コードギアス反逆のルルーシュＲ２第１１話「想いの力」

　天子とオデュッセウスの結婚式場に乱入したゼロ。クーデターの混乱を利用し、天子に銃を突きつけ、星刻の抵抗を許さず、思惑通り天子の強奪に成功した。抵抗するスザクのランスロット

コンクエスターに対しても、新たな藤堂専用機斬月が迎え撃ち、互角以上に戦いフロートの破壊に成功。これ以上の追撃を許さなかった。更に中華連邦軍の追撃も、途中仕掛けた朝比奈達の暁部隊が殲滅。ここまでゼロの思惑通り事が運んでいた。

　しかし星刻は、ゼロの戦略を読んでいた。大宦官は、天子を取り返す事を条件に罪を許し、中華連邦最強のナイトメアフレーム神虎を与えた。ラクシャータの開発チームが、性能を最大限に

追求し続けた神虎。出力４０％にも拘らず、暁をまとめて殲滅させた。ピンチだと察したカレンは

紅蓮可翔式に乗り、一騎打ちを挑んだ。ただエネルギーチャージが十分ではなく、あと一歩まで追い詰めたものの、紅蓮可翔式は神虎に捕えられ捕虜にされてしまった。

　これにより撤退を進言したディートハルト。カレンを取り戻すべきだと主張する扇や南の意見が分かれ、ゼロは決断を迫られた。そして下したのは、やって来た中華連邦軍に対して最後まで

戦い決着を付けるという決断。エネルギーを回復した斬月が、神虎に一騎打ちを挑んだ。その間に玉城達の暁部隊が、一気に本陣に攻め込もうと突撃を開始した。

　但し中華連邦の領土内では、星刻の戦略が一枚上手だった。川の水を流し込み、弱い土壌が泥の海と化し、動けなくなった暁部隊。活路を見出せなくなったゼロ。改めて撤退を命じ、ハドロン重砲を放ち中華連邦軍部隊殲滅させ、歴代天子が眠る、天帝八十八陵に逃げ込み篭城戦に入った。しかし追っ手には、大宦官が援軍要請をしたシュナイゼルのアヴァロン。ナイト・オブ・ラウンズのジノとアーニャの姿があった。ブリタニアと中華連邦連合軍相手に、ゼロはどのような戦略を持って危機的状況から、黒の騎士団を勝利に導こうとするのか？

　同じ頃アッシュフォード学園にいたシャーリーやリヴァルに、中華連邦からミレイが無事である

知らせが入った。その電話を受けたのは、そこに居るはずの無いルルーシュ。無事を知り安心したシャーリーにハンカチを渡した。「兄さんちょっと！」ロロがルルーシュを呼び出し、ヴィレッタが

待機している諜報部本部まで連れて行った。「影武者としての度を越えるのは問題です。」必要以上の行為をする事に注意を与えた。それもそのはず、影武者を務めていたのは、アッシュフォード家のメイドとしてトウキョウ租界に潜入していた篠崎咲世子。普段のルルーシュとは、異なる

行動は、矛盾を招くからだ。（やっぱり咲世子さんでした。まあ彼女しか居ません。ルルとゼロが

同一人物だと知る、数少ない人物ですし！確かにルルが優しくハンカチを差し出すなんてあまり

見た事ない。それにしても潤君の女声はちょっとキモかった。）

　ヴィレッタに入った連絡の通り、連合軍に攻撃により、危機に陥ったゼロと黒の騎士団。「落ち着けこっちには天子様が居る。相手だって下手に手出しは出来無いから。」援軍が来ず、孤立

無縁の状態に動揺する玉城を落ち着かせる扇。しかし天帝八十八陵の上空に中華連邦の空爆

部隊が、次々と爆弾を投下して行った。「中華連邦は、この天帝八十八陵ごと我らを押しつぶす

つもりだ。つまり天子を見捨てたんだ。」攻撃を命じる大宦官は、天子を亡き者にしようと企み

容赦の無い爆撃を命じた事を示唆したゼロ。結果的に天子が、攻撃の抑止力にはならないという事を意味した。（大宦官は、中華連邦の国よりも自分の保身と身分しか考えていない。最低の連中なんです。こういう輩は、成敗しないと駄目ですよ。）

　「全軍攻撃を中止しろ。天子様がおられる。」爆撃を止めさせるように命じる星刻。「わかって

おらんな星刻。そこは歴代の天子様が眠る場所、つまりは墓。今の天子を埋葬する。新しい天子も手配済みだしな。オデュッセウス殿下との釣り合いもとりやすい。」現状の天子は用済みであり、新たな天子を迎え改めて政略結婚を企む大宦官。企みを知り怒りを燃やす星刻は、改めて立ち向かおうとした。その時動きを止めたのは、ジノのトリスタン。紅蓮可翔式を捕えた事で、リベンジを果たせなくなった事。大宦官の言葉が、中華連邦の意志であるという事。この２つの

