全寮制の名門高校私立黒主学園には、2つのクラスが存在する。1つは普通の生徒が所属

するデイクラス。もう1つは男女とも美形揃いの超エリートが集まるナイトクラス。互いに同じ校舎を交代で利用するが、それぞれのクラスが交流を持つ事は、風紀委員が取り締まっていた。


 風紀委員の1人黒主優姫(くろすゆうき)は、ナイトクラスの男子生徒の登場を心待ちにする

デイクラスの女子生徒達を寮に戻そうと、校門の前に立ちはだかった。しかしナイトクラスの生徒

達の登校時間には間に合わかった。女子生徒達は列に並び、生徒達が登場すると、まるでアイドルが学校に来たかのように見惚れ、大騒ぎになった。


 女子生徒達に押され、必死に飛ばされた優姫。「大丈夫か優姫?」優しく声を掛けたのは、男子生徒はナイトクラスのクラス長玖蘭枢。10年前ヴァンパイアに襲われた優姫を助けた張本人だった。「風紀委員として当然ですから。」かしこまる優姫。「もう気にしないで、そんな昔の事。」

頭を撫でようとする枢。そこに現れたのは、優姫と同じ風紀委員の錐生零(きりゅうぜろ)。「お前分かり易すぎなんだよ。あいつに好意を持とうが、俺には関係無いがわかっているだろ!」枢に恋する優姫に対し注意を促す零。実はナイトクラスの生徒達は、全員ヴァンパイア!その秘密を

守る為に、優姫と零は風紀委員を担当しているのだ。いかにもな少女アニメの人気男子キャラ

大集合でも由衣さんや純子さんが出演してるから大丈夫です。ひとくせもふたくせもありそうなキャラが、ナイトクラスには揃っています。ただ潤君出すぎじゃないの?)


 「納得いかない。俺達の役目って、芸能人の出待ちの警備でしたっけ?大変だとわかっているなら、風紀委員の頭数を揃えろよ!」直談判をする零。「無理だね!だって彼らの正体は秘密

だから、この学校はナイト・クラスとデイ・クラスの2つがある訳だし、風紀委員の君達ガーディ

アンにしか出来ない。」はっきりと無理だと答えたのは、理事長の黒主灰閣。優姫の養父で、人間とヴァンパイアの共存を願っている人物だ。(お父さん親バカだなあ言っている事はまともです人間とヴァンパイアの架け橋になってほしいというのはでもヴァンパイアって吸血鬼ですから襲うのが当然逆に優姫ちゃんが自分を助けた枢君に入れ込むのも理解出来ます。)


 「私達ガーディアンに任せて下さい。では行って来ます。」張り切って風紀委員の仕事に戻る

優姫。5歳までの記憶が無く、枢に助けられから灰閣の所に引き取られ、10年間生活している

のだ。だからこそ優姫にとって枢は、命の恩人であり、最愛の人だ。そんな時ナイト・クラスの

一条拓麻「やあ見回りご苦労様。」と優姫に声を掛けた。軽く会釈をして恥かしそうに走って

行く優姫の姿を観て「面白い娘だよね優姫ちゃん。ああいうタイプは、ナイト・クラスにはいない。

皆ここでの生活は、気に入っているよ。ただ忘れないで!純血種である君の命だからこそ人間の定めたルールに従っているしかもかろうじてだ!」明るく元気に活動する優姫を見つめる枢に対して、拓麻はあくまで自分達は、かろうじて人間のルールに従っていると強調した。(じゃあ

暴れる可能性もある訳ですか?)


