信用買いで仕入れた武具を売却しようとしたロレンス。しかし武具の値段は暴落。所有して

いる武具は、殆ど価値を失ってしまった。しかも借金をした形になっているので、その代金

47リュミオール分、債権譲渡されたレメリオ商会から返済を求められた。期限はわずか2日間。

その間に47リュミオーネ作らなければ、ロレンスは破産してしまう。


 ローエン商会のヤコフから「自己責任」という理由で協力は得られず、知り合いから金を借り

ようとリュビンハイゲン中を駆け回ったロレンスだったが、全く成果は無かった。それでも夜訪

れた人物から、3リュミオーネを借りる事が出来、ホロを先に帰した宿に戻った。(皮肉な宿主が

お早いお帰りでと嫌味な一言を言ってましたそれほどロレンスは駆け回ったのです。)


 部屋に入るとホロは既に横になっていた。「俺が集められたのは、3リュミオーネだけだ。今

出来るのは、これを持って賭場に行くぐらいだ。そういう才能はお前の方があるはず。3リュミ

オーネ増えても何が変わる訳ではない。」自分が集めたリュミオーネ金貨をホロに傍に置き

半ばもうどうする事も出来ないと悟ったロレンス。そのまま部屋から出て行った。しかし外に

出ると、突然背後からリュミオーネ金貨を投げつけられた。


 「たわけさっさと部屋にも戻りんす!」落ち込むロレンスに怒鳴ったのは、勿論ホロだ!仕方

なく部屋に戻って来たロレンス。「この金を持って逃げたらどうする?」ホロに質問された。返答は「それでもよかった。」という言葉。このままホロを北の故郷に連れて帰る契約が果たせなく

なりそうな状況で、旅の資金として残してあげようというロレンス優しさが垣間見えた。



 しかし「何故怒らぬ。わっちがおらねば、金は借りられた!」自分が同伴していた結果、ロレンスによって利益を得た人物が、怒り金を借りられなかった事を咎めないロレンスにホロは、詰め寄った。「お前は心配して付いて来てくれたんだ。そんな事出来る訳・・・・・・」ホロの事を第一に

考えたロレンスには、怒るという考えは存在しなかった。「たわけこのお人好しが。」危機的な

状況でも、お人好しなロレンスの態度。ホロは椅子を持ち上げ振り回そうとするほどだった。

本当にお人好しなロレンス本質は優しい人だから相手に対して気遣って謝ってしまった

そんな行為がホロにはお人好しだと思えたのですねいなければ金を借りられた訳だから。)


 「1つだけ答えてくりゃれ。主がそんなにお人好しなのはなんでじゃ?」改めて質問するホロ。

「性格かな?」女心を理解していないロレンスは、ポツリと一言。「このたわけが!惚れてる

というのが、雄のかい性じゃろうが。主よ言って欲しい嘘と、顔がはれ上がるほど怒る嘘が

ありんす。」自分の気持ちを理解しないホロは、胸倉を掴んで激高。改めて同じ質問をした。


 「特別な存在だよ。」今度は思惑通りの発言をした、ロレンスを抱きしめたホロ。気を使い過ぎるよりも、怒鳴って対立した方が解決する事もあると主張した。(ロレンスは基本的に優しい男

だからホロの言う通り惚れているというのは悪いと思ったから言わなかったのでしょうでも

嘘というのは良い嘘と悪い嘘の2種類があるその見極めが大切だと再認識しました。)その後改めてロレンスが、借りて来た金額が3リュミオーネと7分の2だと知ったホロ。「1つ良い案があるのじゃが?余り期待されても困る。」ホロは残り43リュミオーネと7分の5を手に入れる

妙案をロレンスに教えた。「お前本気か?」聞いたロレンス自身が驚くほどの秘策。普通は

成功しないが、ある方法を使えば成功する可能性がある。そう言及したホロの秘策は、リュビンハイゲンで教会の収入源になっている、金の密輸だった。(教会の印があるものじゃないと認め

られないので密輸がばれたらシャレになりません。)


 翌日協力を求めるべくレメリオ商会を訪れた2人。改めて金の密輸の話を切り出した。「密輸

バカな?帰ってくれ。」話を聞いた瞬間拒否反応を示すレメリオ。金の密輸は過去何人も試み

たが失敗。結果捕まった。非常にリスクの高い掛けに等しい行為。だからレメリオが「無謀な

計画!」と言い切るのも当然だった。(確かにロレンスの話は夢物語だと思いますよ。)


 「しかし金の密輸を信頼するに足る、凄腕の者が居たとしたら?」話を信用しないレメリオに

対してロレンスは、密輸を成功させる事が出来る人物の存在を示唆した。「それほどの凄腕

ならば、わざわざ金の密輸などしなくても、十分儲けているだろう。」ロレンスの話を聞いても

机上の空論だと一刀両断した。すると「儲かっていない人材が居たとしたらどうですか?」凄腕で儲かっていない人物が、存在したらどうするか尋ねるロレンスは、その人物の雇い主である

