ですし、人が少ないのは当然。)



 「お久し振りです岡崎君。卒業式以来ね。渚は元気になった?」偶然杏と椋に出会い、互いの近況を話し合った。「元気になった。毎日学校に通ってるよ。」渚が回復して、また学校に通学し始めた事を話した朋也。「同じ街の中なのにたまに顔を見に行きたいけど、時間が中々取れなくて。そのうち皆で会いたいねってお姉ちゃんと話してるんです。」忙しいけど充実した日々を過ごしている2人。「元気出しなさいよ。行動すればどうにかなるわよ。」朋也の現状は変わらないと知り、アドバイスした杏。「このままじゃ行けないってわかってるんだけどな。今も安い部屋を探していたんだけどそう簡単には。」自分でも分かっているけど、経済面がネックとなり踏み出せない

朋也。「あのうお友達のお兄さんが、今アパートを出るんです。建物は古いけど、家賃が凄い安いって言ってました。」安いアパートを借りられるかも知れない情報を教えた椋。



 その情報は朋也が、新たな一歩を踏み出すには十分だった。そして全速力で走り、仕事中の祐介の元に向かった。「芳野さん!あのお俺を芳野さんの所で働かせて下さいお願いします!」

電柱工事の仕事を志した朋也。その夜秋生と早苗に出て行く事を伝えた。「良く決心しましたね。もう何も言わねえやってみろ!」意志を尊重して、朋也を快く送り出した2人。「長い間お世話になりました。」給料は手付かずで、1人で暮らしていける金がある。挨拶した朋也の顔は充実感に溢れて、新たな生活に希望を膨らませていた。「小僧困った事があったら言って来いよ。

社会に出たら色々在るからな。」キャッチボールに誘った秋生。社会人の先輩として、朋也にアドバイスした。「ありがとう、その言葉だけで十分だ。いつか渚を連れて行っていいか?」自分でやって行こうと決心した朋也。改めて渚を連れて行っていいか尋ねた。「いっちょまえの事を言いやがって。決めるのはあいつだ。もうちっちゃな子供じゃねえ。」朋也との関係を認め、渚の意志を尊重した秋生。思いっきりボールをホームランにして硝子を割って、朋也に責任を取らせようとしたお茶目な一面はそのままだったが。(今まで渚を目に入るのが痛いぐらい可愛がっていた秋生が、朋也を認めて渚の意志を尊重した。それも朋也なら幸せにしてくれると思い期待しているのでしょう。それもまたせん別って事でしょうか?)



 後日新生活を送るアパートも決まり、秋生と渚が荷物を運びにやって来た。内装は古いが

風呂やキッチンもあり、日常生活には支障がなかった。荷物を片付けて、秋生は先に帰ると

渚と2人っきりになり急に落ち着きを無くす朋也。「いつかこんな風に2人で住んだりするんだろかな?」だんご大家族を歌いながら、お茶を入れる姿を見て同棲生活を想像した。「あのう朋也君のお父さんに、引越しの事お知らせしましたか?連絡先は行って置いた良いと思います。」

古河家まで送った時、父親に連絡先を知らせるべきだと言った渚。「そうだな知らせておくよ。」

アレほど嫌悪感一杯だった父親に連絡先を知らせると答えた朋也。軋轢が徐々に解け始めた

証拠だった。(渚ちゃんみたいな娘と一緒の生活を想像して、当然ラストのゴールまでエロ妄想が全開の朋也君。やっぱり盛りですからねえ、渚ちゃんは素直だし優しいから言う事聞きそう。

だから同棲も卒業したら、直ぐにありますね。)



 いよいよ就職した朋也が、初めて仕事に行く日になった。慣れない1人暮らしで、誰も起こしてくれず気付かず寝ていた。「朋也君起きてください。」結局渚が登校前にお越しに来て、朝食まで作ってくれた。「何時になるか分からないぞ。」夕食まで作ると言い出した渚に、何時帰れるか分からないと告げた朋也。「ずっと待ってます!」いつまでも待つつもりで送り出した渚。出勤途中渚の言葉を思い出しにやけながら、勤務先の光坂電気に初出勤した。深呼吸して大声で挨拶すると、祐介に作業着を渡され社長の所に連れられ自己紹介した。



 その後先輩になる祐介に連れられ、電柱工事の現場に移動を開始した。「雰囲気変わったな。

去年最初に会った時とは別人みたいだ。大人になろうとする子供だな。」始めて会った時とは別人のように大人の顔つきになった事を告げた祐介。自分から見ればまだまだ子供だが、成長していると実感した。ただいきなり電柱に上がっての仕事は、朋也にとっては苦難の連続。当然

自分の身体も支えるのにも一苦労だった。「ボルトを締める順番は対角線。最後は必ず確認する。よしこっちのボルトを締めてみろ。」一通りボルトの締め方を教えて、新人の朋也にやってみるように指示した祐介。「はい!」返事はしたものの、ポケットに入れたボルトを上手く手前に持って来れず、地上に落としてしまった朋也。「バカ野郎!この仕事に失敗は許されない。もし下に人が居たらどうだ?自分の大切な人が居たらどうする?だから慎重にやるんだ。丁寧にひたすら丁寧に。」高い所からスパナが落ちたら、下に居る人に当たったら大怪我を負ってしまう。仕事は失敗出来ない事を怒る事で教えた。このような電柱工事の仕事を一日こなし、夕方挨拶をして帰ろうとした時には身体はがたがたになっていた。自宅に帰って直ぐぶっ倒れて、渚が学校であった楽しい話も聞けずそのまま眠ってしまった。(朋也の仕事って正社員でしょ。派遣じゃないんでしょ?今派遣労働者は、ごみのようにクビを切られています。それに比べたら待遇はかなりいいはずです。仕事というのは、責任を持ってやらなければ駄目。特に命の危険に晒される仕事は特に!それを祐介は朋也に知って欲しかったと思います。個人的には仕事は、真面目にきちんとこなす事が大切だと考えてます。)


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