理由が神虎への一騎打ちに打って出た理由だった。

　一方黒の騎士団も黙って爆撃を受けている訳ではなかった。藤堂の斬月・朝比奈・凪沙・Ｃ．Ｃ．の暁が、中華連邦の爆撃部隊に対し攻撃を仕掛けた。ただそこには、修理が終ったスザクのランスロットコンクエスターが立ちはだかった。そしてアーニャのモルドレッドは、反逆者として

星刻の腹心洪古（ホン・グー）率いる鋼髏部隊に一斉発射。一瞬にして、部隊を殲滅。その圧倒的な破壊力を見せ付けた。ナイト･オブ･ラウンズ３人により、動きが封じられた黒の騎士団と星

刻達。「最後は大宦官達に討たせないとね。」ブリタニアは、最後のシナリオまで描いていた。

（オナニーナは、やっぱりヤンデレだ。モルドレッドのハドロン砲で、天帝八十八陵を破壊しようと

進言するとは。しかしそれは浅墓な考えでした。それ以上に政治的な意図があるとは。やっつけつのは、簡単だがそれをやっちゃったら、国際的な非難を浴びる。そこまで考えているブリタニア

帝国って凄いですね。）

　「どうしても攻撃を止めないつもりか？このままでは天子が死ぬ。」大宦官に連絡を取り、爆撃中止を哀願したゼロ。「天子など代わりはいくらでも居る。ブリタニアの爵位に比べれば、安い取引だったよ。ゼロ君は、道を歩く時アリ踏まないように気をつけて歩くのかい？尻を吹いた紙を捨てるだろ。それと一緒だよ！主や民など牛のように沸いてくる。ゼロ君が、ここまで理想主義者だったとは。」ブリタニアの貴族になる事を条件に領土を割譲と不平等条約の締結。自らがよければ、民がどうなろうと関係ない。余りにも身勝手な返答する大宦官。爆撃は継続され、斑鳩にも影響が出始めた。（この時は、ゼロの戦略は分かりませんでした。後で考えれば、個人的に

予想していた展開に繋がるのですけど。それにしてもヒューマニストのゼロと真っ黒なゼロ。ここまで上手に使い分けるとは、仮面をかぶっている時は、真っ黒だと思いますけど。）

　「もう止めて！もう止めてこんな戦い！」神楽耶と共に身を潜めていた天子。自ら斑鳩の外に

出て攻撃を止めさせようとした。「今だ天子を撃て。」攻撃を命じた大宦官。「持ってくれ神虎！私の命をくれてやる！」神虎の防御システムを使い、身を挺して守ろうとした星刻。「星刻なの？私はあなたが居なければ！私はあなたの事を・・・・・！」星刻の存在が必要だと訴える天子。しかし徐々にダメージを受け続け、流石の神虎にも限界が近づいていた。「私は救えないのか？守れないのか？あれから６年、全てはあなたの為に準備して来たというのに。誰か誰でもいい、彼女を救ってくれ！」天子に外の世界を見せたい。命を救ってくれた恩義に報いたい。その思いを

持ってクーデターを計画した星刻。ついに諦め天子を救って欲しいと声を上げた。

　「聞き届けようその願い！」魂の叫びを聞き、願いを叶えると答えたのはゼロ。新たなナイトメア

フレーム蜃気楼に乗って、最前線に登場した。「中華連邦並びにブリタニアに問う？まだこの私

ゼロと戦うつもりだろうか？」改めて質問したゼロ。「何をしている一斉射撃で仕留めよ。」蜃気楼を仕留めるように命じた大宦官。神虎を苦しめた攻撃が発射されたが、蜃気楼は世界でもトップの絶対守護領域を持つナイトメアフレーム。砲弾を全て弾き返した。その性能の高さにロイドや

ニーナを驚きを隠せない。今度は逆に蜃気楼の攻撃が発射され、モルドレッドと同じように広範囲の攻撃が可能。鋼髏部隊を殲滅させ、その攻撃の凄さを初披露した。（ゼロは、最初から星刻が中華連邦と人民を率いる人材だと思っていたようです。だからこそ自ら天子と一緒に守ろうと

したのだと思ってました。戦闘の局面の作戦戦術。戦闘全体を考えた戦略。その違い明確に

分かる時が来ました。）

　「緊急入電上海市内で暴動が発生しました。」突然上海や北京など、中華連邦の主要都市で

暴動が発生した。「ゼロと大宦官との通信記録が流されたようです。」国と人民を捨て、自分達

だけが、ブリタニアの貴族になろうとする事を告げた通信が、中華連邦中に流された事を報告

したセシル。「既に存在した計画を使ったとしたら？」人民の一斉蜂起が、既に計画されていると

判断したシュナイゼル。案の定星刻は、クーデターに合わせ一斉蜂起を計画していた。「この大地の飢えた人民達全てが援軍！」ゼロはその状況を利用し、局面を打開。一気に攻勢に転じた