教会に対して恨んでいる気持ちを持ち、密輸という形でささやかな復讐を行うと吹き込めば、必ず話に乗り、裏切る事は無いと示唆した。


 それでも首を縦に振らないレメリオに、担保として3リュミエール金貨と7分の2を差し出した

ロレンス。改めて自分の主張を信じるように要求。そして債務の取立ての一時中止、金を買い

付ける資金提供まで求めた。更にホロはレメリオ商会から従業員が、逃げ出す相談の会話が

聞こえている事を伝え「このままだとこの店は、後数日もすると・・・・・・」商会が数日で潰れて

しまうと脅した。「わかりましたやりましょう!」商会が潰れると脅され悩んだ結果、レメリオは

ロレンスの話を受け入れ、金を買い付ける資金を提供した。(まあ金が売れるルートを持って

いるならば横流しして利益も出ます店が潰れるよりはましですからレメリオは危ない橋を

渡る事を決意したのだと思いました。)


 

 次は金を密輸を成功させる、腕の立つ人物との交渉だ。その人物とはラムドラとリュビンハイゲンを往来し、誰も通らないルートを持っている羊飼いのノーラ!口説き落とす為に女心が分からないロレンスよりも、自分が交渉しようと買って出たホロ。しかし「ここは自分で話を取り付

ける。」ロレンスはあくまで自分で交渉し、承諾させようと決意していた。それは欲に目がくらみ暴落した武具を掴まされた責任を取る意味もあった。(お人好しだけど人生を掛けた話です

から気合が違います。)


 教会の前でノーラと再開したロレンスとホロ。改めて仕事の依頼をすると「本当?」喜びと

驚きが混じった声で反応したノーラ。(現在司祭から危険な場所への同行を求められ非常に

嫌な思いをしていた心中がよく現れていました何だかお世辞を言われても仕事をしたくない

気持ちがありありでしたからね。)その後場所を露天に移し、乾杯をしてからロレンスが仕事の

詳細を説明し始めた。


 「ラムトラまで行けますよね?今回は変わった仕事をお願いします。報酬は20リュミオーネ

勿論現金です。」ノーラがラムトラまでの行ける事を確認した上で、報酬額を提示したロレンス。

ただリスクが伴うので、それは金の密輸が成功した場合の報酬額としての提示だった。その後

仕事の内容について、羊を連れて可能な限り無事に連れて帰る事だと説明した。当然ノーラも

高い報酬額が提示されているので、危険を伴う仕事だと認識していた。


 ロレンスは迷うノーラに、夢である服飾店のオーナーになる為に、必要な組合への登録料や

親方株の購入について話し始め、揺さぶりを掛けた。更に「真面目に仕事をして教会から

預かった羊を守れば守るほど異端の魔術を使っているのではと疑ってくる違いますか。」

ノーラが若いのに羊を守り続けているので、教会が異端の魔術を使っているのではと疑念を

抱き始め、正体を暴く為他の羊飼いの縄張りとしているルートではなく、わざと傭兵や狼がいる

危険な道を行かせようとしている、ノーラの現状を示唆。「ここの教会は豚にも劣る!」教会の

やり方を断罪したロレンス。(ノーラの心理を突いた言葉です今回はメロメロにはなっていない

決め台詞はルルーシュみたいな言い方で格好よかった。)


 「そこで私達は考えました。教会を困らせて、お金を稼いで別の街に行く。金の密輸です。」

教会を恨んでいるノーラに対し、ロレンスは金の密輸を行い、協会に復讐!お金を稼ごうと

誘った。密輸方法は厳重な検問を通過する為に、羊の腹に金を隠すやり方。そして金の買い

付けは、教会の影響下ではない異端の街ラムドラで行う。だからラムドラとリュビンハイゲンを

往来して、人通りの少ない道を知っているノーラは、密輸を成功させるには最適なのだ。


 「わかりましたお引き受けします。」ロレンスの言葉に口説き落とされたノーラ。ついに申し出

承諾した。教会に対する復讐、夢の実現の為の資金獲得。仕事を引き受けるには、十分な

条件が整っていた。それでも「私ロレンスさんの仕事でなければ、お引き受けしませんでした。」

と言うノーラ。様子を見ていたホロは、面白くなさそうに見ていた。


 ホロはノーラを利用したロレンスを「お人好し。」と言ったが、ロレンスは「皆が笑えた方が

いいんだ。」と一言言った。ついに人生を賭けた大博打である、金の密輸に挑む。果たして

結果はどうなるのか?今回は上手く行ったが前途は多難だ。レメリオ側から目つきが鋭い

リーベルトも同行します。何か企んでいるみたいですから、来週がどうなりますか?