関東大会に向けて練習を続ける室江高校剣道部。初心者の都は、使っていた竹刀がぼろぼろになり、段十郎と一緒に剣道用具店に新しい竹刀を買いに行った。そこで同じ竹刀を同時に
手にした少女が居た。名前はキャリー西川。日本に来て8年になるアメリカ人だ。キャリーも
段十郎が飼っていたアルマジロにそっくりだったので、凄く気に入り、都に段十郎を賭けた剣道の勝負を申し込んだ。翌日室江高校に乗り込んで来たキャリー。「敵」とみなす都の対決が始
まった。しかし実力差は歴然。この勝負、キャリーの圧勝に終わった。試合後段十郎に抱き付いたキャリーしかし「ミヤミヤオンリーワン!」段十郎はっきりと断り、恋の勝負は決着した。これがきっかけで都は、打倒キャリーへの闘志を燃やし、更なる練習に励み始めた。
金曜日研修出張で土・日とも剣道部の指導が出来ない虎侍。「考えた結果部活も休みと
する。しっかり休んでおけ。」練習漬けの部員達に2日間の休養を与えた。一同ほっとした表情で喜んだ。「聡莉あんた明日何するの?」都が翌日の予定を尋ねた。「はい特に何も。あっ参考書でも買いに行こうかと。」聡莉には特に予定が無かった。「あたし自主練したいから、付き
合ってよ。」いつもの脅迫めいた口調で自主練習のパートナーに、都は聡莉を指名した。(ブラック化すると、なんでも通ってしまいますね。)
「ねえ珠ちゃん明日暇?昨日父さんが仕事先から、アトラクションショーのチケット貰ったんだけど、良かったら行かない?」勇次が父親からもらった「コスモサーティーン」のヒーローショーの
チケットを手渡した。最初は乗り気ではなかった珠姫。しかし憧れのレッドブレイバーが、ゲスト出演すると聞いたら「行く!」2つ返事でOKした。紀梨乃と鞘子は「デートか!」と色めくが、勇次は珠姫にチケットを渡し「誰か誘えば!」と言った。まわりを見渡すが、どうも部員達は、皆
一応(?)用事があるので、結局勇次と行く事が決まった。(キリノとサヤは何がよしなんだ。
珠ちゃんに付き合わされる事の回避か。それとも勇次とデートに行く事なのか?)
自宅に帰った後、父親から明日友人が止まりに来ると教えられた珠姫。布団を用意し、明日のデートに備え、早く寝ようとした。しかし大好きなレッドブレイバーに生で会えるので、興奮し
すっかり眠れなくなった。(わかるわかる!そういう前の日って興奮して眠れませんよ。ただねえ
高校生がヒーローショーに行くって、やっぱり恥かしいと思いますよ普通は!)
当日は休日なので、朝から遊園地は大混雑。それでも下調べをしていた珠姫は、コスモ
サーティーンショーの場所はわかっていた。さっそくショーが始まり「いいのかな?ここに僕達が
いて?子供ばっかりだし。」観客が小さな子供ばかりで、ちょっとまずいなあと思った勇次。一方
珠姫はショーに夢中で、勇次の質問は全く耳に入らず、夢中でショーを観ていた。(珠ちゃんは
コスモサーティーンについて聞かれると、自分なりの意見を延々と語っていました。ヲタは好きな
事だと、話が止まらずに暴走する人多いですから。だからKYなんてよく言われるのかも!確かに13人もヒーロー・ヒロインがいると、緊張感無いなあ。キャラの特徴も見えなくなるし。)
コスモサーティーンショーは、戦闘員をばったばったとやっつける、お約束の展開。司会者の
青年が観客に拍手を求めたその時、デスアーマーが復活!(ショーの盛り上げ方知ってます。)
手下のデスフレンドと怪人を呼び出した。やっつけなのがバレバレな、司会者のトークと対照的にガチで「デスアーマーが復活した。」と本気でのめり込む珠姫。そこにショーのゲストレッド
ブレイバーが颯爽と登場した。(珠ちゃんブレイバーが自分の傍を通っただけで大興奮。単純だなあ。まだまだ珠ちゃんには恋愛は早いかな。ユージ君完全に置いてけぼり状態!)