黒の騎士団は、息を吹き返した。（Ｃ．Ｃ．とアーニャは、関係がありますね。今はまだ謎ですが

ギアスに関係があるのでしょう。）

　「撤退する！国とは、領土でも体制でもない人だよ。民衆の支持を失った大宦官には、中華連邦を代表し我が国に入る資格は無い。」空爆を進言されたが、撤退を命じたシュナイゼル。ブリタニアに見捨てられた大宦官。命乞いをするが、星刻の剣によって成敗された。「香月カレンは

どこにいる？」捕虜になったカレンを居場所を聞きだすゼロ。「捕虜でしたら、移送されました。大宦官が、ナイトオブセブンに引き渡したようです。」カレンは、スザクに引き渡された事実を伝える

香凛。「そうやって俺から奪うつもりか？必ず必ずカレンを取り戻す！」大切な仲間を奪われた

ゼロ。改めて取り戻す事を決意した。（多分皇帝なら奪う事を優先するから、問答無用に攻撃したでしょう。しかし人格者のシュナイゼルは、人道的な処置を取り撤退した。この２人の考え方の相違も後でクローズアップされるかもしれません。）

　翌朝戦いが終わり、改めて天子を守ると約束した星刻。「天子の婚姻が無効になった事を、世界中に宣伝する必要があります。同時に日本人の誰かと結婚して戴くが上策かと。」天子の政略結婚が無効になった事を世界中に知らせ、同時に今度は合衆国連邦の為の政略結婚を進言したディートハルト。「なりません、単純な恋の問題です！」天子が星刻が好きなだと知っていた

神楽耶。政略結婚に反対した。そしてそれに同調するＣ．Ｃ．意見が２つに分かれ、再びゼロは

最終決断を迫られた。（玉ちゃんには、ちょうどいい役柄だと思います。ただ南さんもマジで天子

様が好きそうなので、こちらもちょうどいい役柄では？）

　そんな時シャーリーから電話が入った。卒業を決意したミレイの記念パーティーについて打ち合わせをした後「シャーリーちょっといいかな？あるカップルを別れさせたいだけど、周りを説得

したいのだけど。政治的、外交・・・・・・・」改めて天子と星刻の２人を別れさせる為にどうすれば

周りを説得出来るか尋ねたルルーシュ。「駄目だよ！誰かを好きになるとすっごいパワーが出るの！ルルにはないの？誰かの為にいつも以上に何か！」好きな人を想う力は、自分の力をより増す事があると答えたシャーリー。「俺もナナリーの為に、世界を作り変えようと思った。想いには、世界を変えるほどの力がある。」ルルーシュも改めて自分にフィードバックして考えた。

　「天子よ！あなたの未来は、あなた自身の物だ。」政略結婚ではなく、天子の意志を尊重するという結論を出した。力関係ではない、戦い守る源は心の力。黒の騎士団も理想を実現する為に心を持って戦っている。心無き戦いは、単なる支配や暴力を生み出すだけなのだ。「ゼロ君という人間を少し分かった気がする。」ゼロの考えを理解し始めた星刻とゼロ。２人は固く握手を

交わし、藤堂達が中華連邦に残り、反対勢力に相対する事になった。（心の力。志や希望が

無ければ、正義の戦いではない。心の大切さを訴えるのが今回のテーマだったと思いました。）

　次にルルーシュが狙うは、ギアスを研究する「嚮団」と呼ばれる組織。人の世から用意周到に

隠され、常に所在地を移動し続ける教壇。しかしルルーシュは、現在中華連邦内に存在する事を確認していた。「この国は広いどうやって探す？」所在地を探し出す方法を尋ねるＣ．Ｃ．。「だからこの国を手に入れた。物資の輸送、電力の供給、通信記録、痕跡は必ずある。」中華連邦を

欲しがった理由は、合衆国連邦形成だけではなく、教団の所在地を発見する事だった。改めて

Ｃ．Ｃ．に教団の調査を任せた。

　エリア１１に戻って来たルルーシュを待ち構えていたのは、影武者の咲世子が、秘密司令部の

存在を知られない為にシャーリーにキスをした事。そしてナイトオブラウンズのジノとアーニャの

アッシュフォード学園編入。彼らは何故学園にやって来たのか？そしてキスをされたシャーリーとルルーシュの関係はどうなるのか？ジェレミアは、教団に自分を改造したバトレーを呼び出し最終調整を依頼した。今後の展開はどうなるのか？シャーリーのブラとＣ．Ｃ．のエロイ太もも

最近サービスショットどのアニメにも多いなあ。