 翌日の授業中夜通しの見回りの疲れで、眠っていた優姫と零。「風紀委員っていうのは、ずいぶん忙しいんだな。」教師から皮肉を言われる優姫は、放課後補習を命じられた。(学食がしょうが焼きだから目が覚めるってジャイアンじゃないんだから教師にもナイト・クラスの事は秘密だとは思いませんでした。)「大変よね毎晩朝帰り、授業中昼寝。まるで吸血鬼みたい。」クラスメイトにどっきりさせられる、発言を聞いた優姫。零と一緒に補習だと思ったが、既に教室には

姿は無かった。(ゼロって聞くとどうしてもギアスの事を思い出してしまいます。)


 零は白馬ホワイトリリーの馬小屋で寝ていた。「ほらナイトクラスの入れ替えの時間。」腕章を

渡した優姫。補習はサボったが、風紀委員の仕事はサボらせないようにした。夜になり静かで

ナイト・クラスの面々も授業をちゃんと受け、デイ・クラスの夜歩きも無かった。そんな夜の景色を

感じて「風紀に乱れはありません。」自信満々に答える優姫。しかし「お前本気で思っているのか?デイ・クラスとナイト・クラスが上手くやっていると?理事長は、平和主義に賛同したいいヴァンパイアとか言い方してるがな、俺は信じない。俺がガーディアンの仕事を引き受けている理由は1つだけ。人の皮を被った獣どもの一番効率のいい倒し方を見つける為だ。」優姫とは違い

零はヴァンパイアに対して、憎悪の気持ち無かった。


 その理由は4年前、両親がヴァンパイアに殺されたから。優姫は4年間一緒に生活をして、多少零を知る事が出来て、周りから「仲が良い」と見られるようになった。しかし零には触れては

いけないと思っている事があり、完全に打ち解け合っている関係ではなかった。(零には多くの

謎がありますそれは結構重要だと思いますけど後々わかってくるでしょう。)そんな時デイ

クラスの女子生徒2人を発見した優姫。木を使って飛び降り、2人の前に現れ寮に戻るように

腕章を見せながら注意した。


 しかし女子生徒の1人が怪我をし、血を流している事に気付くと「怪我しているの、血はまずい

わ?早く寮に帰って!」必死に2人を寮に帰そうとする優姫。しかし別の影が近づいて来た。太ももに忍ばせていた武器で威嚇した。そこにはナイト・クラスの藍堂英(あいどうはなぶさ)と架院暁(かいんあかつき)が、血の匂いに誘われて登場した。「ついつい見に来ただけなのにさ。酷いよ優姫ちゃん。」いきなり攻撃を仕掛けた優姫に、皮肉で答える英。その目は光を放ち、まるで獲物を狙う目だった。それもそのはず、優姫は木の枝を掴む際、手の平をすりむいて血を

流していたからだ。(目が光った時英がギアスを発動してるかと思いました。)

 
 「本当そそるね!」優姫の腕を掴み、本性を出した英。牙をむき出しにし噛み付こうとした。

その様子を見た女子生徒達は、ヴァンパイアだと気付いてしまった。「まずい!」英の正体がばれそうになり、必死に食い止める優姫。しかし手の血は吸い取られ、次はいよいよ首に噛み

付こうとしたその時「学内での吸血行為は、禁じられている。血の匂いで正気を失ったのかヴァンパイア?」ヴァンパイアにとって脅威の武器、ブラッディローズを構えた零がやって来た。


 「でももう味みしちゃった。」優姫の血を吸った事実を言う英。その言葉を聞いて零は、ブラッディローズを発射した。驚く英の前に収拾に入ったのは枢。英の暴走を謝罪し、理事長の処罰が

下るまで、身柄を預けて欲しいと頼んだ。そして女子生徒の今夜の記憶を消し、事件は一件

落着した。しかし零は血の匂いが充満する場所から優姫を連れ出し「あんな匂いを好むなんて

奴等が獣である証拠だ。」ヴァンパイアが獣だと、改めて発言した。(まあ確かにヴァンパイアは

獣ですけどこのアニメは共存がテーマじゃないんですか?)


 結局英は10日間の謹慎処分が下った。「それでも僕は本望だよ。」優姫の血を吸い、満足げな様子だったが、それを枢が許すはずは無く、平手打ちを食らった。ヴァンパイアは人間の生き血を吸い取る獣。だが枢のように共存を望むヴァンパイアもいる。ここからどの様な話になるのか

導入としては、非常に良かったと思います。ギャグもあり男性ファンでも楽しめます。

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