レッドブレーバーとコスモワンの新旧戦隊ヒーローの夢の共演。子供達は大興奮し、珠姫も
部活の時以上にきらきらと輝きながら声援を送る。そして司会者が最前列に居た、セーラー服を着た少女に「お姉さんも応援して下さい。」と言いマイクを差し出した。「私シナイダーしか、応援しませんから。」クールに断った。(司会者のお兄さんは、断られてもちゃんと場を繋ぎました。
さすがはプロ!臨機応変に対応してますね。)ショーはデスフレンドと怪人が2大ヒーローに
倒されデスアーマーが退却し終了。その後レッドブレイバーから、映画として復活する事が
発表され、興奮しっ放しの珠姫。更にシナイダーも登場する事が決定し、驚く少女の名前は
鈴木凛。ブレードブレイバーのライバルシナイダーの大ファンだ。
その頃他の部員達は、休日にもかかわらず自主練習にやって来た。特にキャリーへのリベンジに燃えていたのは都。今まで練習した事を忘れない様に、反復練習しようとしてるのだ。段十郎に「ファイトでガッツでビクトリーだ!」と応援されても、キャリーを思い出すから完全に拒否!
(サトリンの英語の単語を忘れると同じというのは、やっぱりちょっと違うでしょ!)すると話は
デート(?)している珠姫と勇次の関係の話題に。恋人・幼馴染み・保護者・男子(?)など
上がったが、結局明確な結論は出なかった。(ユージ君も珠ちゃんもお互いはお友達ぐらいしか
思っていないと思います。デートならば彼氏をほったらかしには、普通しないでしょ。)
所変わって遊園地では、バトルヒーローの知識を競うクイズ大会に突入。商品はブレード
ブレイバーなどのグッズなので、目を輝かせる珠姫。そこにはシナイダーファンの凛も参戦。思わぬライバル関係が成立しクイズに突入した。(空気が読めない大きなお友達は自重。)クイズは子供でも容赦無く、珠姫と凛が正解を重ね、ポイントは同点で推移し一騎打ち状態!(デス
アーマーの好きな食べ物がもずくって微妙だなあ)
ちょっと引き気味の司会者は、クイズ大会を引き分けという形で終了し、バトルヒーローの
歌で勝負する事にした。「歌・・・・・・・・」珠姫は歌が苦手で怯え始めた。その様子を見た凛が
トップバッターで「シナイダーの歌」を熱唱し、会場の興奮は最高潮。得点も95点の高得点を
マークした。次は珠姫の番だが、緊張と歌が苦手な事が災いし上手く歌えず45点。結局優勝ししたのは凛。シナイダーのグッズをゲットした。
レッドブレイバーとの握手会が行われている中1人落ち込む珠姫。「珠ちゃん握手会始まっているよ。クイズ大会は引き分けだったんだから、負けじゃないよ。さあ元気を出してブレイバーと
握手をして帰ろう。」優しく慰める勇次。その時グッズを手にした凛が現れ、シナイダーグッズ以外のグッズを珠姫にプレゼントしようとした。最初は躊躇した物の、勇次に後押しされ「どうも
ありがとうございました。」と礼を言って受け取った。(撮影会まで参加した珠ちゃん。さすがの
ユージ君も引き気味。でもちゃんと楽しかったと感想を言う珠ちゃん。室江剣道部の男子は
本当に良い子ばかりですね。)
帰宅した珠姫を待っていたのは、まさかのレッドブレイバー!父親の友人というのは、映画
版ブレードーブレイバーの殺陣を担当する、小沢剣友会の代表の小沢であった。撮影の間
剣友会メンバーを泊めて欲しいと旧知の父親に頼んで来たのだ。珠姫に撮影の見学を許可した
小沢は、いつも熱心に見に来る女の子の世話を依頼した。その女の子こそクイズ大会で競い
合った凛!しかし凛は珠姫の事すっかり忘れていた。
オリジナル展開なのに、とっても面白い!凛もシナイダー好きで珠姫とは違うキャラが立って
いるし、ブレイバーを取り上げる内容は逆に良かったと思います。やっぱり凛も剣道やっている
のでしょうか。ただのシナイダーマニアって訳ではないでしょうね。